暖かい家・涼しい家の作り方

1年を通じて快適な温度で過ごせる家は、住んでからの満足度が高く居心地の良い住まいになりますので、マイホームを検討する時に『夏は涼しく、冬は暖かい家』を希望される施主さんが多いです。

そんな『夏は涼しく、冬は暖かい家』を作る時に知っておきたいポイントを何点かご紹介していきたいと思います。

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暖かい家・涼しい家の作り方

夏涼しく、冬暖かい家を作るには断熱性能が高く、気密性能も高い家である事が条件となります。この“断熱性能"と"気密性能"はどちらか一方だけが高くてもあまり意味がありません。

断熱性能が優れている家でも気密性能が低ければ、家のいたるところからすき間風が入り外気の影響を受けやすくなってしまいます。そうなると夏は暑く、冬は寒い家になります。逆もまた然りです。断熱性能と気密性能は両方の性能が優れている事で始めて役に立ちますので、この2つは必ずセットで考えるようにしましょう。

ナビ子

夏涼しく、冬暖かい家にするには高断熱・高気密の家にする必要があります。

断熱性能の上げ方

断熱性能を上げるためにチェックしておきたい主なポイントは以下3点です。

◦断熱材のグレードを上げる
◦窓を断熱仕様にする
◦玄関ドアや勝手口を断熱仕様にする

断熱材のグレードを上げる

使用される断熱材はハウスメーカー毎に決まっている事が多いので、断熱材を指定する事は難しいかもしれませんが、多くのハウスメーカーで断熱材の密度や厚みを上げるオプションが用意されています。

オプションであれば費用がかかりますが、当然高密度で厚みが増えれば増える程断熱性能は高くなります。ちなみに一般的な住宅で使用される事の多い断熱材の熱伝導率(熱の伝わりやすさを表す値。小さい方が熱が伝わりにくい)は下記の通りです。

材料の分類材料名熱伝導率
(W/mK)
無機繊維系
断熱材
グラスウール(10k)0.050
グラスウール(16k)0.045
グラスウール(24k)0.038
グラスウール(32k)0.036
高性能グラスウール(16k)0.038
高性能グラスウール(24k)0.036
吹込み用グラスウール(30K・35k)0.040
ロックウール0.038
ロックウール(フェルト)0.049
吹込み用ロックウール(25k)0.047
発砲
プラスチック系
断熱材
ビーズ法
ポリスチレンフォーム保温板
(持号~4号)
0.034~0.043
押出法
ポリスチレンフォーム保温板
(1種~3種)
0.028~.004
硬質ウレタンフォーム保温板
(1種1号~3号)
0.024~0.026
硬質ウレタンフォーム保温板
(2種1号~3号)
0.023~0.024
吹付硬質ウレタンフォーム
(現場発泡品)
0.026
ポリエチレンフォーム
(A・B)
0.038
0.042
フェノールフォーム保温板
(1種1号・2号)
0.022
0.022
フェノールフォーム保温板
(2種1号・2号)
0.036
0.034
木質繊維系
断熱材
吹込み用セルローズファイバー0.04

熱伝導率の数値で見るとフェノールフォームが1番優秀な値です。しかし断熱性能をみる上では熱の通りづらさを表す熱抵抗値(R値)で判断をした方が良いです。熱抵抗値(R値)は下記の計算式で求める事が出来ます。

熱抵抗値(R値)=材料の厚さ(m) ÷ 熱伝導率

熱抵抗値(R値)は材料の厚さに大きく関係してきます。ここで熱伝導率が1番優秀なフェノールフォームと、断熱材として1番使われている高性能グラスウール(16K)とのR値を比較してみたいと思います。

フェノールフォームは厚み40mm程度である事が多いので、厚さを40mmと仮定した時のR値をはかります。高性能グラスウール(16K)は厚み100mm程度である事も多いので厚さ100mmと仮定した時のR値です。

・フェノールフォーム(厚さ40mm)
熱抵抗値(R値)=0.04(m) ÷ 0.022 = 1.82

・高性能グラスウール16K(厚さ100mm)
熱抵抗値(R値)=0.1(m) ÷ 0.038 = 2.6

※R値は値が大きい程、熱が伝わりにくくて断熱性能が高いという事を示す。

上記の通り、熱伝導率が優秀であっても厚みで負けていれば断熱性能では劣る可能性があります。暖かい家を作るには断熱性能を高める必要がある為、使用される断熱材の種類と共に厚さも確認しておきましょう。

ナビ子

よく、「どの断熱材を使うのが1番暖かいの?」と質問される事がありますが、厚みにより断熱性能は異なるので一概には言えません。熱伝導率の高い断熱材であっても十分な厚みがあれば断熱性能は高くなります。

窓を断熱仕様にする

断熱性能を上げる時にコスパよく上げられるのが高断熱仕様の窓を採用する事です。窓などの開口部から熱が逃げたり、侵入したりする割合は天井(屋根)や外壁、床からよりも割合が高いのです。

つまり窓の断熱性能を上げる事が家全体の断熱性能を上げる事に直結します。窓の断熱性能を上げる時にチェックしておきたいポイントは主に3点です。

◦窓ガラスの種類
◦窓サッシの種類
◦スペーサーの種類

窓ガラスの種類

窓ガラスは大きく分けて4種類あります。単板ガラス→複層ガラス→Low-E複層ガラス→Low-Eトリプルガラスの順に断熱性能が良くなります。

ガラスとガラスの中空層に入れる気体は大きく分けて4種類あります。乾燥空気→アルゴンガス→クリプトンガス→真空の順に断熱性能が良くなります。

おすすめはLow-E複層ガラス(アルゴンガス入り)です。Low-Eトリプルガラスの方が断熱性能は優れていますが、寒冷地でなければオーバースペック気味です。コストも高くなってしまいます。コスパを考えるとLow-E複層ガラス(アルゴンガス入り)がおすすめです。

窓サッシの種類

窓サッシは大きく分けて4種類あります。アルミサッシ→アルミ樹脂複合サッシ→オール樹脂サッシ→木製サッシの順に断熱性能が良くなります。

おすすめはオール樹脂サッシです。断熱性能的には木製サッシの方が優れていますが木製サッシは高いです。

スペーサーの種類

スペーサーとはガラスとガラスの間のスペースをつくるためのパーツです。スペーサーは2種類あります。アルミスペーサー→樹脂スペーサーの順に断熱性能が良くなります。

おすすめは樹脂スペーサーです。

窓の数・サイズを変更するだけでも効果あり

単純に窓を設置する数を減らしたり、サイズを小さくしたりするだけでも断熱性能を上げる事が出来ます。ただし少なくしすぎると採光が不十分だったり、閉鎖感が強まったりもするので住宅メーカーと話し合って適切な数・サイズを決めていきましょう。

玄関ドアや勝手口を断熱仕様にする

玄関ドアや勝手口を断熱仕様にする事で断熱性能を高める事ができます。断熱性能を高めたい場合には玄関ドアと勝手口には熱貫流率(U値)の低い商品を選びましょう。

(熱貫流率(U値)とは熱の伝わりやすさを表す数値で、値が低ければ低いほど熱の移動を少なく抑える事が出来る=断熱性能が高い。という見方が出来ます。)

ナビ子

断熱性能を上げる時はまず窓の仕様を見直すのがコスパ的に1番良いです。

気密性能の上げ方

気密性能を上げる為にチェックすべきポイントは主に4点です。

◦窓の構造
◦玄関ドアや勝手口の構造
◦配管・コンセント周り
◦気密性能改善を行う業者を活用

窓の構造

窓は断熱性能のみならず気密性の観点から見ても重要なポイントとなります。特に気にしておきたいのが窓の構造です。日本の住宅で1番よく見かける横方向に開閉する『引き違い窓』は気密性能があまり高くありません。

気密性能を重視するならビジネスホテルなどでよく見かける『すべり出し窓』がおすすめです。もしくは欧米で一般的に使われている『開き窓』も引き違い窓よりは気密性能が高いです。

開閉しない採光のみが目的の窓であれば、1番気密性能の高い「FIX窓」を採用する事で気密性を高める事ができます。

『引き違い窓』にする必要のない箇所の窓には、こうした気密性を高めやすい窓を採用する事をおすすめします。

また、断熱性能同様に窓のサイズや設置数を少なくするだけでも気密性能を高める事ができます。

玄関ドアや勝手口の構造

玄関ドアや勝手口も、窓同様に断熱性能と気密性能に大きく関わる部分です。玄関ドアには親子ドアや片袖ドア、両袖ドア、両開きドア、引き戸などありますが気密性能で言えば片開きドアが1番気密性能を確保しやすいです。

勝手口にも注目しましょう。勝手口の通風仕様のドアは扉を閉めたままでも採風ができるので人気ではありますが気密性能に関して言えば低いです。気密性能にこだわるのであれば勝手口をつけないのが1番気密を確保しやすくなります。

ただ、そうは言っても勝手口は便利ではあるので設置を希望される施主さんも多いです。気密にこだわりつつ設置するのであればYKK APのAPW 330などのオール樹脂で通風仕様ではないドアの方が気密性を確保しやすいのでおすすめです。

配管・コンセント周り

画像:日経ホームビルダーより

上記の画像は右側だけ気密処理を施し、左側は未処理で裏側から冷風を送った時の実験画像です。2つを比較すると明確な温度差が生じている事が分かります。特に、断熱材の中で使用率の高いグラスウールなどの繊維系断熱材ではこの温度差が顕著に現れます。

上記画像はコンセント周りの画像ですが配管周りも同様です。配管・コンセント周りの1個あたりの隙間は小さくても、家全体で考えると大きな隙間となります。配管・コンセント周りの気密性能を確保する為に気密部材等を的確に使用し気密処理をきちんと行っているか確認をしておきましょう。

気密性能改善を行う業者を活用

気密性能にこだわるなら気密測定は必ずおこないましょう。気密測定を自社で行うハウスメーカーもありますが、おこなっていない会社もわりとあるので、そういう時には自分で気密測定を行う業者に依頼を出しましょう。

気密測定を行う業者の中には、測定時に隙間箇所の発見・改善までをサポートしてくれる会社もありますので気密施工に疎いハウスメーカーであればそうした業者を活用するのがおすすめです。

ハウスメーカー選びで失敗しないために

誰もがハウスメーカー選びで失敗したくないと思っていますが、残念ながら失敗や後悔をする人が後を絶ちません。失敗してしまう最大の理由は比較・検討が不十分だからです。

マイホームに限らず車や高級時計を買う時にもデザインや価格、性能などを比較するのと同じように、ハウスメーカーを選ぶ時にも各社のデザインや価格、住宅性能や設備、保証制度などを比較する必要があります。

注文住宅であれば一人一人の条件が異なるので、自分にとって最適なハウスメーカーを見つける事が大切です。この作業を面倒くさがると後々になって必ず後悔するので、先ずは無料カタログで比較する事から始めてみましょう。

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暖かい家・涼しい家にする為の断熱工法

充填断熱(内断熱)と外張り断熱(外断熱)

出典:大和ハウス工業

一般的な住宅の断熱工法は大きく分けて「充填断熱(内断熱)」と「外張り断熱(外断熱)」の2つがあります。

「充填断熱(内断熱)」と「外張り断熱(外断熱)」の違いは断熱材を入れる場所の違いです。充填断熱(内断熱)では柱と柱の間に断熱材を入れます。外張り断熱(外断熱)では柱や梁などの構造躯体の外側に張って家全体をすっぽり包む方法です。

充填断熱(内断熱)のメリット

・柱を太くすればその分、厚みのある断熱材を使用する事が出来る。
・外張り断熱に比べてコストが安い。
・断熱材が外部環境の影響を受けづらいので経年劣化を防げる。

充填断熱(内断熱)のデメリット

・筋交いやコンセント部分や配線や配管部分などで複雑な施工を要するので大工さんの腕によって断熱・気密性能に差が出やすい。
・柱と柱の間に断熱材を入れるので、柱部分は断熱材の効果を得られず柱部分とそれ以外とで断熱性能の差が出てしまう。
・柱自体や柱に使われる金物などは断熱効果が薄く、そこから内部結露が生じる可能性が外張り断熱より高い。

外張り断熱(外断熱)のメリット

・断熱材で家をすっぽりくるむ為壁内に結露が発生しにくく、柱などの構造躯体も傷みにくい。
・充填断熱に比べると施工が容易なので気密性も確保しやすい。

外張り断熱(外断熱)のデメリット

・充填断熱よりもコストが高い
・断熱材を介して外壁材を支えるため、断熱材をあまり厚くは出来ない。
・充填断熱より断熱材自体は経年劣化しやすい。


「充填断熱(内断熱)」と「外張り断熱(外断熱)」それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらの工法がより優れているとは一概に言えませんが、木造住宅の場合は8~9割充填断熱が採用されており、鉄骨住宅の場合は外張り断熱が採用されている事が多いです。

木造住宅で充填断熱が多く採用されている理由はコストを抑えやすい為です。鉄骨住宅で外張り断熱が多く採用されている理由は、鉄は木よりも熱伝導率が高いので構造躯体をすっぽり包み込む外張り断熱でないと断熱性能を確保しにくい為です。

暖かい家・涼しい家にする為のチェックポイント

暖かい家・涼しい家にするためにチェックしておきたい箇所は、充填断熱であれば柱の太さを太くすれば断熱材の厚みも増す事が出来るので比較的簡単に断熱性能を上げる事は出来ます。

注意しておきたいのは施工技術によって断熱・気密性能が損なわれる可能性がある事です。数値上の断熱性能が高くても施工不良等あれば実際の性能は低くなってしまいます。

外張り断熱であれば充填断熱よりも施工がしやすいので気密性の確保は容易です。ただし厚みに制限がでるので厚さ不足で断熱性能が低くなる可能性があります。外張り断熱で断熱材が薄い場合には注意が必要です。

天井断熱と屋根断熱

出典:Design Resort HP

家の上部の断熱方法として天井断熱と屋根断熱があります。天井断熱は仕上げ材のすぐ真上に断熱材が入っています。屋根断熱は屋根の勾配に沿って断熱材を入れています。

天井断熱のメリット

・断熱材を厚くする事が出来る。
・屋根断熱よりも断熱面積が狭くなるのでコストを抑える事が出来る。
・天井から下の空間だけで良いので冷暖房の空間が小さくなる。

天井断熱のデメリット

・小屋裏空間の活用が出来ない。
・小屋裏換気が必要
・天井を吊る材などが多くあるので施工が複雑になり性能が大工さんの上に影響を受けやすい。

屋根断熱のメリット

・小屋裏空間を活用できる。
・暑い空気の輻射熱の心配がない
・気密性を確保しやすい

屋根断熱のデメリット

・天井断熱よりもコストがかかる。
・断熱材の厚さに制限がある。
・冷暖房する空間が増える。


「天井断熱」と「屋根断熱」どちらも一長一短で、どちらが良いという事でもありません。小屋裏を活用したいと考えていれば屋根断熱、特に考えていなければ天井断熱という選択でも良いと思います。しっかりと施工されていればどちらでも然程問題はないです。

暖かい家・涼しい家にする為のチェックポイント

天井断熱の場合、夏場は小屋裏空間に熱気が溜まります。その為、適切な小屋裏換気が出来ていなければ、その熱気からの輻射熱により2階部分が暑くなってしまいます。

また温度差による結露の発生リスクも高めるので小屋裏換気が適切にされている必要があります。

屋根断熱の場合は断熱材の厚みが足りず断熱性能が低くなる可能性があります。またコストも天井断熱より高くなりがちなのでコスト面でも注意が必要です。

床断熱と基礎外断熱と基礎内断熱

出典:MITAS HP

床下の断熱方法は床断熱、基礎外断熱と基礎内断熱の3種類が一般的です。床断熱は1階の床下に断熱材を敷き詰めます。基礎断熱は基礎立ち上がり部分を断熱材で覆う工法です。

床断熱は床下空間を外部と捉え、基礎断熱では床下空間を内部と考えた断熱方法です。

床断熱のメリット

・コストが安い
・常に通気が行われておりシロアリのリスクが低い

床断熱のデメリット

・基礎断熱に比べ気密の確保が難しい
・床下から暖気・冷気が侵入する
・基礎の温度影響をうけやすい

基礎外・内断熱のメリット

・気密性が確保しやすい
・床下からの冷気がない

基礎外・内断熱のデメリット

・シロアリのリスクが高い
・完成後1~2年程はカビの発生リスクが高まる
・床断熱よりコストがかかりがち


床下の断熱方法も一長一短ではありますが、暖かい家・涼しい家を目指す場合には基礎断熱の方がやや優勢かなと思います。その理由として、断熱性も気密性も基礎断熱の方が確保をしやすいからです。

ただ、床断熱だと寒い家になるという訳ではありません。気密処理が丁寧に行われており、十分な厚みのある断熱材を使用していれば問題ありません。施工がしっかりしていればどちらでも問題ないです。

暖かい家・涼しい家にする為のチェックポイント

床断熱の場合、1番気にしておきたいのが気密性の確保です。気密性が悪いと断熱性も下がるので気密処理を丁寧に行う必要があります。

基礎断熱の場合はシロアリのリスクが高いので、きちんとした防蟻処理がされているかが重要です。また基礎コンクリートは完成後1~2年間は乾燥せず、水分を蒸発し続けます。その為、換気が不十分であればカビが発生しやすくなります。

床下の換気がきちんと行えるように施策されているか確認をしましょう。

暖かい家・涼しい家の定義

夏は涼しく、冬は暖かい家であるためには高断熱・高気密である事が絶対条件ではありますが、ではどの程度の断熱性能であれば高断熱なのか?また、どの程度の気密性能があれば高気密なのか?そのあたりを記載していきたいと思います。

高断熱・高気密は定義がない

よくハウスメーカーのHPなどに『高断熱・高気密住宅』といったPR文言をみた事があると思いますが、実は高断熱・高気密には定義がないのです。

その為、営業マンの「我が社の家は夏は涼しく冬は暖かい、高断熱・高気密の家ですよ」等のセールストークを鵜呑みにして家を建てた結果、実際の性能はそこまで高くない“なんちゃって高断熱・高気密の家"だったなんて悲しい失敗例も多くあります。

大した性能でなくても高断熱・高気密と謳えてしまう現状なので性能を判断する時には文言ではなく必ず数値で確認をするようにしましょう。

断熱性能はUA値、気密性能はC値で確認

住宅の断熱性能はUA値、気密性能はC値ではかる事ができます。UA値とは「外皮平均熱貫流率」のことで住宅の内部から床や外壁、天井や開口部などから外部へ逃げる熱量の合計を外皮面積で割った値です。

UA値=建物が損失する熱量の合計(w/k)÷外皮面積(㎡)

UA値が小さければ小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高い家である事がわかります。

C値とは「隙間相当面積」のことで建物全体の隙間面積を延床面積で割った数値です。

C値=家全体の隙間の合計(c㎡)÷延床面積(㎡)

C値が小さければ小さいほど隙間が無く、気密性能が高い家である事がわかります。

以上の事を踏まえて下記をご覧ください。

A社:『高性能断熱材で真冬でもポカポカ住宅!』
B社:『裸足でも快適に過ごせるあたたかいお家!』
C社:『W断熱で夏でも冬でも1年中快適ハウス!』

上記のような文言だけでは、どの会社が1番断熱・気密性能に優れているのか分かりません。では、下記の場合ではどうでしょうか?

A社:(UA値:0.8/C値:1.0)
B社:(UA値:0.3/C値:0.3)
C社:(UA値:0.6/C値:1.2)

それぞれUA値、C値に置き換えれば3社の中でB社の家が1番断熱・気密性能に優れているという事が分かります。断熱・気密性能を判断する時には書かれている文言ではなくUA値やC値を確認するようにしましょう。

目指すUA値

暖かい家・涼しい家を作るときに目指したいUA値を決めるためにH25省エネ基準、ZEH基準、HEAT20 G1基準、HEAT20 G2基準、HEAT20 G3基準のUA値を参考にしたいと思います。

UA値

地域区分1234567
H25省エネ基準0.460.460.560.750.870.870.87
ZEH基準0.40.40.50.60.60.60.6
HEAT20 G1基準0.340.340.380.460.480.560.56
HEAT20 G2基準0.280.280.280.340.340.460.46
HEAT20 G3基準0.20.20.20.230.230.260.26
地域区分表

夏涼しく、冬暖かい家を作るならZEH基準を満たすUA値を目指したいところです。数値は地域により異なりますが東京・大阪の該当する6地域であればUA値 0.6以下です。

ZEH基準を目指す理由

H25省エネ基準は平成25年(2013年)に定められた指標で今では基準が古すぎます。設定もゆるゆるで、"省エネ基準"という名前がついていますが、この基準を満たしてもさほど省エネ住宅にはなりません。

H25省エネ基準は本来であれば2020年に義務化される予定でした。(義務化は見送られました。)つまり、義務化されていればこの基準を満たしていないと建てる事すら出来ないという最低限の基準だという事です。この基準を満たしても暖かい家というには物足りません。

ちなみに、ハウスメーカーのHPなどで『断熱等級4の最高等級!!』等とよく書かれていますがH25省エネ基準を満たしていれば断熱等級4を取得する事ができます。『最高等級』と聞くと何だか凄そうに見えますが実際はそこまで凄い数値ではありません。

暖かい家にするにはH25省エネ基準よりも上の基準を目指すべきです。では、ZEH基準よりも厳しいHEAT20基準を目指すのはどうなのか?という所ですが、もちろん断熱性能だけを考えるのであればHEAT20基準を満たしていれば何も問題ありません。

ただ問題なのがコストです。断熱性能を上げれば上げる程コストも上がるのでコスト面も考慮した時にいい感じで落ち着くのがZEH基準を満たしたUA値という事です。

目指すC値

暖かい家・涼しい家を作るときに目指したいC値はUA値のように指標となる基準が今はありません。平成11年(1999年)に改正された省エネ基準にはC値の基準となる指標があったのですが平成25年(2013年)に省エネ基準を改正・強化された時にC値の項目は削除されてしまいました。

ちなみに平成25年(2013年)まで使われていたC値の基準となる指標は下図とおりです。

地域区分1234567
次世代省エネ基準22555
地域区分表

この基準値はかなり古く、今の時代には全く適していません。たまに、この2013年まで使われていた指標を指して『気密性能の基準値を大幅にクリア』等と謳っているハウスメーカーもあるので気を付けましょう。

これから家づくりをおこなうのであればC値は0.7以下を目指したいところです。

C値 0.7以下を目指す理由

気密性能は住宅の換気能力とも大きく関わってきます。穴の開いたストローでは、外から空気が入ってきてしまい上手に吸えないのと同様に、気密性能が悪く隙間の多い家では計画換気が上手に行えません。

それを分かりやすく示しているのが下図で、第三種換気システム稼働時の気密性能と隙間からの給気量の関係を表しています。

C値=(相当隙間面積)が1.0(c㎡/㎡)の場合、自然給気口からは50%の給気しか出来ていません。残りの50%は家のスキマから侵入している事になります。C値が悪くなればなるほど給気口から給気量は下がり、スキマからの流入が増えてきます。

ちなみに第一種換気システムでも同じような事が言えます。下図は第一種換気システム稼働時の気密性能と風・温度差との関係を表した図です。

必要換気量(※)が0.5回/hの時、C値1.0であれば総漏気量(風速2.5m~3m/秒の時)は0.22回/hとなっています。(漏気とはスキマから不規則に出入りする風の事)

(※)
必要換気量とは室内の空気を衛生的に保つために、必要最低限換気しなければならない空気の量のこと。4人家族を想定した平均的な戸建て住宅の場合で0.5回/時程度の換気が必要となる。

つまり、必要換気量0.5回/hの内0.22回/h(必要換気量の44%)がスキマから侵入した風という事です。第三種換気システムと同様にC値が悪くなればなるほど総漏気量は増えていきます。

このようにC値が1.0以上になると給気口以外、家のスキマからの風の侵入が増えてしまいます。給気口には通常、砂塵やチリやホコリ、花粉やPM2.5などを除去するフィルターが設置されていますが、給気口を通らない風が侵入する事で、汚い空気が室内に流れこみます。

こうした汚れた空気が常日頃から室内に流れ込む事が原因でシックハウス症候群やアレルギーを発症してしまう人もいます。またカビ菌やウイルスも取り入れてしまうのでカビの発生リスクが高まったり、侵入したウイルスで体調を崩したりもします。

更に、スキマから入った空気は壁のなかを走り天井や床を流れる事もあります。大量のスキマ風が壁内をめぐると、室内との温度差で結露が発生しやすい環境となり住宅の寿命を縮める原因にもなります。

気密性能(C値)が悪くなると計画換気が上手に行えず、その結果住んでいる人にも家にも悪影響を及ぼします。その為、C値は最低でも1.0以下が望ましいのですが、C値は経年劣化の影響を受けやすい事も考慮しておかないといけません。新築時にC値が1.0であっても10年後には悪くなっている可能性が高いです。

その為、経年劣化も考慮すると新築時に目指したいC値は0.7以下となります。10年後に建て替えを予定していたり、長く住む予定でない方であればC値1.0以下を目指す考え方でも良いと思います。

ナビ子

夏涼しく、冬暖かい家にするならUA値はZEH基準を満たす値。C値は0.7以下を目指しましょう。

住宅性能や設備、デザインや間取り、保証制度などは必ずカタログスペックで確認を

耐震性能や気密・断熱性能などの住宅性能。キッチンや浴室、トイレなどで使われる住宅設備の機能や見た目やカラー。外観・内装のデザイン。各社人気の間取り、保証制度など大切な事は必ずカタログで確認をしましょう。

HPには書かれていなかったり、情報が古かったりします。特にC値・UA値はHPに書かれていない事が多いです。その点、カタログにはハウスメーカーを選ぶために必要な情報がバッチリ載っています。

特に外観デザインや内装のデザイン、キッチンや浴室の見た目などは実際の画像を見ない事には分からないと思いますが、カタログであれば写真付きで載っていますので、生活を送る具体的なイメージが湧いてきます。

その為、ハウスメーカーを選ぶ時には必ず最新カタログを取り寄せカタログに載ってある情報で比較検討をするようにしましょう。

\各社のカタログを眺めるだけでも楽しいですよ/

本当に暖かい家・涼しい家になってるか確認する方法

断熱性能(UA値)を確認する方法

UA値は家の仕様がまとまったタイミングで計算により求める事が出来ます。仕様がまとまった時にハウスメーカーに「UA値を教えて下さい」と言えば算出してくれます。

ハウスメーカーによってはUA値の算出に別途費用が必要になる会社もあるので事前に確認をしておきましょう。ちなみにUa値は計算により求められる理論値です。万が一、施工不良等があれば数値よりも悪い性能で家が建つ可能性もあるので注意が必要です。

気密性能(C値)を確認する方法

C値は専用の機器を使い、断熱・気密工事が終わった後か竣工後に行います。実際に現場で測る実測値となります。その為、UA値とは違い家を建てる前段階ではC値はわかりません。

C値に関してもハウスメーカーに言えば手配をしてくれますが、気密測定をやっていないハウスメーカーも多いので断られるパターンも割とあります。そんな時は自分で気密測定業者に直接依頼を出しましょう。

気密測定1回の費用相場は5万円~10万円程度かかります。

気密測定をするタイミング

気密測定を行うタイミングは主に2回あります。1回目は断熱・気密工事が終わった後(まだお家は完成していません。)2回目は竣工後(お家の完成後)です。

より安心感と確実性を求めるなら両方のタイミングで2回行う事です。ただし1回の測定につき5万円~10万円程度の費用がかかるので「出来れば1回に抑えたい」という方は、断熱・気密工事が終わったタイミングで測定を行う事をおすすめします。

理由は、そのタイミングであればC値が悪かった時に気密処理の弱いところを特定し、気密性向上のための施工がわりと簡単に行えるからです。竣工後の測定よりもC値の改善、手直しがしやすいのです。

気密測定の結果C値が悪ければ改善をしてもらう事は事前にハウスメーカーと交渉をしておきましょう。出来れば契約の条件に入れておいた方が良いです。

夏涼しく、冬暖かい家を得意とするハウスメーカー

夏涼しく冬暖かい家=高断熱高気密住宅を得意としているハウスメーカーを何社かご紹介したいと思います。

社名UA値
(W/㎡・K)
C値
(c㎡/㎡)
参照元
FPの家0.430.44公式HP
UA値・C値
R+house0.460.34PDF資料
UA値・C値
To Casa0.30.3公式HP
UA値・C値
アイフルホーム0.30.54公式HP
UA値・C値
アエラホーム0.390.47公式HP
UA値・C値
イノスグループ0.560.3公式HP
UA値C値
ウェルネストホーム0.280.2公式HP
UA値C値
ウッディ伊藤0.22~0.340.1~0.3公式HP
UA値・C値
オートリホーム0.560.7公式HP
UA値・C値
カネカのお家0.280.2支店・加盟店HP
UA値・C値
サイエンスホーム0.46以下0.7以下支店・加盟店HP
UA値・C値
サンコーホーム0.280.5公式HP
UA値・C値
ジブンハウス0.460.2支店・加盟店HP
UA値・C値
スウェーデンハウス0.360.64公式HP
UA値・C値
セルコホーム0.370.492公式HP
UA値・C値
トヨタウッドユーホーム0.340.8公式HP
UA値・C値
フィアスホーム0.380.32支店・加盟店HP
UA値・C値
メープルホーム0.460.3公式HP
UA値C値
ヤマト住建0.271.0以下公式HP
UA値・C値
ユートピア建設0.430.13公式HP
UA値・C値
ユニバーサルホーム0.340.4公式HP
UA値・C値
一条工務店0.250.59公式HP
UA値C値
九州八重洲0.260.6公式HP
UA値・C値
建成ホーム0.30.27公式HP
UA値・C値
住ま居る0.30.5公式HP
UA値・C値
小嶋工務店0.560.3公式HP
UA値・C値
小林住宅0.290.15公式HP
UA値・C値
真柄工務店0.460.5公式HP
UA値・C値
石井工務店0.420.33公式HP
UA値C値
大共ホーム0.150.2公式HP
UA値C値
大庭工務店0.460.5以下公式HP
UA値・C値
第一住宅0.460.5公式HP
UA値・C値
土屋ホーム0.240.38公式HP
UA値・C値
馬渡ホーム0.260.29公式HP
UA値・C値
福岡工務店0.430.08公式HP
UA値・C値
北洲ハウジング0.310.65公式HP
UA値C値

※UA値とC値の参照元が支店・加盟店を含む公式HPや公式が出したPDF資料に記載のあるハウスメーカーのみをピックアップ。

全国のハウスメーカーおよび工務店を把握している訳ではないので上記に名前がなくてもUA値、C値が優れた住宅会社は沢山あります。建築を予定している地域でUA値、C値の優れた夏涼しく、冬暖かい家を得意とする住宅会社が他にないかは下記よりお探し下さい。

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暖かい家・涼しい家をつくるメリット

夏は涼しく、冬暖かい家は1年を通じて快適に暮らす事ができる分かりやすいメリットがありますが、他にも高断熱・高気密の家が享受できるメリットがありますのでご紹介しておきます。

冷暖房費を抑える事が出来る

高断熱・高気密の家は外気の影響をうけずらく、また室内の空気が漏れたり、外気も侵入しにくいので冷暖房効率がアップし光熱費の節約が期待できます。

オプションで高断熱仕様にし、建築費用がアップしたとしても建ててからの光熱費の節約で建築費用のアップ分はペイ出来る可能性もあります。

ヒートショックリスクの低減

ヒートショックとは急激な温度変化によって血圧が乱高下したり脈拍が変動する現象のことを言います。血圧の変動は心臓に負担をかけるので、心筋梗塞や脳卒中に繋がる危険性があります。

夏涼しく、冬暖かい家であれば部屋毎の温度差が少なくなるのでヒートショックのリスクが低減されます。

換気効率が良い

上記で記載した"C値 0.7以下を目指す理由"にも書いている通り高気密の家であれば計画的に換気が行えます。すき間から侵入する空気でなく、吸気口からきちんと空気を取り込めていれば室内は常に綺麗な空気で満たされます。

健康に害を与えるシックハウス症候群になるリスクも低くなります。

結露がおきにくい

断熱性が低いと外気の影響をうけやすくなるので結露も発生しやすくなりますが、高断熱の家は外気の影響をうけずらいです。また換気も上手に行えているので結露が発生しにくい住環境が整います。

結露はダニやカビの原因にもなり、それが家の寿命を縮める事にもなるので結露を防ぐ事は家の寿命を伸ばすことにも繋がります。

遮音・防音効果が高い

高気密の家は隙間が少ないので外の騒音が室内に入りにくいです。道路に面した家など、外の音が気になる場所に建てる時には高気密にする事で騒音を防ぐ事ができます。

また室内の音が外にでる事も防いでくれるので小さいお子さんやペットを飼育しているご家庭にも大きなメリットとなります。

室内干しでよく乾く

高断熱・高気密の家は外から無駄な湿気の流入が少なく、全館空調やエアコンの使用で室内が乾燥しがちです。その為、洗濯物の乾きが早いです。室内の空気もキレイなので安心して干す事ができます。

特に、外にあまり干したくない花粉の時期や梅雨時期などは大きなメリットとなります。

暖かい家・涼しい家をつくるデメリット

夏涼しく、冬暖かい家でも幾つかのデメリットはありますので、メリットとあわせてご紹介しておきます。

コストがかさむ

高断熱の家と高断熱でない家とでは当然、高断熱仕様の家の方がコストがかかります。どの位の金額がかかるかは仕様やハウスメーカーによって異なるので何とも言えませんが、メリットであげたように高断熱・高気密の家は光熱費を抑える事ができるので幾らかはペイできます。

また今後永く快適に暮らせるという大きなメリットを得られるので多少のコストアップには目をつぶれるという施主さんが多いです。

暖房器具に制限がかかる

高気密の家はすき間が少ないので自然風による自然換気はあまり期待できません。その為、燃焼に使った排気を室内に放出する石油ストーブは一酸化炭素中毒になる危険性が高いので使用しない方が良いでしょう。

その他、石油ファンヒーターやガスストーブ、ガスファンヒーターも同様の理由で使用は避けた方が良いです。制限はかかりますが、高気密・高断熱の家であればエアコンだけで十分暖かいです。

過乾燥になりやすい

乾燥しやすい事はメリットにも上げましたが、冬場などは過乾燥になりデメリットとなります。ただ加湿器を用意すれば簡単に解決できます。

換気システムの定期的な掃除・メンテナンスは必須

高気密の家はすきま風からの自然換気が少ないので換気システムが故障した時には換気が不十分になります。結露、カビ・ダニの発生リスクの抑制も換気が上手に行えている事が前提となっているので。換気が上手に出来ていなければリスクが一気に上がります。

その為、高気密でない家と比べると換気システムが故障した時のリスクが高いです。そうならないように換気システムの定期的なメンテナンス、フィルターの掃除や交換などは忘れずにおこなう必要があります。

まとめ

暖かい家・涼しい家の作り方や断熱・気密性能の上げ方、夏涼しく冬暖かい家のメリット・デメリットなどをご紹介してきましたが如何だったでしょうか。

高断熱・高気密の家は1年を通じて快適に過ごせるだけではなく、ヒートショックのリスク軽減で高齢世帯にも、遮音・防音性の高さから子育て世帯にも嬉しい住宅です。

今後ますます断熱性と気密性を重視する施主さんが増えてくると思いますが、住宅には他にも耐震性能や耐火性・耐久性などチェックしておきたい性能があります。

性能以外にも価格は当然の事、外観や内装のデザイン、使用される住宅設備や保証内容など確認すべき点は多くあります。1つの性能だけでハウスメーカーを決めるのではなく、総合的に判断をして自分に合ったハウスメーカーを探し出す事が注文住宅で失敗しない為に1番重要な事です。比較・検討をする時間は十分にとって家づくり計画を楽しんですすめていきましょう。

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この記事を書いた人
管理人
管理人

資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。