【ローコスト平屋で一人暮らしを満喫】1LDK~2LDKの実例

未婚率や離婚率の増加などによって一人暮らしの単身世帯の割合がとても増えてきています。

国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2020年の単身世帯の割合は35.7%。2020年には約40%に増える見込みです。

出典:EL BORDE

一人暮らしの方が増えてきた事と、ローコスト住宅の人気が相まって一人暮らし用の平屋をローコストで建てる方が増えてきています。

そこで当記事では、一人暮らしを満喫できるローコスト平屋のポイントや注意点などをご紹介していきたいと思います。

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目次
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一人暮らしを満喫できる平屋の広さは55㎡~を推奨

快適な一人暮らしを満喫するには、ある程度の家の広さが必要です。

国土交通省の「住生活基本計画」によると、戸建てで豊かな生活を送るために必要な広さは、一人暮らしだと55㎡~が望ましいとされています。

(二人以上の世帯になると、25×世帯人数+25㎡で算定されます。)

平屋で55㎡~(16.6坪)であれば広めの1LDK~2LDKに該当します。

平屋で一人暮らしを満喫する為には55㎡以上の1LDK、もしくは2LDKの間取りで建てるのがおすすめです。

ちなみに2LDKの平屋の価格相場は約2,000万円位です。

その為、建築価格~1,500万円位であればローコスト平屋と呼べるでしょう。

一人暮らしだと広すぎる平屋はかえって不便に?

広いとそれだけ掃除が大変になってきます。生活動線も悪くなってきます。冷暖房効率は下がりますし、建築費用は上がります。

外壁などメンテナンスが必要になった時には、広い分メンテナンス費も高くなります。

一人暮らしの場合はコンパクトな平屋の方が生活がしやすいですし、建築費・維持費もその方が抑えられます。

55㎡~100㎡位が目安でしょうか。100㎡(30.25坪)を超えてくると一人では持て余す広さになってきます。

結婚前の方が一人暮らし用の平屋を建てる時のポイント

今はまだ結婚の予定がなくても、いつかは良い人が現われて結婚して子供も生まれるかもしれません。

その為、結婚前の方は結婚後の事も考えて平屋づくりを行いましょう。

例えば、家族が増えて家が手狭になったら増築する事になります。増築の可能性を考えると、建ぺい率や容積率も意識した土地の選び方が重要になってきます。

増築が不要でも間取りなどを変更する改築の必要が出てくるかもしれません。

その為、改築がしやすいように可変性の高い間取りにしておく事も重要です。

間仕切りの少ない間取りであれば可変性も高く、建築費も抑えられ、動線もスムーズにつくれるのでおすすめです。

一人暮らしにおすすめローコスト平屋の実例

一人暮らしを満喫するのに十分な延床面積(55㎡~)を確保しており且つ、本体価格:1,500万円以内で建てた平屋をご紹介致します。

①.本体価格:~1,499万円(71.21㎡/1LDK)

参照:suumo

間仕切りを少なくして、吹き抜けを設けた事で開放感あふれるLDKになっています。

小屋裏収納と畳コーナーの下を収納スペースとする事で収納力も確保出来ています。

本体価格~1,499万円(~69.6万円/坪)
延床面積71.21㎡(21.5坪)
敷地面積201.39㎡(60.9坪)
施工会社クレバリーホーム
工法木造軸組
(プレミアム・ハイブリッド構法)
地域群馬県

②.本体価格:1,290万円(83.84㎡/2LDK)

参照:suumo

回遊できるようにアイランドキッチンを採用。

キッチン背面に脱衣・洗面室、浴室など水回りをまとめて設置し家事動線の考えられた間取りになっています。

2つの洋室にクローゼット、そして玄関には土間収納もあり収納力も十分です。

本体価格1,290万円(50.9万円/坪)
延床面積83.84㎡(25.3坪)
敷地面積
施工会社桧家住宅
工法木造軸組
地域千葉県

③.本体価格:~1,499万円(66.66㎡/2LDK)

参照:suumo

外観も内装も白をベースとしたシンプルな装い、ダークな色の玄関ドアがアクセントになっています。

敷地の一部に人工芝を敷き詰めて、ドッグランとしても使える庭にしています。

本体価格~1,499万円(~74.4万円/坪)
延床面積66.66㎡(20.1坪)
敷地面積221.95㎡(67.1坪)
施工会社ヤマダホームズ
工法木造軸組(木質パネル)
地域奈良県

④.本体価格:~1,499万円(89.02㎡/2LDK)

参照:suumo

レンガ色の瓦屋根とクリーム色の外壁で南欧風の外観が特徴的です。

リビングとウッドデッキの高さを揃える事で、部屋の広がりと開放感を演出しています。

寝室の壁には猫ちゃん専用の入り口を設置。猫ちゃんにとっても生活のしやすい平屋になっています。

本体価格~1,499万円(~55.7万円/坪)
延床面積89.02㎡(26.9坪)
敷地面積
施工会社レオハウス
工法木造軸組
地域鹿児島県

⑤.本体価格:1,382万円(88.67㎡/2LDK)

参照:suumo

玄関ドアから壁、フェンスなど全てが木製でおしゃれな外観にインナーガレージを設置した平屋です。

室内も木質感たっぷり。床はパインの無垢材を採用。居室の壁は壁は羽目板張りなど、どこに居ても木の温もりを感じられます。

本体価格1,382万円(51.6万円/坪)
延床面積88.67㎡(26.8坪)
敷地面積237.09㎡(71.7坪)
施工会社ヒロ建工
工法木造軸組
地域埼玉県

一人暮らし用の平屋をローコストで建てるメリット

一人暮らし用のコンパクトな平屋のメリットと、ローコスト住宅のメリット、両方のメリットを享受する事が出来ます。

■一人暮らし用の平屋のメリット
◦生活が楽。老後も安心して暮らせる
◦構造的に安定しやすい
◦階段のスペースが不要
◦メンテナンス費用を抑えられる
◦土地代が抑えられる
◦駐車場や庭を確保しやすい

■ローコストで建てるメリット
◦安く建てる事がローン返済も楽
◦引渡しまでが早い。品質も安定。

■一人暮らし用の平屋のメリット

生活が楽。老後も安心して暮らせる

ワンフロアで生活が完結する平屋は、普段の掃除や洗濯など家事が楽で生活のしやすいお家です。

一人暮らし用の平屋であれば、コンパクトなサイズで十分なので、より生活もしやすくなります。

階段がなく上下の移動がない事や、バリアフリー化もしやすい事などで老後も安心して暮らせるお家です。

構造的に安定しやすい

平屋は高さが低いので構造的に安定しやすいです。耐震性が高く地震に強い家をつくれます。重さも2階建てに比べると軽いので地震の際の揺れ幅も軽減できます。

複数回の地震によるダメージの蓄積が原因で、外壁や屋根などのメンテナンス時期が早まる事もありますが、

平屋は2階建てより地震で受ける家のダメージを軽減できるので、そうした心配も少なくなります。

また、2階を支える壁や柱が不要なので間取りの自由度も高くなります。

勾配屋根を使いリビングの天井を高くしたり、広いワンフロアのLDKにしたりと平屋ならではのゆったりとした空間作りも可能となります。

階段のスペースが不要

一般的な2階建ての場合、階段を設けるスペースは畳2枚分~3枚分の広さが必要になります。

平屋は階段が不要なので、その分のスペースをワークスペースにしたり収納にしたりと自由に使う事ができます。

メンテナンス費用を抑えられる

2階部分のメンテナンス作業を行う時は足場を組む必要があるのですが、平屋では不要なので費用を抑える事が出来ます。

また一人暮らし用のコンパクトな平屋であれば外壁・屋根・基礎面積も限られているので更に費用を抑える事ができます。

大きな家に比べると不具合や補修箇所を早期に発見しやすいというメリットもあります。

土地代が抑えられる

一人暮らし用のコンパクトな平屋であればそこまで大きな土地である必要がありません。土地代のかかる都心部では特に大きなメリットとなります。

コンパクトな土地も候補に入れて土地探しを行えるので、良い土地を見つけやすくなります。

駐車場や庭を確保しやすい

延床面積をコンパクトに収める分、駐車場やお庭を確保しやすくなります。

車2台停められる広い駐車場や、ワンちゃんが走り回れるような広い庭も設けやすくなります。

■ローコストで建てるメリット

安く建てる事がローン返済も楽

ローコストで建てる1番のメリットはお金がかからないという事です。

費用を抑えて建てる事で、自分の趣味など他の事にお金を回しやすくなります。

また住宅ローンの借入額も抑える事が出来るので、返済額も少なくなり負担を減らす事が出来ます。

何十年も払い続けなければいけない住宅ローンが家づくり最大の不安となっている方も多いと思いますが、

ローコストであれば毎月の返済額が少なくて済み、返済に悩まされる事が軽減できるので精神的にも楽です。

引渡しまでが早い。品質も安定。

ローコストで建てられる仕組みは、仕入れから引き渡しまで全ての作業で効率化がすすみ、ムダを徹底して省いているからです。

規格住宅である事が多く、間取りやデザインなど仕様プランが予め用意されており、その中から好みを選んで建てていきます。

プランが纏まっているので打ち合わせの回数が少なくてすみます。

施工も、事前に工場で一括加工され規格化された資材を運び込み、それを組み立てていくので工期が短くてすみます。

その為、契約から引き渡しまでの期間が短いです。

現場での加工をあまり必要としないので品質も安定しています。

一人暮らし用の平屋をローコストで建てる時の注意点

メリットと同様に注意点も平屋の注意点とローコストで建てる時の注意点、両方関係してくるので把握しておきましょう。

■一人暮らし用の平屋の注意点
◦周りの建物の影響を受けやすい
◦水害時の不安

■ローコストで建てる注意点
◦設計自由度が低い可能性
◦性能と設備のグレードが低い可能性
◦保証・アフターサポートが劣る可能性

■一人暮らし用の平屋の注意点

周りの建物の影響を受けやすい

高さが低いので、すぐ隣に2階建てや3階建ての建物があると圧迫感が強まります。

陽の当たり方にも影響が出て来るかもしれないので注意が必要です。

水害時の不安

水害で床上浸水したら、2階に物を移す事が出来ないので家全体が水浸しになってしまいます。自身も避難ができません。

平屋に限った話ではないですが、土地を探す時には自治体から発行されているハザードマップも参考にして探すようにしましょう。


一般的な平屋であれば、2階建てより費用がかかる。広い敷地が必要。平屋の中心部は採光が難しく暗くなりがち等

他にも注意すべき点がありますが、一人暮らし用のコンパクトな平屋であればこれらはあまり関係なくなります。

コンパクトなので費用は抑えられますし、広い敷地は必要ないです。間取りもコンパクトなので中心部でも採光が難しいという事もありません。

■ローコストの注意点

設計自由度が低い可能性

ローコスト住宅は規格住宅である事が多いです。外観デザインのパターンA,B,C、間取りのパターンA,B,Cなど決められたプランの中から選んで建てていきます。

その為、設計自由度が低い可能性があるので注意が必要です。

予め決められた規格内で建てるのでコストを抑える事が出来ています。

個性的な外観デザインや、用意されていない特殊な間取りなど規格外の発注をした時にはコストが割高になってしまいます。

規格住宅にはメリットも

選択肢が多いと迷ってしまう方には規格住宅があっています。

フルオーダーの完全自由設計は、全てをイチから作っていくのが楽しい反面、かなりの根気と時間を有します。

その点、規格住宅は適度に選ぶ楽しさもあり、用意されているプラン数も豊富なので自分らしさも出す事ができます。

それに用意されているプランは今まで好評だったデザインや、使いやすい間取りなど、ブラッシュアップを経て生き残ったプラン達です。

イチから決めていくよりも失敗の心配が少ないのもメリットです。

性能と設備のグレードが低い可能性

ローコストなので仕方のない部分ですが、一般的な住宅と比べると性能・設備のグレードが劣る可能性があります。

この注意点に対する詳細な対策は後述しますが

ローコストで建てるとするなら、全ての性能、全ての設備で最高等級や最新機種を揃えるのは難しいので

お金をかけるところとかけない所の優先順位を決めて、選択していく必要があります。

保証・アフターサポートが劣る可能性

大手ハウスメーカーで建てる住宅の場合、50年や60年の長期保証も珍しくありませんが、ローコストで建てる住宅の場合、保証期間が短い事がよくあります。

定期点検の頻度も少なかったり、24時間受付可能なトラブル時の問合せ窓口がなかったり、

サポート面でも劣る可能性があるので、見比べる必要があります。

ローコストでも一人暮らしを大いに満喫できる平屋を建てるコツ

注意点などに気を付けて家づくりを行えば、ローコストであっても大満足できる平屋を建てる事が出来ます。

抑えておきたいポイントを幾つかご紹介したいと思います。

設計に関して:複数の会社のプランを比較

外観や内装のデザイン、用意されている間取り、設計力などは当然会社毎に異なります。

自分のセンスと合うデザインを得意としている会社はどこなのか。ライフスタイルに合った間取りプランが用意されている会社はどこなのか。等々、比較する事から始めましょう。

過去の施工実績や間取りプランなどが画像付きでのってる住宅カタログで比較をするのが分かりやすいです。

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自由設計も出来る会社を探す

フルオーダーの完全自由設計になるとコストが高くなりますが、一定のルール内で自由に設計ができる、自由設計可なローコスト住宅もあります。

設計の自由度が上がれば、より自分の理想で建てられるので満足度の高い平屋を建てる事が出来るでしょう。

ただし、自由設計で建てる時に注意しておきたいのが担当営業のセンスです。

ローコストメーカーでは基本的な設計を営業が行う事も多いです。

担当のセンスが悪ければおしゃれな家を手掛けるのは難しくなるので、担当営業が携わった過去の事例などを見させて貰いましょう。

センスも良く、経験豊富な営業だと提案力も高いです。

結局の所、デザインや間取りの良さは営業の提案力に大きく関わってくるので下記記載のサービスを利用するのが良いと思います。

性能・設備に関して:狙うポイントを定める

出来るだけローコストに抑えるなら全性能で最高等級を目指すのは諦めて、最高等級を狙うポイントを定めましょう。

ローコストでも住宅性能で抑えておきたいポイントは「耐震等級」と「劣化対策等級」と「断熱等性能等級」の3つです。

耐震等級は地震に対する強さを示しており1~3の数値で表されます。

安全性に関わる部分なので耐震等級は3を取得しておきたいです。

劣化対策等級は柱や土台の劣化の進行を遅らせるための対策が出来ているかを示しており1~3の数値で表されます。

等級1は建築基準法に定める対策で、等級2は通常想定される自然条件および維持管理条件の下で2世代(50年~60年程度)まで長持ちする対策が講じられている住宅

等級3は3世代(75年~90年程度)まで長持ちするように対策が講じられている住宅となっています。

家の寿命に関わる部分なので出来れば等級3を取得しておきたいところです。

断熱等性能等級は住宅の省エネ性能を示しており等級1~5の数値で表されます。等級が高いと冷暖房効率も上がるので光熱費を抑えられます。

家の快適性に関わる部分なので等級5を目指したい所です。

家の安全性と寿命、そして快適性に深く関係するこの3つの性能はローコストに抑えても高い等級を目指しておきたい所です。

住宅設備に関しても同様の事が言えます。

全ての設備で最新のモノを揃えるとなるとコストが嵩みますので、例えばキッチンはお金をかけるければ、浴室や脱衣洗面所、トイレは最低限のグレードにする等

お金をかけるポイントを定めて家づくりを行っていきましょう。

ランニングコストも考慮する

ローコストに抑える為に設備のグレードを落とす場合にも耐久性は確認しておきましょう。

耐久性の低い外壁・屋根材を採用すると、建てた後に多額の修繕費やメンテナンス費が必要になる事があります。

初期費用を抑えられても、生涯コストで見た時に高くなってしまっては意味がありません。

機能面やデザイン面に関してお金をかけなくてもあまり問題はないですが、耐久面にはお金をかけた方が良いです。

外壁材・屋根材以外にも水回りの設備・換気設備・バルコニー(屋上)・床材・クロス、外壁などに使用されるシーリング(コーキング)

この辺りは、それぞれの耐用年数とメンテナンスが必要になった時にかかる凡その費用なども確認しておきましょう。

保証・アフターサポートに関して:詳細まで確認

大手HMでは50年や60年といった長期保証も珍しくないですが、ローコストメーカーの場合、そこまでの長期保証は付いていない事が多いです。

定期点検に関しても回数や点検内容が重要になってきます。

保証内容は会社により異なりますので、契約前に詳細まで確認をしておきましょう。

特にチェックしておきたいのが品確法で瑕疵担保責任が定められている10年目以降の保証内容です。

10年目以降も延長が可能なのか。延長する為の条件は?再延長も可能なのか。延長した時の保証内容は初期保証と同等か?等、確認しておきましょう。

2020年4月1日の民法改正で「瑕疵担保責任」は「契約不適合責任」に変わりました。

民法改正で何が変わったかと言うと、簡単に説明すると売主の責任範囲が拡大し、買主が請求できる権利が増えたので買主にとっては有利な改正です。

改正前は「隠れた瑕疵」(主に「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」)についての責任が規定されていましたが、

改正によって、原則全範囲が対象となります。

隠れているかどうかは関係ありません。契約書通りにできているかどうかがポイントです。

例えば、最終立ち合いの時にクロスの破れを見つけて、引き渡し後に「クロス敗れているので直して下さい」と伝えた場合、

改正前だと、隠れた瑕疵に該当しない為買主が泣き寝入りする事も多かったのですが、改正によって隠れているかどうかは関係なく、買主の請求が通るようになりました。

不適合な個所を知った時から1年以内に売主に通知すればOKです。

請求できる権利も増えました。

改正前は、損害賠償請求権と契約解除権のという割と極端な2択しかなかったのですが、改正によって追完請求権と代金減額請求権が追加されました。

どういった権利かと言えば、

追完請求権は、例えば「契約では棚2つになっているのに1つしか付けられてないから1つ追加してね!」と言える権利です。

代金減額請求権は、例えば「契約では棚2つになっているのに1つしか付けられてないから1つ分の価格に値下げしてね!」と言える権利です。

至極当たり前の権利ですが、今まではそうした権利が記載されていなかったのです。

民法改正により買主がより保護されやすい内容になりましたので以前よりも安心してお家の購入が出来るようになりました。

優秀な住宅会社を紹介してもらう

家づくりの失敗・成功は施工を依頼する住宅会社にかかっていると言っても過言ではありません。

それほど、家づくりにおいて住宅会社選びは重要になってきます。

そんな住宅会社選びで失敗しない為に、家づくりの専門家に間に入って貰って優秀な住宅会社を紹介してもらうというのも有効な方法です。

さらに、アドバイザーとなる家づくりの専門家が住宅会社側に担当営業に望む条件等も伝えてくれるので、優秀な担当が付きやすくなります。

家づくりのプロにオンライン相談ができる「HOME4U家づくりのとびら」はかなり画期的で利用価値の高いサービスなので、気になる方は下記の検証記事をご覧下さい。

ローコスト平屋を実現する無理のないコストカット

ローコストに抑える為に、無理なくコストカットが出来る箇所と、あまりコストカットに向かない箇所とを併せてご紹介します。

コストカットしやすい箇所

家の形状・屋根の形状

家の形状は凹凸が少ない程安く建てられます。その為、箱型のように四角い家にする事でコストカットをする事が出来ます。

屋根もシンプルな形状の方が安く建てられます。片流れ屋根、または切り妻屋根がコストを抑えやすいです。

間取り

部屋数を増やすと、間仕切りや建具も増えます。各部屋への配線作業も必要になり費用が高くなります。

その為、出来るだけ部屋数を少なくする事でコストを抑える事が出来ます。

床面積

床面積も小さければ小さいほど費用を抑えられます。

一人暮らし用の平屋であれば床面積が広すぎるとかえって使いづらくなるので、55㎡~位が使いやすくそれでいてコストも抑えられます。

水廻り設備

キッチン・トレイ・洗面室や浴室などの水回り設備が分散していると配管工事が複雑になり費用が上がります。

水回り設備は1ヶ所にまとめて設置する事でコストを抑える事が出来ます。

窓の数とサイズ

設置する窓の数を減らしたり、サイズを小さくする事でコストカットに繋がります。

窓が減ると断熱性能も上がります。

収納スペースの数

各部屋にクローゼットを複数つくるよりも、1ヶ所に大き目のウォークインクローゼットを1つ作った方がコストを抑える事が出来ます。

バルコニー

バルコニーは作るのにも当然費用がかかりますし、排水管の詰まりや水漏れのリスクもあり、メンテナンス費もかかってきます。

その為、バルコニーを設けない事でコストを抑える事も出来ます。もしくはサイズを小さくする事でコストカットに繋がります。

和室

床の間や床柱が必要となる純和室は建築費用が高いです。畳やふすま、障子のメンテナンス費もかかります。

和室を作らない事でコストを抑える事も出来ます。

畳の部屋が欲しい時には、純和室ではなく洋室に畳シートや畳マットを敷いて和室風の部屋として使う方法がおすすめです。

照明やカーテン・エアコン等

照明やカーテン・エアコン等は自分で用意した方が費用を抑える事ができます。

他にもIHやガスコンロ、洗面台、宅配ボックス、ポストなども施主支給で安くなる事があります。

ただ、住宅会社によっては施主支給のモノを選択できない事もあるので事前に確認をとっておきましょう。

システムキッチン・バスルーム

住宅設備の中でもシステムキッチンとバスルームは料金がピンキリで、高いモノと安いモノとの差が激しいです。

機能面やデザイン性よりも、掃除がしやすいように汚れにくい加工がされているか?傷が付きにくい素材か?など耐久面を優先して選びましょう。

内壁

代表的な内壁素材はクロス(壁紙)、塗壁、タイル、木材などがありますが、クロス仕上げが1番低コストです。

使用するクロスも家全体で出来るだけ同じ素材を使用した方がコストを抑えられます。

ただし、家全体を同じクロスで統一すると面白味の無い賃貸住宅みたいな内装になるので

例えば、リビングのTV背面の壁や、玄関正面の壁などはアクセントカラーのクロスを使用するなど

ポイント、ポイントでアクセントカラーとなるクロスにする事でおしゃれな内装になります。

床材

代表的な床材はフローリング、クッションフロア、フロアタイル、カーペット、畳などがあります。

クッションフロアは比較的安価で、表面素材が塩化ビニル樹脂なので水をはじき、簡単な汚れなら拭きとるだけで落とせます。

その為、キッチン・トイレ・洗面所など水回りの床に向いています。

ただし表面が塩化ビニル樹脂のため、本物と比べるとどうしても質感が劣りチープに見えます。

なのでリビングなどではフローリングが採用される事が多いです。

他にも寝室は温かみと落ち着きを感じるカーペット素材、子供部屋は転んでも怪我をしにくいクッションフロアやカーペットが人気です。

部屋毎の特性に合った床材を選び、その床材の中で安価なモノを選べば利便性は保ちつつもコストを抑える事が出来ます。

門扉・フェンス

フェンスや柵などで家の周りを1周囲むとなると範囲が広いので結構な費用がかかります。また門扉も数十万円はします。

門扉やフェンスを設けない事でコストカットに繋がります。近隣にはオープンで親しみやすい印象を与えます。

コストカットにこだわり過ぎない方が良い箇所

“ローコストでも一人暮らしを大いに満喫できる平屋を建てるコツ"で触れた箇所

住宅性能(特に耐震性や耐久性、断熱性)や外壁材や屋根材などメンテナンス費も含めた生涯コストを考慮した方が良い設備等。

上で触れている箇所なので詳細は割愛します。

玄関ドア

玄関ドアは外観の印象を決める上で大切なポイントになります。

外壁がシンプルなデザインであっても、上質な玄関ドアであれば家全体も上質な雰囲気に見えてきます。

玄関ドアがシンプル過ぎると、ローコスト感の強い外観になるので注意が必要です。

収納スペースの容量・コンセントの数

収納スペースの容量とコンセントの数は不足すると生活が不便になるので削りすぎるのはあまりおすすめ出来ません。

ただ過剰にあってもそれは意味がないので、適切な容量と数を把握する事が大切です。

家の中にあるモノを図面などに書き出して、量を把握しつつ、具体的に何をドコにしまうのかイメージしながら必要な収納スペースの容量を確保しましょう。

コンセントに関しても、持っている家電やコンセントを使う機器類を書き出して、どこでどのように使うのか具体的にイメージしながら適度に設置していきましょう。

まとめ

一人暮らしを満喫する為に確保しておきたい広さの基準や、参考になりそうな1LDK~2LDKのローコスト平屋の建築実例

ローコストで建てる平屋のメリット&注意点などをご紹介してきましたが如何だったでしょうか。

一人暮らしであれば生活のしやすい平屋が向いていますし、広さもそこまで必要としないのでローコストで建てる事が可能です。

ただし、どこの住宅会社でも満足のゆく家づくりが出来るかといったらそうでもありません。

コスト面で折り合いがつかなかったり、性能や設備のグレードやデザイン、保証内容、他にも担当営業との相性など

全ての条件が合致する住宅会社を見つけるために、まずは各社の最新カタログ等で比較する事から始めてみましょう。

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この記事を書いた人
管理人
管理人

資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。