『ミサワホーム 最悪』!?後悔や失敗をしない為にすべき事
30年連続でグッドデザイン賞を受賞してきた確かなデザイン性や、もしもに備えた備蓄も可能な大収納空間『蔵のある家』などが人気のミサワホームですが、『ミサワホーム 最悪』というKWでしばし検索がされています。
恐らくミサワホームを検討されている方がミサワホームで家を建てて本当に大丈夫なのかをチェックしているのだと思われますので、改めてミサワホームの価格帯(坪単価)や標準仕様の住宅性能や保証・アフターサービスの内容等を細かくチェックして、家づくりをお願いしても大丈夫なハウスメーカーなのか検証を行うと同時に家づくりで後悔や失敗をしない為にすべき事も併せてご紹介しておきたいと思います。
画像参照元:ミサワホーム公式HP
ミサワホームは僕も気になっているハウスメーカーの1社だから分かりやすく解説お願いします!
はい、それではミサワホームの会社概要や価格帯(坪単価)、住宅性能等をチェックしていきたいと思います。
本当に最悪!?会社概要や住宅性能をチェック
ミサワホームが最悪なハウスメーカーなのかを検証する為に、会社概要や住宅性能などを確認していきたいと思います。
ミサワホームの会社概要
会社名 | ミサワホーム株式会社 |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿2丁目4-1 新宿NSビル16階 |
会社設立日 | 1967年10月 |
資本金 | 118億92百万円(2019年3月31日現在) |
従業員数 | 単独:2,605人 連結:8,895人 (2019年3月31日現在) |
売上高 | 単独:1,907億32百万円 連結:3,993億47百万円 (2019年3月期) |
対応可能工法 | 木質パネル/木造軸組/重量鉄骨 |
取り扱い商品 | Concept Model(Granlink HIRAYA、Familink ZERO、ECO Flagship Model、URBAN CENTURY) CENTURY、INTEGRITY、GENIUS、SMART STYLE、MJ Wood |
坪単価の目安 | 65万円~85万円 |
施工実績 | 7,874棟(2017年度) |
施工エリア | 全国(沖縄・離島・山間部等一部地域を除く) |
1967年にミサワホームは設立しました。バブル期の強気経営が原因となりバブル崩壊後に過剰債務に陥りトヨタホームの親会社であるトヨタ自動車が再生スポンサーに内定。2005年にトヨタ自動車と資本業務提携を結んでいます。
2017年更なる連携強化を目的としトヨタホームがミサワホーム株を51%保有し連結子会社化されました。2020年にはトヨタホームが株式交換によりミサワホームを完全子会社化すると同時に、トヨタ自動車とパナソニックの合弁会社であるプライムライフテクノロジーズ株式会社の子会社となります。
トヨタホームとの株式交換によりミサワホームは2019年度末を持って上場廃止となり、トヨタ自動車・パナソニック共同出資の新会社プライムライフテクノロジーズ株式会社の完全子会社となりましたが社名の変更はなくミサワホームの看板のまま住宅事業を手がけています。
ミサワホームの価格帯(坪単価)
ミサワホームの坪単価は商品や条件により異なりますがおおよそ65万円~85万円となっています。ハウスメーカーの坪単価相場は大手メーカーで約70万円~、ローコスト住宅メーカーで約40万円~と言われています。
大手ハウスメーカーの中では安くもなく高くもなく平均的な坪単価となっています。ミサワホームと同じ位の価格帯のHMはトヨタホーム、パナソニックホームズ、一条工務店、住友不動産などがあります。
30坪の場合 | 40坪の場合 | 50坪の場合 |
1,950万円~2,550万円 | 2,600万円~3,400万円 | 3,250万円~4,250万円 |
ミサワホームの住宅性能
ミサワホームでは商品により木質パネル工法か木造軸組工法が採用されています。(1部商品は重量鉄骨(URBANCENTURY))
木質パネル工法
木質パネル工法とは住宅の床や壁などの構造体をパネルとして工場で生産したのちに現場に持ち込んで組み立てるプレハブ工法の一種です。
木質パネル工法の主なメリットは規格化したパネルを予め工場で生産するので部材の管理がしやすく品質が安定しています。また断熱材や防湿フィルム、防蟻シートなどを予めパネルに組み込んで生産するので現場での作業の割合が減り、職人の施工レベルによる施工制度のバラつきが軽減できます。
更に現場での作業の割合が減るので必然的に工期が短くて済みます。
木造軸組工法での家づくりの場合は4~6ヵ月、2×4(ツーバイフォー)工法では3~4ヵ月程度かかりますが、木質パネル工法だと2~4ヵ月程度で済みます。
ミサワホームでは壁パネル、小屋パネル、1階床パネル、2階床パネル、屋根パネルの5種類のパネルで構成される『壁式構造(モノコック構造)』の住まいとなり、木質パネル同士を高分子接着剤やスクリュー釘、接合金物によって強固に「面接合」しており、それをミサワホームでは『木質パネル接着工法』と呼んでいます。
木質パネル同士を面接合する事で強固なモノコック構造となり、積雪や台風や地震による外力を建物全体に分散し受け止める強さを持っています。
基礎
ミサワホームではモノコック構造に最適な連続布基礎を採用しています。外周壁部分だけでなく内周耐力壁などの下も布基礎としています。自重や地震力・風圧力などの外力を、基礎全体で受け止めてバランスよく地盤に分散させます。
木質系住宅であれば基本的には連続布基礎となりますが地盤の強度、地域特性、住まいの形状に合った基礎を個別対応で設計していますのでベタ基礎の方が最適だと判断される地盤であればベタ基礎が採用される事もあります。
耐震性
ミサワホームのHPには、ミサワホームの住まいは創立以来、地震による倒壊ゼロ(※)と記載がされています。
(※)地盤に起因する被害、地震に伴う津波や火災による被害は除く。
1997年に行われた「実大建物振動実験」のデータが創立以来倒壊ゼロの実力を裏付けています。その実験によると阪神・淡路大震災時の最大地盤面加速度818ガルを基本に、最大1,000ガルの地震波を再現。その結果、地盤面加速度818ガルの場合、3階建の2階床面の最大応答加速度は1,085ガルにとどまり、1・2階の変形量も10.7㎜ときわめて少ない事がわかりました。
これは、ミサワホームの建物の剛性がきわめて高く、大きな揺れに対しても建物の変形が小さく抑えられる事を証明しています。また、建物の応答加速度を低く抑えられる事は、家具の倒壊などによる二次災害を防ぐ事にもなります。
更にミサワホームでは倒壊ゼロの耐震構造に制震装置「MGEO(エムジオ)」を導入し損傷ゼロも目指しています。制震装置「MGEO(エムジオ)」の導入により地震エネルギーを最大約50%軽減できます。
ミサワホームでは2004年に制震装置「MGEO」の効果を実証するため、戸建住宅の実大振動実験を行っています。実験は実際の生活を想定し室内には家具などを配置、阪神・淡路大震災の2倍レベルの1,873ガルの揺れなど、13回の連続する巨大地震をはじめ、合計39回もの加振を行いました。
実験後の検証では、構造体の損傷ゼロはもちろん内装仕上げにも目立った被害はなかったようです。
ミサワホームのHP上に耐震性能の目安となる耐震等級が何に相当するかの記載はありませんが、使われている木質パネルや強固なモノコック構造である事、実験のデータ、そして高い制震性をもつ「MGEO(エムジオ)」の導入から考えるに、耐震性能は最高等級である3相当はあると予想されます。
耐火性能
万が一の出火時、炎は壁の中に入ると天井裏や上階に燃え上がり被害が一気に拡がります。これを防ぐために壁の中に「ファイヤーストップ構造」を施すのですが、構造や工法によりその効果には大きな差が生まれます。
格子状の芯材で内部が細かく区切られたミサワホームの木質パネル(両面合板仕様)であれば横芯材は部位にかかわらず採用しているので屋内のどの部屋から出火しても上部への延焼を抑えることが可能です。
耐久性
住まいを長持ちさせるには壁の中に侵入した湿気が冷やされると発生する壁体内結露への対策が必要不可欠です。ミサワホームでは室内の湿気は、内装仕上げ材や断熱材表面の防湿フィルムにより、壁内部への侵入がブロックしています。
木質パネルの外側には防水透湿シートを張り、外気と通気のある通気層を設けたうえで外装材を設置する「二重防水工法」で雨水など外壁の裏面に侵入する水分をブロックしています。またパネル内部の湿度が上昇した場合には防水透湿シートを透って通気層へと排出します。
木質パネルを中心とした9層構造によって水分や湿気の侵入を外側と内側、両サイドで防ぐ事で高い耐久性を実現させています。
外壁のみならず屋根やバルコニーも高い防水性を確保しています。屋根材の下には防水性能の高いルーフィングを施工。軒先部分は耐久性にすぐれるブチルテープを密着させ、雨水の浸入を防いでいます。
フラット屋根やルーフバルコニーの場合は、下地合板の上に耐久性・耐候性にすぐれた塩ビシート防水を敷設し、防水シートの保護を兼ねた床仕上げ材などとともに、長期にわたり高い防水性を実現しています。
断熱性
ミサワホームの木質パネルは格子状の芯材で内部を仕切った仕様のため、グラスウールが年とともに自重でずれたり、ムラができる心配がありません。ちなみに壁と床の断熱材にはグラスウールが使われており、天井断熱にはロックウールが使用されています。
また屋根パネル自体に遮熱層を設ける遮熱屋根パネルも用意されており、遮熱材にはグラスウールが使われています。
断熱で重要になる窓の仕様は標準でLow-E複層ガラスのアルミ樹脂複合サッシを採用しています。こちらは高性能仕様に変更も可能で、その場合であればより断熱性の高い120㎜の木質パネル(通常は90mm)と樹脂サッシに変更されます。(Low-Eトリプルガラスも用意があるようです。)
ミサワホームの断熱性能は標準仕様で等級4相当です。高断熱仕様にグレードUPすれば3地域でUA値0.40W/㎡・Kが可能という事なのでZEH基準を満たす断熱性能になります。
ちなみにUA値の基準値は以下の通りです。
地域区分 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
H25省エネ基準 (断熱等性能等級4) | 0.46 | 0.46 | 0.56 | 0.75 | 0.87 | 0.87 | 0.87 |
ZEH基準 | 0.4 | 0.4 | 0.5 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 |
HEAT20 G1基準 | 0.34 | 0.34 | 0.38 | 0.46 | 0.48 | 0.56 | 0.56 |
HEAT20 G2基準 | 0.28 | 0.28 | 0.28 | 0.34 | 0.34 | 0.46 | 0.46 |
HEAT20 G3基準 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.23 | 0.23 | 0.26 | 0.26 |
室内空気環境
家全体をトータルに空調し、居室と廊下間の温度差・上下階の温度差をともに解消する全館空調システムをご用意。各部屋にエアコンを設置する必要がありません。また室外機も少なく出来るので外観を損なう心配もありません。
換気システムには熱交換型24時間フロアセントラル換気システムを採用しています。熱交換型なので室温が換気の影響を受けづらく冷暖房エネルギーロスを最小限に抑える事が出来るので省エネに繋がります。
また吸気口のフィルターには花粉などの比較的大きな物質を捕集対象とした「標準外気フィルター」が付けられています。PM2.5などの小さな物質を対象とした「高捕集外気フィルター」も用意されており、フィルターの活躍によって室内には常に新鮮で綺麗な空気が満たされます。
遮音性
外部からの騒音をシャットアウトするには外壁と開口部の遮音性能が重要になってきます。ミサワホームでは気密性能の高い木質パネル接着工法により空気伝搬音対策にすぐれた構造になっています。
また外壁面には遮音性に優れた外壁材を使用しておりざわめく交差点の騒音を、静かな公園程度のレベルにまで引き下げる高い性能を持っています。
開口部の遮音性にも配慮されており、遮音性能にすぐれた「アルウッドFサッシ」が採用されています。外からの音の侵入をシャットアウトすると同時に生活音が外に漏れるのも抑えられます。
騒音問題は外からだけではなく2階で子供達が遊ぶ音が煩いと言った上階の生活音や、寝る時に隣の子供部屋から聞こえるTVの音や音楽が原因でよく喧嘩になるといって部屋間の騒音問題もあります。
ミサワホームでは家内での騒音にも考慮しており、床パネルは遮音性の高い床材を使用し、業界随一の剛床で下階への固体伝搬音を低減しています。また床パネル裏面には、石膏ボードを二重張りした制振材を設置。さらに下階の天井裏には吸音材を敷き込んで徹底した遮音対策を実施しています。
仕切り壁は7層構造(一般的な住宅は5層構造)になっており高い遮音性を実現しています。家族間のプライバシーも守れます。
セキュリティ
ミサワホームでは3段階のセキュリティで住まいの防犯性能を高めています。
『狙われにくいセキュリティ』
侵入対策には死角を生まず周囲からよく見渡せる住まいにする事が効果的です。外構には見通しのきく生垣、2・3階のバルコニーはガラスや格子の手すり。防犯カメラやセンサー付き照明も効果的です。
『侵入しにくいセキュリティ』
侵入犯が建物内へ入ってくる場所はほぼドアか窓になります。1番多いガラス破りを防ぐために防犯合わせガラスの採用や、南面以外の開口を高窓にしたりするほか、錠開け・破壊行為対策としてピッキングに強いロックなど多彩な防犯配慮を実施しています。
『被害の出にくいセキュリティ』
外出先からでもカギの戸締まりを確認できる「戸締まりモニター」や、外出中に窓や玄関ドアが開いた時すぐにスマートフォンに知らせてくれる「防犯アラート」などサワホームのIoTライフサービス「LinkGates」の利用が可能です。
さまざまな項目で最高等級に対応
木質パネル接着工法によるモノコック構造のミサワホームの住まいは住宅性能表示の様々な項目で最高等級に対応が可能です。
ミサワホームの総評の前に知っておきたい事
ミサワホームの総評をする前にちょっと知っておきたい事を記載しておきます。ミサワホームは「型式適合認定制度」を採用しています。
型式適合認定(かたしきてきごうにんてい)は、建築基準法第68条の10~24にある規定。 国土交通大臣の指定を受けた指定認定機関が、建築材料又は建築物(の部分)の構造上の基準その他の技術的基準に関する政令で定める一連の規定に適合するものであることを、あらかじめ審査、認定するもの。
Wikipedia -型式適合認定-
認定を受けたものを認証を受けた製造者が製造(建築)することにより、一連の規定に適合するものとみなされ、建築確認の申請や検査を簡素化できる。
「型式適合認定制度」を簡単に説明すると、事前に審査を通した家と同一の型の家であれば、新築時に審査・検査を簡略化(スルー)して建築許可を受ける事が出来るという制度です。
・通常の住宅 :建築確認申請 → 審査・検査 → 建築許可
・型式認定の住宅:建築確認申請 → 建築許可
型式適合認定のメリット
型式適合認定はハウスメーカーよりの制度なので施主側にとってあまりメリットがありません。強いて言えば、審査・検査を簡略化できるので建築許可が下りるのが早く、その為家の完成までの期間を短く出来る事です。
型式適合認定のデメリット
・設計自由度が制限される
・リフォームやリノベーションなどの増改築が難しくなる
・増改築の費用が高くなる
・設計自由度が制限される
型式適合認定により建てられる家の型がある程度決まっています。規定の仕様から外れると審査に通した家の型と違ってくる恐れが出るので決められた枠内での設計になってしまいます。
・リフォームやリノベーションなどの増改築が難しくなる
型式適合認定の認定内容は非公開でブラックボックス化しています。その為、将来的にリフォームやリノベーションをしたいとなっても建てたハウスメーカー以外には対応ができない事があります。
・増改築の費用が高くなる
リフォームやリノベーションするのが建てたハウスメーカーだけしか出来ないとなると高い費用を見積もられてもそれに応じるしかありません。ハウスメーカーオリジナルの工法で建てられた家は一般的な工法で建てられた家よりも増改築の費用が高くなる恐れがあります。
大手ハウスメーカーの多くは型式適合認定制度を採用
型式適合認定はハウスメーカーよりの制度なので大手ハウスメーカーの多くは型式適合認定制度を採用しています。一例を挙げると積水ハウス、旭化成ホームズ、大和ハウス、トヨタホーム、パナソニックホームズ、住友林業など。
ただし型式適合認定を受けているハウスメーカーの全商品が該当する訳ではありません。商品毎に異なりますので気になる方は各HMの営業に確認しておくのが良いでしょう。
ミサワホームの総評
住宅性能や安全性能、住宅設備、部材や部品の品質や管理体制、後ほど詳細に関しては記述しますが保証期間や保証内容・アフターサポートなど総合的に判断をしてミサワホームは決して最悪なハウスメーカーではありません。
資金力のある大手ハウスメーカーだからこそ出来る大規模な様々な実験によって耐震性や耐風性・耐積雪性や耐火性、耐久性が証明されています。また高度工業化された生産体制で高品質な部材や部品がつくられています。
現場での施工品質管理もミサワホーム独自の「6回管理・6回検査体制」によりすぐれた施工品質を確保しています。
『6回管理体制』
現場管理者による工程の管理を「地盤補強管理」「着工管理」「基礎管理」「組立管理」「防水管理」「竣工管理」と6段階に分け、それぞれの管理の際に工事主任が立会いそのときの管理業務に加え、次の管理実施時までの工程なども細かく指示を出します。
『6回検査体制』
ミサワホーム独自の資格審査で承認の認定を受けた専門の検査員が「地盤補強検査」「基礎配筋・型枠検査」「基礎完成検査」「構造体検査」「防水検査」「竣工検査」と6回に渡って検査を行います。
またミサワホームは31年連続でグッドデザイン賞を受賞するなどデザイン性でも優れていると共に、大収納空間が作れる蔵のある家を筆頭に人気商品を多数抱えています。
更にミサワホームの歴史でも触れたように、現在はトヨタ自動車とパナソニック共同出資の新会社プライムライフテクノロジーズ株式会社の完全子会社となっており強固な基盤が築かれ倒産リスクなども低いと予想されます。
注文住宅は人それぞれ要望や条件や好みが異なるので全ての方にとってベストなハウスメーカーであると断言は出来ませんが、住宅の安全面や性能や品質、管理体制や保証内容、会社の歴史などトータル的に判断をして、家づくりを検討中の多くの方が比較候補の1つにあげるべきハウスメーカーであると言えます。
自分に合ったオンリーワンな間取りで家を建てるには、条件や希望に沿って作って貰った間取りプランをより多く見比べる事です。
1社2社だけの間取りプランでは、その間取りが本当にベストなプランなのか対象が少なすぎて比較が出来ません。同じ条件で作成してもらった出来るだけ多くの間取りプランを見比べる事で始めて自分に合った最適な間取りが見えてきます。
複数社から間取りプランを集めると、A社とB社とC社の良いとこ取りをしたハイブリッド間取りなんかも作る事が出来ます。
家づくりにおいて間取りはとても大切なポイントとなるので必ず複数社から間取りプランを貰い比較・検討をするようにしましょう。
play_circle オリジナルの間取りプランを作成するミサワホームで失敗や後悔と感じるTOP5
優れたデザイン性や蔵のある家など人気商品を多数抱えているミサワホームですが、残念ながらミサワホームを選んで失敗した、後悔した、と感じている施主さんも一定数存在しています。ではミサワホームのどういった点に対して不満を抱えている方が多いのかをご紹介したいと思います。
第1位:営業担当に対しての不満
第2位:施工に対しての不満
第3位:保証・アフターサポートに対しての不満
第4位:金額に対しての不満
第5位:性能・設備に対しての不満
ミサワホームに集まる失敗や後悔の声で1番多いのが営業担当に対して不満を書いている口コミです。「折り返しの連絡を寄こさない」「イージーミスを連発する」「自分の成績の事しか考えていない」「他HMと比べて提案力や知識量が乏しい」etc…対応をしてくれた営業に対しての不満が2位以下に比べて圧倒的に多いです。
ただ営業への不満の声が多いのは致し方の無い部分もあります。2位以下の不満はミサワホームと契約を結んだ方が感じやすい不満の内容で、営業に対する不満は契約を結ぶ前にも感じられるのでそもそもの母数が多くなります。その為、営業担当に対するマイナスの評判や口コミは多く集まりがちなのです。
失敗や後悔を感じるのはミサワホームに限った事ではない
「ミサワホームを選んで失敗しました」「ミサワホームを選んだ事を後悔しています」etc…こうした失敗や後悔の声はミサワホームだけに限った話ではありません。
ミサワホームと同じ位の大手ハウスメーカーでも「このハウスメーカーを選んで失敗です。」という後悔している口コミは多く見られます。後悔している内容もミサワホームに寄せられる口コミと似たような内容です。
どこのハウスメーカーであっても営業担当に対する不満の声が1番大きく、次いで施工精度や保証・アフターサポート、住宅性能や設備、金額に対する不満の声がよく見られます。つまり上記であげた"ミサワホームで失敗や後悔と感じるTOP5″は、家づくりで不満を抱えやすいTOP5であるとも言えます。
ふむふむ、なるほど。ではどういった所に気を付ければ良いのか教えて欲しいな。
了解しました。ではよくある失敗や後悔への対策をご紹介していきますね。
よくある失敗や後悔への対策
家づくりで失敗や後悔と感じるポイントは上記で紹介をした1位~5位までが大半を占めます。では、それぞれどのようなポイントに気を付ければ不満や後悔をせずにすむのかをご紹介していきます。
5位の性能・設備に関して
住宅性能・設備は同じハウスメーカーでも商品毎に異なります。ミサワホームでも複数の商品を取り扱っていますが、美しいデザインが特徴的なデザイナーズ住宅の「INTEGRITY」や伝統的な木造軸組工法と先進テクノロジーを融合した「MJ Wood」では性能・設備が異なりますので詳細なスペックを知るには住宅カタログ等で確認をするのが良いでしょう。
住宅性能の中でも特に確認しておきたいので気密性能と断熱性能です。気密・断熱性能は住んでからの満足度に大きく関わってきます。この性能が低いとせっかく建てたマイホームでも満足度が低くなりがちです。
断熱性能に関しては等級4などと書かれている事が多いですが、等級よりもUA値で確認をした方が良いです。気密性能に関してはC値で確認をしましょう。
UA値?C値?という方は下記ページで詳細を書いていますので御覧下さい。簡単に言うとUA値で断熱性能がC値で気密性能が分かり、それぞれ数値が低ければ低いほど性能が良いという事を表します。
UA値とC値の基準。快適に暮らす為に確保しておきたい数値はどの位?
ちなみに当サイトではUA値はZEH基準を満たす値、C値は0.7以下であれば快適に暮らす為の基準を満たしている家と認定しています。
UA値の基準
地域区分 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
H25省エネ基準 (断熱等性能等級4) | 0.46 | 0.46 | 0.56 | 0.75 | 0.87 | 0.87 | 0.87 |
ZEH基準 | 0.4 | 0.4 | 0.5 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 |
HEAT20 G1基準 | 0.34 | 0.34 | 0.38 | 0.46 | 0.48 | 0.56 | 0.56 |
HEAT20 G2基準 | 0.28 | 0.28 | 0.28 | 0.34 | 0.34 | 0.46 | 0.46 |
HEAT20 G3基準 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.23 | 0.23 | 0.26 | 0.26 |
UA値を下げる方法(断熱性能を上げる方法)
天井や壁、床(基礎)に使われる断熱材のグレードを上げる事でも断熱性能を上げる事は可能ですが、それよりも比較的簡単に行えるのが窓の改善です。
夏には約70%の熱が、冬には約50%の熱が窓から侵入or逃げていきます。天井や壁、床などに比べ窓の方が断熱性能が低いので窓から熱が出入りします。つまり窓の断熱性能を上げる事が家全体の断熱性能を上げる事に直結します。
窓の中で注目すべきパーツはサッシとガラス、中間層の気体の種類とスペーサーです。
窓サッシは大きく分けると4種類あり、アルミサッシ→アルミ樹脂複合サッシ→オール樹脂サッシ→木製サッシの順に断熱性能が良くなります。断熱性能にこだわるならオール樹脂サッシ以上がおすすめです。
窓ガラスは大きく分けると4種類あり、単板ガラス→複層ガラス→Low-E複層ガラス→Low-Eトリプルガラスの順に断熱性能が良くなります。ガラスとガラスの中空層に入れる気体は大きく分けると4種類あり乾燥空気→アルゴンガス→クリプトンガス→真空の順に断熱性能が良くなります。断熱性能にこだわるならLow-E複層ガラス(アルゴンガス入り)以上がおすすめです。
スペーサーは大きく2種類あり、アルミスペーサー→樹脂スペーサーの順に断熱性能が良くなります。断熱性能にこだわるなら樹脂スペーサーがおすすめです。
窓の断熱性能を上げる事でUA値を下げる事が出来ます。また窓のサイズや設置数によってもUA値は変わりますので、設置数を減らしサイズを小さくするだけでも家の断熱性能は上がります。
さらに拘りたい方は方角に適した窓を設置する事でさらに断熱性能を高める事が出来ます。Low-E複層ガラスはLow-E膜といわれる特殊な金属膜をコーティングしたガラスの事なのですが、実はこの金属膜がコーティングさせる位置により機能が変わるのです。
金属膜が室内側にコーディングされた複層ガラスは太陽熱を採り入れ暖房熱を逃がさない『断熱タイプ』で南側の部屋に向いています。
金属膜が室外側にコーディングされた複層ガラスは日射熱を遮る『遮熱タイプ』で西・東の部屋に向いています。北の部屋は直接日光が差し込まないのでどちらのタイプでも構いません。
玄関ドアや勝手口にも注目
玄関ドアや勝手口の断熱性能を高める事でもUA値を下げる事が出来ます。断熱性能を高めたい場合には玄関ドアと勝手口を選ぶ時に熱貫流率(U値)を確認しましょう。
(熱貫流率(U値)とは熱の伝わりやすさを表す数値で、値が低ければ低いほど熱の移動を少なく抑える事が出来る=断熱性能が高い。という見方が出来ます。)
快適に暮らす為のおすすめ設備
断熱性能を上げても真夏の熱気を防ぎきる事が出来るのか心配な時にはアウターシェードを付けるのもおすすめです。家の外側に設置する物なのでUA値云々の話ではないですが、直射日光を大幅に遮ってくれますので夏場非常に役に立ちます。
外気の影響で室温が上がる事を防いでくれるので省エネにも繋がりますし、外からの目隠しとしても使えるのでプライバシーを確保するのにも役に立ちます。
C値を下げる方法(気密性能を上げる方法)
施主側で比較的簡単に対策できる事としては、UA値同様に窓にこだわる事でC値を下げる事が可能です。気密性能を上げたい時には窓の構造に注目をしましょう。
日本の住宅で1番よく見かける横方向に開閉する『引き違い窓』は気密性に関してはあまり高くありません。引き違い窓にしなくても良い場所には、ビジネスホテルなどでよく見かける『すべり出し窓』がおすすめです。もしくは欧米で一般的に使われている『開き窓』も引き違い窓よりは気密性能が高い窓です。
もし開閉の必要のない採光だけが目的の窓であれば、窓の中で1番気密性能の高い『FIX窓(はめ殺し窓)』を採用する事で気密性能は上がります。窓のサイズや数もC値に影響を与えるので単純に窓の設置数を減らしたり、サイズを小さくするだけでもC値を下げる事が出来ます。
玄関ドアや勝手口にも注目
断熱性能と同様に、気密を確保するには玄関ドアや勝手口の仕様も重要になります。玄関ドアには親子ドアや片袖ドア、両袖ドア、両開きドアや玄関引き戸などありますが気密性能で言えば片開きドアが1番気密性能を確保しやすいです。
勝手口にも注目しましょう。勝手口の通風仕様のドアは扉を閉めたまま採風ができるので人気ではありますが気密性は低いです。高気密仕様の玄関ドア、勝手口を採用する事でC値を下げる事が出来ます。
配管・コンセント周りにも注目
上記画像は右側だけ気密処理を施し、左側は未処理で裏側から冷風を送った時の実験画像です。2つを比較すると明確な温度差が生じている事が分かります。特に使用率の高いグラスウールなどの繊維系断熱材ではこの温度差が顕著に現れます。
配管・コンセント周りの1個あたりの隙間は小さくても、家全体で考えると大きな隙間となります。配管・コンセント周りの気密性能を確保する為に気密部材等を的確に使い気密処理をきちんと行っているか確認をしておきましょう。
C値の改善をサポートしてくれる業者に依頼
別途費用は必要ですがC値の改善をサポートしてくれる業者に依頼をするのが1番確実性と安心感を得られると思います。
気密測定を行う業者の中には測定時に隙間箇所の発見、改善までをサポートしてくれる会社もあります。気密性能が心配だったり、気密施工に疎いハウスメーカーであればそうした業者に依頼を出すのも手です。
4位の金額に関して
「金額がみるみる増えて最終的には予算額をかなりオーバーしてしまった」なんて事にならないように、初めに何が標準で何がオプション扱いなのか、オプションを採用した場合幾ら必要なのか、契約後で発生する費用は無いか?あるとしたらそれが何で幾ら位必要なのか?等、詳細まで確認をして見積もりを出して貰いましょう。
契約の後になって予期せぬ追加費用が発生する原因の多くは施主と営業担当との認識のズレや、コンセントの数・収納棚板の追加など細かい箇所の検討不足が原因で起こる事が多いです。
打ち合わせを重ね図面をチェックして細かい箇所の検討も含め施主とハウスメーカー側で認識を合わせる必要があります。契約をあの手、この手で急かしてくるハウスメーカーもありますが、検討を十分に重ねる前に契約をするような事は避けましょう。最終的に発生する費用を慎重にすり合わせて、詳細な内訳まで記載された見積書を出して貰うようにしておきましょう。
合い見積もりを行う
複数社から見積もりを出して貰う合い見積もりを必ず行いましょう。合い見積もりを行う理由は適正価格を知る為です。例えば1社からしか見積もりを出して貰っていない場合、そこに載ってある金額が適正価格なのか判断するのが難しいです。
同じ条件で複数社から見積もりを出して貰えば適正価格が見えてきます。更にライバル社の見積書は値引き交渉の時にも役に立ちます。
ランニングコストも考慮する
家を建てる時にかかる費用(イニシャルコスト)だけに注目しがちですが、建てた後の費用(ランニングコスト)もきちんと考慮しましょう。
例えば最近流行りのキューブ型の家。外観はスタイリッシュでおしゃれですが軒がない家は外壁の劣化が早くなります。外壁が劣化すると再塗装が必要になり修繕費も必要になってきます。
日差しや風雨に晒される屋根も傷みやすいです。ランニングコストを出来るだけ抑えるには耐用年数の高い外壁材や屋根材を使用しましょう。隙間を充填するコーキング剤の耐用年数も合わせてチェックしておくと良いですね。
家の内部では水回り部分が劣化しやすいです。水撥ねが原因で不具合を起こす事もあります。他にはガス給湯器やエコキュートなどの住宅設備の交換時期やメンテナンス費用なども確認をしておきましょう。
気密性能・断熱性能もランニングコストに関わってきます。気密・断熱性能が高い家は光熱費を安く抑える事が出来ます。月々数千円程度の差でも20年、30年と長い期間で見ると大きな差になります。
3位の保証・アフターサポートに関して
保証内容や保証期間、アフターサポートの内容は会社毎に異なりますので各社きちんと確認をする必要があります。特に気を付けておきたいのはローコスト住宅を得意としているハウスメーカーの保証内容です。
ローコスト住宅を得意としているハウスメーカーの保証内容は長期で住むには不十分な保証内容である事も少なくありません。契約を結ぶ前にきちんと詳細まで確認をしておきましょう。
10年目以降の保証内容を確認
「住宅品質確保促進法」(通称:品確法)という法律で、販売者(住宅メーカー側)は新築住宅の引き渡し後10年間は瑕疵担保責任を負う必要があります。つまり引き渡し後10年間の瑕疵保証はどの住宅メーカーでも必ずついてる保証です。
その為重要になってくるのは10年目以降の保証内容です。ローコスト住宅を得意としているハウスメーカーでは法律で定められた最低期間の10年しか保証がないケースも多くあります。
ミサワホームの保証期間は構造体が35年間、防水が30年間、防蟻が10年間、住宅設備が5年間、仕上げ付属部品が2年間無償で受けられる制度になっています。
構造体、防水、防蟻に関しては特定の要件を満たす時のみ延長が可能となっています。特定の要件は下記の3つを満たす必要があります。
①.11ヵ月目、23ヵ月目、5年目、10年目、15年目、20年目、30年目にミサワホーム(ディーラー)またはミサワホーム(ディーラー)が指定する者が行う建物の点検(無償)を欠かす事なく受けている事。
②.ミサワホーム(ディーラー)またはミサワホーム(ディーラー)が指定するものが行う、住宅の耐久性に関する有償診断(耐久性診断)を欠かすことなく受けている事。耐久性診断(有償)は、35年目および40年目以降10年毎。構造体、白蟻、防水保証は満了時毎に行う必要があります。
③.上記①②の各点検・耐久性診断の結果、メンテナンスが必要と判断されたときは、その部分の耐久性維持のために有償工事(耐久工事)を受けていること。
住宅設備の延長に関しては「設備サポートプラン(有償)」に加入する事で特定設備(※)の作動不良について5年間の延長が可能となっています。
(※)特定設備:衛生器具類(ユニットバス・洗面化粧台・トイレ)、厨房器具、冷暖房・給湯器類、給排水器具類・給排気ダクト類、電気機器類
保証の延長を受ける為に必要な有償工事の具体的な内容・費用や保証の対象外となる場合なども確認をしておきましょう。
品確法で定められた範囲外の保証の確認
品確法で定められている10年間の瑕疵担保責任を負う必要がある箇所は「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」です。壁紙や建具の建付けなどは対象外となります。シロアリ被害も外来からの作用によるものなので瑕疵保証の対象外となります。
品確法で定められた範囲外の部分もきちんと保証がされる独自のプログラムがあるかどうかも確認が必要です。ちなみにミサワホームでは防蟻初期保証10年、以降は10年毎に耐久性診断(有償)を受ける事で延長が可能となっています。
防蟻以外では住宅設備保証が5年の初期保証。こちらも上記で記した通り設備サポートプラン(有償)に加入する事で10年目まで延長が可能です。その他、仕上げ付属部品が2年保証ついています。
定期点検の内容・回数を確認する
保証制度とは別に無償定期点検を殆どのハウスメーカーで実施をしています。こちらの点検内容や回数も会社毎に異なりますので確認が必要です。
また定期点検をどこが行うのか?不具合があった時の補修等はどこが行うのか?等も知っておきましょう。ハウスメーカーの中には定期点検やメンテナンス等を専門に扱う部署や子会社を持っている会社もあります。そうした専門チームを抱えているところは技術面で安心が出来ます。
第三者機関による定期点検を実施している会社もあります。本当の意味での第三者機関だったら中立の立場なので安心感がありますが、ハウスメーカー側が毎回同じところにお願いをしているのでしたらそれはもう下請け業者的な立ち位置なので所謂ズブズブの関係です。中立の立場である第三者機関の本来の意味をあまりなさないでしょう。
ミサワホームでは引き渡し後11ヵ月目、23ヵ月目、5年目、10年目、15年目、20年目、30年目まで無償で定期点検を行っています。30年目以降は10年毎にお客様の任意でメンテナンス(有償)を受ける事も可能です。
365日24時間受付体制で緊急事態にも即時対応
ミサワホームでは緊急の用件にも迅速に対応できるように365日24時間体制の「お客様相談センター」を設置しています。また不測の事態や万一の事故に備えて「災害時待機体制」を整えています。
例えば台風が接近していた場合には工場、メーカー、ディーラー、指定工事店がそれぞれ24時間体制で待機。地震など大型災害の場合も災害復旧に必要となる技術、輸送、材料、施工などそれぞれの専門家が、出動できる体制をとっています。
2位の施工に関して
施工精度は施主側から判断をするのが難しい部分でもありますので慎重に確認を行いましょう。何点か施主側で施工精度を確認できる方法をご紹介したいと思います。
平均C値を確認
気密性(C値)は構造・工法や断熱工法、建築手法の違いで気密性を保ちやすかったり、反対に気密性を確保するのが難しかったりもするので一概にC値が悪い=大工さんの腕が悪いと決めつける事は出来ないですが、C値が平均して良い住宅メーカーの大工さんは丁寧な施工を行っている。という判断は出来ます。
つまりC値は気密性能の確認だけでなく施工精度の高さを確認する判断材料としても使えます。平均C値の低い住宅メーカーであれば安心して家づくりを任せる事ができます。
技術的有資格者の存在
一級建築士や一級建築施工管理技士などの資格を持った技術スタッフの有無や在籍数を確認してみましょう。
第三者検査を利用
施工に不安を抱えている施主さんは別途費用はかかりますが第三者検査を利用するのが良いです。施主さんに変わり家の専門家が施工を厳しくチェックをしてくれるので安心感が得られます。
第三者検査を利用する時には住宅性能表示制度を利用してチェックをしてもらうかホームインスペクター(住宅診断士)にホームインスペクション(住宅診断)をして貰うかがおすすめです。
・住宅性能表示制度を利用
住宅性能表示制度とは消費者の利便性を考え、住宅性能を等級や数値で簡単に確認が出来るようにした制度の事です。住宅性能表示制度の評価項目は下記の通りです。
評価される分野 | 主な評価内容 | 等級 | 必須 |
---|---|---|---|
①.構造の安定 | 地震・風・積雪に対しての 建物の強さを評価 | 耐震等級、 耐風等級、耐積雪等級 | ○ |
②.火災時の安全 | 火災の早期発見のしやすさ、 外部からの延焼に対する耐火性を評価 | 耐火等級 | |
③.劣化の軽減 | 柱や土台の劣化の進行を遅らせるための対策を評価 | 劣化対策等級 | ○ |
④.維持管理・更新への配慮 | 排水管・水道管・ガス管の 点検・清掃・修繕のしやすさを評価 | 維持管理対策等級 | ○ |
⑤.温熱環境 | 建物の冷暖房を効率的に行う為の 断熱などの省エネ対策を評価 | 断熱等性能等級、 一次エネルギー消費量等級 | ○ |
⑥.空気環境 | 室内への有害物質の発散量、換気対策を評価 | – | |
⑦.光・視環境 | 室内の明るさを、部屋の広さに対する 窓の大きさの割合で表示 | – | |
⑧.音環境 | 開口部の遮音性能や、共同住宅の 上下又は隣接する住戸への音の伝わりにくさを評価 | 透過損失等級 | |
⑨.高齢者への配慮 | 高齢者や子供が暮らしやすいよう、 バリアフリーの程度を評価 | 高齢者等配慮対策等級 | |
⑩.防犯 | 犯罪者が住宅に侵入しないよう、 開口部に対策がとられているかを評価 | – |
住宅性能表示制度を利用すれば国から認定を受けた第三者評価機関がマイホームの住宅性能を評価・チェックしてくれます。住宅性能評価は2段階に分けて行われ、1つ目は設計段階で設計図面をもとに住宅性能を評価します。これを「設計住宅性能評価」と言います。2つ目は建設段階で現場チェックを行い住宅性能を評価します。これを「建設住宅性能評価」と言います。
2段階目の「建設住宅性能評価」では、第三者評価機関が建築現場に計4回(基礎の配筋工事完了時、構造躯体の工事完了時、内装下張り工事の直前、竣工時)訪れ正しい施工が行われているかを徹底した管理体制で評価チェックをしてくれます。
住宅性能表示制度を利用する事で第三者評価機関が住宅性能・施工をチェックをしてくれるだけではなく万が一トラブルが起きた場合専門機関(指定住宅紛争処理機関)が対応をしてくれたり、住宅ローンの金利優遇や保険料の割引が適用される場合もあるといったメリットがあります。
・ホームインスペクター(住宅診断士)にホームインスペクション(住宅診断)を依頼
ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行なう専門業務を指します。
日本ホームインスペクターズ協会
ホームインスペクションでかかる費用は会社により様々ですが、だいたい5万円~10万円程度が相場となっています。ホームインスペクションを利用する上での注意点はホームインスペクターになるには日本ホームインスペクターズ協会が付与している民間の資格が必要ですが、国家資格である建築士などの資格の有無は問われません。
つまり建築士の資格がなくてもホームインスペクターになる事は可能です。ホームインスペクション(住宅診断)を利用する立場からすれば建築士の資格を保有するホームインスペクター(住宅診断士)に担当して貰う方がより安心が出来ます。
1位の営業担当に関して
最終的に営業担当との相性で住宅メーカーを決めた施主さんはわりといます。営業担当が仕事の出来る人か、単純に性格が合うか合わないかでその住宅メーカーの印象は大きく変わります。
性格も合わず、仕事に対する姿勢や対応も悪い営業だとストレスが溜まるだけではなく家づくり自体が失敗する原因になりかねないので営業担当は慎重に見極めましょう。
仕事に対する姿勢や質問に対する返答の仕方などを確認
まずは何気ない会話でいいので積極的にコミュニケーションを取りましょう。それだけで自分と馬が合う・合わないや人柄が見えてきます。
他には打ち合わせ時の言葉遣いや身なり、態度。こちらの質問に対して分かりやすい言葉で説明をしてくれるか、メールで質問した時の返答までの時間、こちらの希望や条件に合ったプランを提案してくれるかetc…積極的に質問をする事で営業担当の知識量や仕事に対する姿勢、誠実さも見えてきます。
住宅カタログの一括請求サービスなどを利用すれば、複数社の営業とメールで連絡が取り合えるようになるので全く同じ質問を複数の担当者に投げかけてみるのがおすすめです。
同じ質問だからこそ質問に対する返答の仕方や対応力に差が出てきて見分けやすいです。
打ち合わせは議事録をつくる
営業担当との間で多いトラブルが「言った」「言わない」等のお互いの認識のズレから起こるトラブルです。このお互いの認識のズレは発注した物と違う物が取り付けられる施工ミスだったり、聞いていた金額と違ったなどのお金に関する問題にも繋がるのでお互いの認識を合わせる事が大切です。
こうしたズレを起こさない為には議事録をつける事が有効です。議事録自体は簡単なもので平気です。打ち合わせで話した内容を記し、その場で双方が確認をして内容に問題がなければチェック済みのサインでも入れておけば良いでしょう。
最近ではラインでグループを作って、そこでやりとりをする事もあるのでそのライングループにサイン済みの議事録を毎回アップしておくのも良いでしょう。
テープレコーダーでも良いですが、その場合は事前に説明をして了承を得てから録音をしましょう。言った、言わないで後々トラブルにならないように記録を残す。という事が大切です。
まとめ
『ミサワホーム 最悪』というKWが気になったのでミサワホームの価格帯(坪単価)や住宅性能、保証・アフターサービスの内容などをチェックしてきました。
当サイトの検証結果としては決して最悪なハウスメーカーではなく、住宅の安全面や性能、保証やアフターサービス等々、総合的に見て予算的に合うのであれば比較検討候補の1つに入れるべきハウスメーカーであると言えます。
注文住宅では一人一人条件が異なるのでベストなハウスメーカーはこの会社!という風に断言をする事が難しいです。例え同じハウスメーカーであっても後悔に感じる方がいれば、反対に大満足される方もいます。
大切な事は『自分に合うハウスメーカーであるかどうか』を判断する事です。
自分に合うHMを見極める事が大切
家づくりにおいて満足をするのか後悔をするのかはハウスメーカー選びにかかっていると言っても過言ではありません。そのハウスメーカー選びで後悔されている方の多くが「2,3社程度しか比較をしなかった」とか「検討が不十分だった」とか、比較検討に十分な時間を設けなかった事が原因で失敗をされている方が多くいます。
その為、これから家づくりをおこなう方は焦らずハウスメーカーを決められるように時間的な余裕を持って、複数社を検討候補にあげて比較を行いましょう。
ミサワホームと比較検討されやすいハウスメーカー
ミサワホームを検討している方がミサワホーム以外で比較検討候補にあげやすいハウスメーカーは以下の通りです。
アイ工務店/トヨタホーム/パナソニックホームズ/ヤマダホームズ/一条工務店/三井ホーム/住友不動産/住友林業/積水ハウス/大和ハウス
ミサワホームを検討されている方は、ミサワホーム同様に大手HMと比較をされる事が多いようです。上記の中では三井ホームが坪単価で言えばやや高いかな。という位の印象で、他はそこまで大きく価格帯も変わりません。
ここに紹介したハウスメーカー以外にもミサワホームと価格帯が近しく住宅性能や設備が魅力的なハウスメーカーは他にも多くありますので、家づくりで後悔しない為にも複数の会社を候補にあげ、時間的な余裕をもって比較検討を行いましょう。
素敵なマイホームづくりを応援しています。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません