タマホームで後悔しがちなポイントと対策
タマホームは「良質低価格住宅」として人気のハウスメーカーですが、残念ながらタマホームで建てた事を後悔している施主さんも少なからずいます。この記事ではこれから家づくりを行う方が後悔をしない為に抑えておきたいポイントや知っておきたいタマホームでありがちな後悔ポイントなどをご紹介したいと思います。
タマホームに限らず、注文住宅で家を建てる時に後悔しない為のポイントとも重なる部分がありますので、家づくりを計画されている方全般におすすめの記事となっています。
タマホームは僕も気になっているハウスメーカーだからどういった点に気を付けておけば良いのか知りたいな。
了解しました。タマホームで建てた施主さんのリアルな後悔談などを参考にどういった点に気を付ければ良いのかご紹介していきたいと思います。
タマホームの後悔談
タマホームで建てられた施主さんによるリアルな後悔談です。
去年タマホームで建てました。とにかく営業がダメダメでした。「次回の打ち合わせまでに○○をしておいて下さい。」とお願いをしても間に合わない。事前に間に合わない連絡も無い。何か伝えても忘れる。しまいには「本当に言いましたか?」等、こちらを疑う発言もチラホラ。終始誠意を感じられない態度で本当に腹が立ちました。
ある重要な書類を間違った住所で申請を出されて、それを変更するのにものすごく苦労しました。私の担当はある支店の店長だったのですが、店長にも関わらず対応は最悪…確認して連絡します。と言われ1ヵ月音沙汰がない事なんて当たり前。その後も放置され続け、結局その店長は異動。代わりにきた人に引き継ぎもしておらず状況が分からないと言われる始末。結局、変更するのに1年。かかった費用はすべて自腹という最悪な思い出です。
タマホームも一応検討段階には入れていたのですが営業が他社を悪く言うばかり。その営業の上司という方もタマホームの良い所を紹介するではなく、とにかく他社を悪く言って評価を落とし相対的にタマホームを良く見せるという営業の姿勢に嫌気がさして辞めました。
正直後悔でいっぱいです。本契約前の見積もりで金額を5回も間違えられる。(こっちが指摘して初めて気づく)ローンを組んだ後に地盤改良で150万円かかる事が発覚。地盤調査の結果は翌日には出ますとか言っておいて2週間待たされ、着工も伸びました。まだ引き渡しまで終わっていませんが、随所で仕事が杜撰だと感じられるので心配です。
タマホームで建てて6年が経ちます。他のハウスメーカーで建てた友人と比較をしても我が家の方が家の不具合が多く、手直しや取り替えが多いです。いくら安くても建ててからお金がかかるんだったら始めから数百万円プラスしてでも他のハウスメーカーにすれば良かったと後悔しています。
建てる前も営業や現場監督ともめたが、建てた後のアフターメンテナンスに関しても対応が悪い。契約してしまえばこっちの物感が凄く伝わってきます。その支店だけがそうなのか、会社ぐるみでそういう教育をしているのか分かりませんが知人におすすめ出来るハウスメーカーではありません。
親戚がタマホームで建てて良かったと言っていたので私たちもタマホームで家を建てたのですが、全然良くないです。営業がよくウソをつくし、完成した図面と施工が違う施工ミスも何度か。指摘をしても営業も現場の人も「うちは悪くない」という同じような姿勢。タマホームは謝ったら負けという教育でもしてるの?と思うほど。支店や担当者によって当たり外れが多いハウスメーカーなんだと思います。
タマホームでありがちな後悔事例TOP5
タマホームと契約をしてどういった事で後悔をする事が多いのか。施主さんによるリアルな後悔談から判断をした当サイト調べのTOP5は下記の通りです。
5位:住宅性能に対する後悔
住宅性能に対する後悔や不満が第5位です。住宅性能の中でも気密・断熱性能の高い家は満足度も高い傾向にありますが、タマホームでは下記のような後悔の声が見られました。
冬は寒く夏は暑いです。冷暖房代がけっこうかかります。生涯の電気代、そして快適性を考えるともっとお金を出して気密や断熱にこだわった家にすれば良かったと後悔しています。
一条工務店で建てた友人の家に遊びにいったが床暖房が良すぎた。うちはタマホームで床暖房はなし。今更だが床暖房を入れれば良かったと後悔。あと断熱に大切なのは窓。窓も複合ではなくオール樹脂にすれば良かったと後悔。
住宅性能の中で耐震性能を気にされる方が多いですが、耐震性能を実感できる機会はあまりないので気密・断熱性能に関わりの深い室温に対して不満を抱えている声が多かったです。
4位:施工に対する後悔
外壁やコーキングが剥がれている床鳴りがなる。建具の取り付けが悪い。クロスが剥がれている、等といった施工に対する不満や後悔が第4位です。
タマホームで建てて6年が経ちましたが外壁がちらほら剥がれてきています。剥がれている外壁周りのコーキングはあきらかに劣化しており縮みひび割れを起こしています。外壁が6年ちょっとで剥がれるって…施工が雑な証拠じゃないですか?
希望していたクロスとは色の違うクロスが貼られていたり、ドアの色が違ったり、その他建具や照明の発注ミスも。直ぐに指摘をして変えて貰いましたがミスした事に対する謝罪は無し。今度は住み始めて1年も経たない内にクロスの剥がれ、建具の取り付けが悪く異音発生など…もう少し丁寧な仕事をして欲しいものです。こういった所がローコストハウスメーカーの代償なんですかね。
その他にも収納棚の金具が上下逆さについていたり、コンセントが違う位置に取り付けられていたりと施工の雑さに対して不満や後悔を声をあげている施主さんが多くいました。
3位:金額に対する後悔
金額に対する後悔が第3位です。ありがちな後悔ポイントは当初の見積額と最終見積もり額が全然違う額。という点です。
始めに提案を受けた家の仕様と間取りで○○○万円だったのでタマホームと契約をしたが、打ち合わせを重ねるたびに追加費用が発生して、最終的には当初の予定の1.5倍位まで膨らみました。
最初は結構安い金額を提示して客をその気にさせる。客側からすれば他のハウスメーカーでは無理だった条件で希望の家が建てられるのでタマホームに興味を持つが、結局当初の金額では無理だという事が徐々に判明。タマホームは最初からその金額では無理と分かっているはずなのに、そういう手法で客をとっている事が気に食わない。
このような後悔の声が多いです。他にも地盤改良費の概算がまったくあてにならなかった。等、金額に対しての不満の声が多かったです。
2位:保証・アフターメンテナンスへの後悔
保証・アフターメンテンナスに対する後悔が第2位です。定期点検やアフターメンテナンスの対応に不満を抱えている声が多かったです。
タマホームって引き渡し後が最悪だね。定期点検はこっちから連絡しないと来ないし、連絡して折り返しします、と言われ1週間放置されるし、定期点検も本当にちゃんと見てくれてる?と不安になる。実際、定期点検直後に不具合を自力で発見した事もあるし、対応がよくないから信用が出来ないんだよね。
タマホームの補修や修理には安い職人さんを派遣してくるの?態度悪いし、直りました。と言って帰っていったが直ぐまた元通り。その旨を先方に伝えて「きちんと直っていないので再度見に来て欲しい」と伝えたのですが結局来ないままです。
他には、無償点検の10年間が終わるタイミングで有償工事をすれば保証期間を延長する事ができるがその有償工事が高いとの不満の声もありました。防水工事(80万円)防蟻工事(20万円)オプションで塗装工事(100万円)その他改修工事(100万円)
1位:営業担当や現場監督への後悔
営業や現場監督への不満や後悔を口にしている事が第1位です。2位、3位に比べると営業担当や現場監督への不満は圧倒的に多い印象です。こちらの具体例は上記のリアルな後悔談にも複数載せていますので割愛します。
ローコスト住宅メーカーでありがりなのですが一人の営業が自分のキャパを超えて複数の案件を同時に抱えているという事があります。そうなると1人のお客様に対して避ける時間も限られてくるので、どうしても不誠実な対応になったり、連絡が遅れたりする事が起こり得ます。
営業担当者との相性や、その方が仕事の出来る方なのかどうかはハウスメーカーを決める上でも大切な要素の1つになるので慎重に見極める必要があります。見極め方の参考は後述しておきます。
誰もがハウスメーカー選びで失敗したくないと思っていますが、残念ながら失敗や後悔をする人が後を絶ちません。失敗してしまう最大の理由は最初の段階で比較・検討が不十分だからです。
マイホームに限らず車や高級家電を買う時にもデザインの差や価格の差、性能の差などを比較するのと同様にハウスメーカーを選ぶ時にも各社の特徴や性能、価格や保証制度や設備等を比較する必要があります。
注文住宅では一人一人の条件が違うので自分に合ったハウスメーカーを見つける事が大切です。その為に複数社のカタログを取り寄せ比較・検討を行いましょう。この作業を面倒くさがると後になって後悔します。先ずはパパッと一括で集めてしまうのが効率的です。
タマホームで後悔しない為の対策
タマホームで後悔をしない為に抑えておきたいポイントや対策は何もタマホームに限った話ではありません。他のハウスメーカーでも同様の事が言えますので、言うなれば注文住宅で後悔をしない為に抑えておきたいポイントや対策とも言えます。
住宅性能を確認
希望をする商品の住宅性能を確認しましょう。タマホームは、ほぼ全商品標準仕様で長期優良住宅の認定基準に適合しています。(木麗な家シリーズのみオプションで仕様変更する必要あり)
・耐震等級(等級3)
・断熱等性能等級(等級4)
・劣化対策(等級3)
・維持管理対策(等級3)
住宅の断熱性能を示す断熱等性能等級に関しては等級の数字よりもC値、UA値で確認をした方が良いです。C値とは気密性能。UA値とは断熱性能を図る指標です。断熱性能は気密性能とセットで確認をしておきましょう。
タマホームのC値、UA値に関しては下記の記事で詳しく書いていますので気になる方はご覧下さい。
断熱性能で特にチェックしておきたいのが"窓"です。冬は約50%の熱が「窓」から逃げており、夏は約70%の熱が「窓」から侵入しています。天井や壁、床などに比べると窓の方が断熱性能が低いので、その窓から熱が出入りします。
つまり窓の断熱性能を上げる事が家全体の断熱性能を上げる事に直結します。その窓の断熱性能を確認する時にチェックするポイントは下記の3点です。
窓サッシの種類
窓サッシは大きく4種類に分ける事が出来ます。アルミサッシ→アルミ樹脂複合サッシ→オール樹脂サッシ→木製サッシの順に断熱性能が良くなります。
高い断熱性を希望するなら窓サッシはオール樹脂サッシがおすすめです。木製サッシも断熱性能的には問題ありませんが、未だ普及率が低いので導入費用が割高です。
窓ガラスの種類
窓ガラスは大きく4種類に分ける事が出来ます。単板ガラス→複層ガラス→Low-E複層ガラス→Low-Eトリプルガラスの順に断熱性能が良くなります。
ガラスとガラスの中空層に入れる気体は大きく3種類に分ける事が出来ます。乾燥空気→アルゴンガス→クリプトンガスの順に断熱性能が良くなります。
高い断熱性を希望するなら窓ガラスはLow-E複層ガラス(アルゴンガス入り)がおすすめです。Low-Eトリプルガラスの方が断熱性能は優れていますが、窓サッシの時と同様で導入費用が割高です。その為、Low-Eトリプルガラスは予算的に余裕があるか寒冷地にお住いの場合に検討する形で良いと思います。
スペーサーの種類
スペーサーとはガラスとガラスの間のスペースをつくるためのパーツの事です。スペーサーは2種類あります。アルミスペーサー→樹脂スペーサーの順に断熱性能が良くなります。
スペーサーは樹脂スペーサーがおすすめです。
他には外壁材や屋根材、コーキング剤など外観に関する部分に使われる資材の耐用年数とメンテナンス費用なども併せて確認しておくと良いです。
施工精度を確認
施工精度は施主側から判断をするのが分かりにくい部分でもありますので慎重に確認をおこないましょう。何点か施主側で施工精度を確認できる方法をご紹介したいと思います。
C値を確認
気密性能を示すC値は現場で専用の機器を用いて測る実測値です。職人さんの腕に左右されやすい性能です。その為C値の優れている会社は現場の施工精度も高い事が分かります。
過去に建てた住宅の平均C値などを尋ねてみると良いでしょう。C値を質問した時に返答をはぐらかすハウスメーカーは気密性能に自信の無いハウスメーカーである可能性が高いので注意が必要です。
技術的有資格者の存在
一級建築士や一級建築施工管理技士などの資格を持った技術スタッフの有無や在籍数を確認してみましょう。
第三者検査を利用する
第三者検査とは後々隠れて見えなくなる部分や各工程に瑕疵(欠陥や問題)が起きないか、また設定されている性能に達しているかをハウスメーカーと関わりのない第三者が検査をする事です。
施工不良が起きないようにするには建築現場に足繫く通って施主自らチェックする事が大切。なんて言う方もいますが、仕事しながら足繁く通う事は難しいですよね。それに現場に行っても素人目から見て、どの施工が良くて何が悪いかなんて判断も難しいと思います。
なので費用はかかってしまいますが施工に不安を抱えている施主さんは第三者検査を利用するのがおすすめです。施主さんに変わり専門家が厳しくチェックしてくれるので安心出来ます。
おすすめの第三者検査は住宅性能表示制度を利用してチェックをしてもらうかホームインスペクター(住宅診断士)にホームインスペクション(住宅診断)をしてもらうかです。
・『住宅性能表示制度を利用』
住宅性能表示制度とは消費者の利便性を考え、住宅性能を等級や数値で簡単に確認が出来るようにした制度の事です。住宅性能表示制度の評価項目は下記の通りです。
評価される分野 | 主な評価内容 | 等級 | 必須 |
---|---|---|---|
①.構造の安定 | 地震・風・積雪に対しての 建物の強さを評価 | 耐震等級、 耐風等級、耐積雪等級 | ○ |
②.火災時の安全 | 火災の早期発見のしやすさ、 外部からの延焼に対する耐火性を評価 | 耐火等級 | |
③.劣化の軽減 | 柱や土台の劣化の進行を遅らせるための対策を評価 | 劣化対策等級 | ○ |
④.維持管理・更新への配慮 | 排水管・水道管・ガス管の 点検・清掃・修繕のしやすさを評価 | 維持管理対策等級 | ○ |
⑤.温熱環境 | 建物の冷暖房を効率的に行う為の 断熱などの省エネ対策を評価 | 断熱等性能等級、 一次エネルギー消費量等級 | ○ |
⑥.空気環境 | 室内への有害物質の発散量、換気対策を評価 | – | |
⑦.光・視環境 | 室内の明るさを、部屋の広さに対する 窓の大きさの割合で表示 | – | |
⑧.音環境 | 開口部の遮音性能や、共同住宅の 上下又は隣接する住戸への音の伝わりにくさを評価 | 透過損失等級 | |
⑨.高齢者への配慮 | 高齢者や子供が暮らしやすいよう、 バリアフリーの程度を評価 | 高齢者等配慮対策等級 | |
⑩.防犯 | 犯罪者が住宅に侵入しないよう、 開口部に対策がとられているかを評価 | – |
住宅性能表示制度を利用すれば国から認定を受けた第三者評価機関が住宅性能を評価・チェックします。住宅性能評価は2段階に分けて行われ、1つ目は設計段階で設計図面をもとに住宅性能を評価する「設計性能評価」。2つ目は建設段階で現場チェックを行い住宅性能を評価する「建設性能評価」です。
2段階目の「建設性能評価」では評価機関が建築現場に計4回(基礎の配筋工事完了時、構造躯体の工事完了時、内装下張り工事の直前、竣工時)訪れ正しく施工が出来ているかを確認してくれます。
住宅性能表示制度を利用する事で別途費用(10万円~20万円程度)はかかってしまいますが、第三者の専門家の目で施工をチェックして貰えるので施主は安心できると思います。第三者の目による現場チェック以外にも以下のようなメリットがあります。
・万が一トラブルが起きても専門機関(指定住宅紛争処理機関)が対応をしてくれる。
・住宅ローンの金利優遇や保険料の割引が適用される場合がある。
施主に分かりにくいので不安になる施工部分に関して安心が出来る制度なので、2000年4月の制度開始以降年々利用者の割合は増えており今後もますます増えていく事が予想されます。
・『ホームインスペクター(住宅診断士)にホームインスペクション(住宅診断)を依頼』
ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行なう専門業務を指します。
日本ホームインスペクターズ協会
費用は会社により様々ですがだいたい5万円~10万円程度が相場です。ホームインスペクションを利用する上での注意点は資格の制限がなく誰でもホームインスペクション(住宅診断)をする事が可能な点です。
その為、ホームインスペクター(住宅診断士)は最低でも建築士の資格を保有する方に担当してもらうのが良いでしょう。
金額を確認
当初聞いていた金額と全然違う!なんて事がないように契約の前に詳細まで確認をとりましょう。どこまでが標準仕様で何がオプション扱いなのか。オプションを採用する場合には幾ら追加でかかるのか?
契約後に追加でかかる費用が発生しないのか?発生するとしたらそれが何で、だいたい幾ら位になるのか?そうした点も踏まえて見積もりを出して貰いましょう。
契約後の追加費用の多くは施主とハウスメーカーとの認識の違いやコンセントの数や棚が増えた、コンセントの台数追加、壁紙や内装のグレードUP等、細かい箇所の検討不足である事が多いです。
図面をチェックして打ち合わせも何度も行い、細かい所も検討をし施主とハウスメーカー側の認識を合わせる事が大切です。あの手この手で契約を急かすハウスメーカーもありますが、決して”とりあえず”で契約は行わず、最終的に発生する費用を擦り合わせて慎重に確認をし、詳細な内訳までかかれた見積書を出して貰いましょう。
合い見積もりを行う
金額を確認する時には合い見積もりも必ず行いましょう。合い見積もりをする理由は適正価格を知る為です。見積もりを出して貰う会社が1社だけだと提示された金額が高いのか、それとも安いのか判断が難しいです。
同じ条件で複数社から見積もりを貰う事で適正価格を知る事が出来ます。また他社の見積書は値引き交渉の時に使える事もあるので合い見積もりは必ず行うようにしましょう。
保証・アフターメンテナンスを確認
保証・アフターメンテンナンスの期間や回数などは会社毎に異なりますので必ず詳細まで確認をする事が大切です。特にタマホームもそうですがローコスト住宅を得意としているハウスメーカーは価格が高めのハウスメーカー(住友林業や三井ホームなど)と比べ、保証・アフターメンテナンス、サポート部分の内容が劣る可能性が高いです。
10年以降の保証内容を確認する
「住宅品質確保促進法」(通称:品確法)という法律で、販売者は新築住宅の引き渡し後10年間は瑕疵担保責任を負う必要があります。つまり引き渡し後10年間の瑕疵保証はどのハウスメーカーでも必ずついてる保証です。
重要なのは10年以降の保証です。ローコスト住宅では法律で決められた最低限の保証しかないハウスメーカーも多いです。タマホームの場合は長期優良住宅認定の場合は最大60年保証・点検システム。長期優良住宅認定外の場合は最長30年保証・点検システムがあります。
ただし保証を延長するには10年目に必要に応じた有償メンテナンス工事を受ける必要があります。有償工事を受ける事で10年間の延長が可能となります。以後、10年毎に有償工事を受ける事で延長可能期間まで保証・点検システムを延長する事が出来ます。
タマホームの場合だと10年毎に発生する有償工事が具体的にどういった内容で幾ら必要になるのか?等を確認しておきましょう。
品確法で定められた範囲外の保証の確認する
品確法で定められている瑕疵担保責任を負う必要がある箇所は「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」です。例えば壁紙や建具の建付けなどは対象外となります。シロアリ被害も外来からの作用によるものなので瑕疵保証の対象外となります。
瑕疵保証の対象外の部分もきちんと保証がされる独自のプログラムがあるかどうかも確認が必要です。
定期点検の内容・回数を確認する
保証プログラムとは別に無償定期点検を殆どのハウスメーカーで実施しています。こちらも保証内容同様に会社毎に定期点検の内容や回数は変わってきますので詳細まで確認をしましょう。
また定期点検は誰が行うのか?不具合があった時に補修はどこが行うのか?なども知っておいた方が良いです。ハウスメーカーの中には定期点検やメンテナンスを専門に扱う部署、もしくは子会社を持っている会社もあります。専門的なチームを抱えているところは技術面で安心出来ます。もしくは中立的な第三者による点検も安心感があります。
営業担当を確認
営業担当との相性は割と大切です。相性がよく仕事の出来る営業であれば様々な点でスムーズに事が運びます。反対に仕事の出来ない営業だとストレスが溜まるばかりでなく家づくりを失敗する原因にもなります。
仕事が出来るか。相性が合うか。その辺りを確認しておきましょう。
質問に対する返答の仕方やヒアリングの姿勢などを確認する
まずは何気ない会話、世間話で良いので積極的にコミュニケーションを取りましょう。そうする事で単純に自分と馬が合う・合わないが分かると思います。
また打ち合わせ時の身なりや言葉遣い、態度。質問に対する返答の仕方や分かりやすい言葉で説明をしてくれるか等で知識量や誠実さ、仕事に対する姿勢などもチェックしましょう。
営業担当を吟味する上でおすすめの方法は全く同じ質問を複数社の担当にしてみる事です。それに対する返答の仕方、速さ、丁寧さなどで差が出てきます。
やたらと契約を急がせる営業マンも注意が必要です。ノルマがあるのか分かりませんが「今月決めないと損をする」的な言い回しで契約を急がせます。
こういう営業マンは自分の事や会社の事が第一優先となっており施主の希望や都合は後回しです。施主の希望や要望を聞いて理解してくれた上での提案だったら良いのですが、一方的に自分の提案をグイグイ押し付けてくる営業は辞めておいた方が良いです。
打ち合わせは議事録をつくる
営業とのトラブルで多いのが「言った」「言わない」の水掛け論で、伝えたつもりが伝わっておらず計画がズレてしまう事です。ただの口頭だけで話を進めていくと、どうしてもどこかで施主と営業との間でズレが生じます。
この施主と営業との間での認識のズレを起こさない為に議事録が有効です。本来であれば営業側が議事録をつけながら打ち合わせを進めるべきですが、そこまで出来る営業マンは少ないです。有耶無耶にしたくてわざと残さない人もいます。
なので簡単で良いので施主側で議事録を付けましょう。打ち合わせで話した内容を書いた紙を見てもらい双方問題がなければチェック済みのサインでも入れておけば良いです。
テープレコーダーでも良いですが、その場合は事前に説明をして了承を得てから録音をしましょう。後々になって揉めないように記録を残す。という事が大切です。
なるほどね。後悔しがちな事や抑えておきたいポイントた対策は分かったよ。あ、そうそう単純に聞きたいんだけどタマホームって結局良いの?それともダメなの?
う~ん。タマホームが良いか悪いかを一概に言うのは難しいですね。そうですね、良いハウスメーカーとは何か?その辺りをちょっと説明しますね。
よくある後悔事例はタマホームに限った話ではない
『タマホームでありがちな後悔事例TOP5』をご紹介しましたが、あのような後悔事例はタマホームに限った話ではありません。他の大手ハウスメーカーでも同じような後悔事例の口コミはたくさんあります。
タマホームより価格帯が上のハウスメーカーでも担当に対する不満や施工に対する不満、性能に対する不満etc..後悔や不満の声は同じようにあります。
ネットに書き込む匿名の口コミの場合、どうしても良い口コミよりも悪い口コミの方が書き込まれやすいです。更に年間建築実績の多い大手ハウスメーカーは単純に施主さんも検討している方も多いのでその分口コミが集まりやすいです。
このような理由からタマホームに限らず、大手ハウスメーカーのネット上での評価はパッとしない所が多く、後悔している口コミや悪い口コミがどうしても目立ってしまうのです。
その為、ネット上での口コミや評判だけでそのハウスメーカーの良し悪しを判断をしてしまうのは危険です。かと言って匿名でない、例えば友人や親戚など知っている人の評判を丸々鵜呑みにするのも辞めておいた方が良いです。
何故かと言うと、家づくりの条件が一人一人全く異なるからです。予算や優先させる事も家族構成もライフスタイルも好みも異なります。また建てる地域が異なれば同じハウスメーカーでも対応する支店が変わります。担当者が変われば受ける印象も大きく変わります。知人が良いと言ったハウスメーカーでも、自分にも良いハウスメーカーであるとは言い切れません。人からの評判などはあくまで参考程度に留めておいた方が良いでしょう。
本当に良いハウスメーカーとは?
本当に良いハウスメーカーとは自分の家づくりの条件にピッタリマッチするハウスメーカーの事です。ある人にはそれがタマホームかもしれません。他の人はまた別のハウスメーカーかもしれません。
どういった家がつくりたいのか?デザインは?予算は?土地の有無は?建築希望地域は?etc…自分の家づくりの条件に合ったハウスメーカーを探すことが注文住宅で後悔をしない為に大切なポイントとなります。
自分の家づくりの条件にピッタリマッチするハウスメーカーを探す時にチェックしておきたい項目は『タマホームで後悔しない為の対策』を参考にして下さい。それプラス、デザイン性など過去の建築実例を参考にしたりアレルギー体質の方は使われている素材もチェックしましょう。
複数のハウスメーカーを比較・検討する時には各社のカタログを集めて見比べるのが良いです。いきなり住宅展示場へ行くのはお勧めしません。まずは情報を集め、比較・検討を重ね訪れるハウスメーカーをある程度絞ってから行った方が得る物が多く、失敗も少ないです。
情報集めには予算別や好きなテーマ別でピッタリのハウスメーカーを紹介してくれるカタログ一括請求サービスを利用するのが便利で楽チンです。
耐震性能や断熱性能の性能等級。キッチンや浴室、トイレ等の住宅設備のグレード。外観や内装のデザインセンス。得意な間取りやタイプ別のおすすめ間取り。保証制度などは必ず各社のカタログで比較をしましょう。
正直各社のHPを見ても分かりずらかったり欲しい情報が書いてなかったりもします。特にUA値、C値はHPに書いていない事が多いです。その点、住宅カタログにはハウスメーカーを選ぶ為に必要な情報がバッチリ載っています。
どういったキッチンになるのか、や浴室や洗面室の作り見た目。外観・内装のデザインなどは実際に画像を見ないとイメージがしにくいと思いますが、カタログだと画像付きで載っていますので具体的にその家で生活を送るイメージが沸きます。
その為、ハウスメーカーを選ぶ時には必ず複数社から最新カタログを取り寄せカタログに載ってある情報で比較検討をするようにしましょう。
タマホームで大満足の声
タマホームの後悔談や不満の声ばかりピックアップしていたのでフェアでないと思い、大満足している施主さんの声も何件かピックアップしてご紹介したいと思います。参考程度にお考え下さい。
私たちの担当についた方は20代後半のまだ若い男性の方だったのですが、とても仕事が出来る方で対応も親切で誠実で一生懸命さがすごく伝わったので好感が持てました。施工中も特に大きなトラブルは無く予定通りに完成。タマホームにして良かったと思っています。
タマホームで建ててもう直ぐ6年が経ちます。2度ほどやや大きめの地震を経験しましたが外壁も内壁もクラックなど無く特に問題ないです。断熱性能も悪くないと思いますよ。大手HMより大分安くてこのクオリティなら大満足です。
営業担当に対する悪い口コミをよく見かけますが、私の担当営業さんそして建築士さん(1度しか会ってないが…)あと現場監督さん、みんな良い方でしたよ。図面作成の段階でわりと我儘も言いましたが嫌な顔1つせずあれこれ対応してくれましたし、予算をはみ出しそうになった時には「ではここをこうして」と上手に帳尻合わせもしてくれましたし感謝してます。
先日、定期点検の方がやってきて色々と見ていかれました。物腰も柔らかく話しやすい方で、長く良い状態で住む為のアドバイスなども沢山質問させて貰いました。私が色々と聞くものだから予定時間を過ぎてしまったのですが終始にこやかに対応して下さいました。
タマホームはかなりコスパが良いと思いますよ。窓周りちょっと追加費用でグレードアップしたけどトータルで2,000万円程。この価格でUA値も低いし劣化対策や耐震性能も最高等級。住んで一年でほどですがかなり快適に過ごせています。自分的にはタマホームにして良かったと思っています。
まとめ
タマホームで後悔しがちなポイントとその対策。そして自分にとって良いハウスメーカーの探し方などをご紹介してきましたが如何だったでしょうか。タマホームで後悔しない為のポイントや対策はどの会社にも共通する事なので住宅メーカーを探す際の参考になれば幸いです。
タマホームも良い会社ではありますが、初めから候補を絞りすぎるのではなく多くの選択肢の中から選んでいった方がより自分によりマッチする住宅メーカーを見つけられるので複数社見比べる事をお忘れなく。
かと言って自分の予算帯と全くかけ離れたハウスメーカーをチェックしてもあまり意味はありません。ローコスト住宅を検討されている方であればローコスト住宅を得意としているハウスメーカーを中心的に比較・検討をしましょう。
素敵なマイホームづくりを応援しています。
【価格別や人気のテーマから探せる】
家づくりを検討し始めの方はライフルホームズがおすすめです。入力必須項目は名前・住所・アドレス・番号・建築予定時期・土地の有無の6項目だけなので2~3分あればお好きなメーカーのカタログを"無料"で何社も取り寄せる事ができます。
■オリジナル間取りプラン+資金計画プランも貰うなら
家づくりの希望や条件がある程度纏まっているならこちらがおすすめです。あなたの条件に合わせてオリジナル間取りプランや資金計画プランを作って貰えます。最高の間取りを見つけるのに最適なサービスです。
play_circle 間取りプラン・資金計画プランも一緒に貰うならカタログ請求後の電話が心配という方は備考欄に「連絡はメールでお願いします」と書いておくと大丈夫です。その他、家づくりで分からない事や聞きたい事があれば備考欄に書いておきましょう。
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