断熱等級7の家を建てるハウスメーカー。断熱性能が高いと何が良いの?

元々日本の住宅は欧米諸国の住宅と比べて断熱性能が低いと言われていました。低かった理由の一つに義務基準が無かった事が上げられます。
(先進7か国(G7)で断熱性能が義務化されていなかったのは日本だけ。)

しかし昨今では、世界的にカーボンニュートラルの実現に向けて省エネや脱炭素に優れた住宅の建設が推進されており、ようやく日本でもより高い断熱等性能等級が新設されたり、新築住宅に対し省エネ基準適合が義務化されるなど制度面が整ってきました。

そうした背景もあり、ハウスメーカーが断熱性能に本腰を入れて力を入れるようになり、お客さんも断熱性能の高い家かどうか?を重視される方が増えてきています。

そこで当記事では、断熱性能の最高ランクである断熱等級7を建てるハウスメーカーをご紹介すると共に、断熱性能が高い事で得られるメリットや、そもそも断熱等級とは?なども説明していきたいと思います。

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そもそも断熱等級とは?

断熱等級とは、正式には「断熱等性能等級」と言い、国土交通省が定める「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」の中で規定されている"住宅性能表示制度"の中の評価基準の1つです。

等級は1~7までの7段階あり数字が大きいほど断熱性能が高いという事を示します。

住宅性能表示制度

住宅性能表示制度とは、一般の消費者が住宅の性能を簡単に把握できるように、様々な性能を等級を付けて分かりやすく示した制度の事です。

よく聞く耐震等級も住宅性能表示制度の評価基準となる項目の一つです。

断熱性能の基準値

出典:株式会社Ace

断熱性能の等級は基準値を満たしているかどうかで判断されます。

その基準値に使われるのが「UA値(外皮平均熱貫流率)」と呼ばれる値です。

UA値とは外皮(外気に触れる場所:壁や屋根、開口部(窓など))を介して外に熱がどれくらい逃げているのかを表した値です。

室内から外部への"熱の逃げやすさ"を表した値なので小さい数値の方が断熱性能が高いという事を示します。

地域区分に分かれて設定されてあるUA値の基準を満たしているかどうかで断熱等級は決まります。断熱性能(UA値)の基準は以下の通りです。

◦UA値の基準値

断熱等級/地域区分12345678
北海道青森・岩手など東北・長野など関東~九州北部宮崎・鹿児島沖縄
断熱等級20.720.721.211.471.671.672.35
断熱等級30.540.541.041.251.541.541.81
断熱等級40.460.460.560.750.870.870.87
断熱等級50.40.40.50.60.60.60.6
断熱等級60.280.280.280.340.460.460.46
断熱等級70.20.20.20.230.260.260.26
地域区分表

地域により基準UA値は異なりますが、例えば東京や大阪、福岡など本州の多くの地域が該当する5・6・7地域ではUA値が0.26以下であれば断熱等級7となります。

東北や北海道など寒冷地となると、もっと低いUA値(もっと高い断熱性能)が求められます。

断熱等級5,6,7は2022年に新設された

1999年に断熱等級4が創設されて、それから23年間は断熱等級は1~4まででした。

それが2022年の4月に断熱等級5が創設され、同年10月に断熱等級6と現行の最高ランクである7が新設されました。

2022年までは最高等級が4だった事もあり、今よりも断熱性能が低い家が主流でした。しかし、2022年に一気に3段階も断熱性能が高いグレードが新設された事で今では2022年までよりも断熱性能の優れた家が圧倒的に多くなっています。

その為、断熱性能の面でこれから家づくりを行う方は良いタイミングです。

2025年には断熱等級4が適合義務化

地球温暖化対策の一環として、高断熱住宅=省エネ住宅が促進されているのですが、地球温暖化対策は世界規模で取り組まれているので日本も温室効果ガス削減目標を達成しないといけない訳です。

そこで本気になった日本は、2022年3月まで最高ランクであった断熱等級4を2025年4月以降の新築住宅に対して適合を義務化しました。

つまり、それまで最高ランクだった断熱等級4が2025年4月以降は最低ランクとなります。

更に、2030年には最低ランクが引き上げられ断熱等級5が義務化される予定があります。(まだ本決定ではない)

2030年に断熱等級5が義務化された場合、それ以下の断熱性能の家は確実に価値が下がってしまうので、これから家づくりを行う方は最低でも断熱等級5以上を狙うのが良いと思います。

断熱等級7の家を建てるハウスメーカー

断熱等級7の住宅商品を取り扱っていたり、断熱等級7にも対応可能な住宅を手掛けているハウスメーカーをご紹介致します。
(表示している価格は市況により変動する可能性があります)

◦アキュラホーム「超断熱の家-プレミアム-」
◦アイフルホーム「すごい家」
◦一条工務店「グラン・スマート」「アイ・スマート」
◦日本ハウスHD「館」「極」
◦タマホーム「えがおの家」
◦ダイワハウス「xevo GranWood」

アキュラホーム「超断熱の家-プレミアム-」

アキュラホーム「超断熱の家-プレミアム-」
アキュラホーム

アキュラホームは1mm単位での設計も可能な完全自由設計の家を適正価格で提供を行うハウスメーカーです。標準仕様で断熱等級7の「超断熱の家-プレミアム-」という住宅商品を取り扱っています。

高断熱仕様なので、リビング吹抜けにスケルトン階段を採用した開放的な間取りでもエアコン一台で一年を通じて快適な住環境を実現し光熱費も抑える事が出来ます。

高強度のオリジナル耐力壁「8トン壁」や床剛性が3倍の「トリプルストロング床」、接合部をより強固にする「メタルウッド工法」等で耐震性にも優れています。

高断熱仕様×高い耐震性を実現した「超断熱の家-プレミアム-」を2階建て約30坪・3LDK、税込2,079万円~販売しておりコストパフォーマンスにも優れる断熱等級7の住宅です。

「超断熱の家-プレミアム-」のカタログはコチラ

アイフルホーム「すごい家」

アイフルホーム「すごい家」
アイフルホーム

アイフルホームは住宅設備機器業界最大手のLIXILグループのLIXIL住宅研究所が運営するハウスメーカーです。標準仕様でUA値=0.23W/㎡・k(6地域)と断熱等級7を満たす「すごい家」を取り扱っています。

全館ダクトレス空調と24時間熱交換換気の組み合わせで、セントラルエアコン1台だけで家全体の温度を一定に保ち快適な住環境を実現します。

空調設備にウイルス・細菌なども光触媒技術で分解する事が可能な光触媒担持チタンメッシュフィルターも採用しているのでクリーンな空気を家中に循環させる事が出来ます。

気密性能(C値)も優れており、越谷モデルハウスの実測値でC値=0.2を実現しています。参考価格はセミオーダータイプの40坪プランの場合、税込2,893万円からの販売となっています。

一条工務店「グラン・スマート」「アイ・スマート」

一条工務店「グラン・スマート」
一条工務店

「家は性能」のキャッチコピーを掲げている通り、業界トップクラスの住宅性能の高さを誇るハウスメーカーです。2023年に、断熱性能7にグレードUPが出来る断熱仕様の新プラン「断熱王」が追加されました。

断熱王が適応される対象商品が「グラン・スマート」と「アイ・スマート」です。この2商品は2×6工法で建てられ、内外ダブル断熱工法が標準仕様となっており元々断熱等級6は満たしています。

その為、玄関ドアをより高断熱仕様へ変更と、断熱玄関土間仕様に変更するだけで断熱等級7を満たす仕様にグレードUPする事が出来ます。

高性能である事に加え、生活スペースのほぼ100%をカバーする「全館床暖房」や高性能フィルター搭載+熱交換率90%と高い「全館換気システム ロスガード90」、高品質なオリジナル水回り設備など充実の設備が標準仕様となっている点も人気の理由です。

紹介した高気密・高断熱住宅のカタログ
※地域やタイミングにより候補に出ないHMもあります。

日本ハウスHD「館」「極」

日本ハウスHD「館」
日本ハウスHD

丈夫で耐久性に優れた「国産檜無垢柱」や「プレミアム檜集成柱」など"檜"にこだわり家づくりを行うハウスメーカーです。「館」「極」「輝」「雅」の4商品を取り扱っている中で「館」と「極」がUA値=0.25W/㎡・kで断熱等級7を満たしています。

血統書付きの国産檜無垢柱や北海道仕様にはプレミアム檜集成材など厳選した檜を4寸角柱に採用し、制震ダンパーも標準使用で搭載された強固な構造躯体で高い耐震性も実現しています。

気密性能を示すC値は北海道・本州共通で0.5c㎡/㎡以下と丁寧な施工で高い気密性能も確保出来るので、寒冷地ではセントラルヒーティング、その他地域では高効率エアコンで室内環境を心地よくコントロールしてくれます。

10年毎の有料メンテナンスという条件付ですが、木造住宅最長の60年保証や6年目以降60年目まで年1回以上の点検訪問なども実施しており、安心して家づくりを任せられます。

タマホーム「えがおの家」

タマホーム「えがおの家」
タマホーム

営業と施工の最適化や注文住宅新設着工棟数全国3位(2022年度)のスケールメリットを活かした仕入費の削減などで低価格でありつつも良質な住宅を手掛けるハウスメーカーです。UA値=0.23W/㎡・kで断熱等級7を満たす「えがおの家」という住宅商品を取り扱っています。

外壁ダブル断熱や基礎ダブル断熱、樹脂サッシ+Low-Eトリプルガラス、高断熱玄関ドアで高い断熱性を確保し、全熱交換型24時間換気システムでより快適な住環境をつくりだします。

実大実験で証明された屈強な構造躯体に加え、制震ダンパーの採用で耐震等級3を取得すると共に、防犯タイプのガラスで防災・防犯性能を高め、メンテナンスコストを抑えられる高耐候・高耐久な外壁材なども採用しています。

長期優良住宅の申請をして認定を受けた場合は最長60年間の保証も付きます。参考価格は35坪、フルスペック仕様で税込2,900万円~カスタマイズも可能な自由設計で建てられます。

ダイワハウス「xevo GranWood」

ダイワハウス「xevo GranWood」
ダイワハウス

ダイワハウスは鉄骨造も木造も取り扱うハウスメーカーですが、2023年6月にリリースされた断熱等級7対応の新断熱仕様には木造商品「xevo GranWood(ジーヴォグランウッド)」のみが対応しています。

元々は4つの断熱仕様(「スタンダードW断熱」「ハイクラスW断熱」「エクストラW断熱」「プレミアムW断熱」)があり、そこに「ウルトラW断熱仕様」が加わりました。

柱には4寸(120mm)角の国産構造用集成材を採用し、接合部には強度を高める接合金物、高い技術力を活かしたオリジナル耐力壁のエネルギー吸収型木造制震耐力壁「グランブレース」などを組み合わせ災害に強い家を作ります。

頑丈な構造躯体により、開口幅最大9m、天井高2m72cmの大開口・大空間の実現も可能です。紹介した他5社よりも価格帯はハイクラスとなりますが、性能の高さに加え、デザインや設計、設備、アフターサービスにも徹底的にこだわりたい方に向いています。

紹介した高気密・高断熱住宅のカタログ
※地域やタイミングにより候補に出ないHMもあります。

断熱等級が高いと何が良いの?

断熱等級が高い=断熱性能の高い家を建てる事で得られるメリットをご紹介致します。

断熱等級が高いと一年を通じて室内温度が快適

個人的にはこれが一番のメリットと思います。

たまに高断熱の家は夏が暑いと思われている方もいますが、断熱性能が高いという事は外気の影響を受けづらいという事です。その為、夏は涼しい住環境を保つ事が出来ます。

断熱性能が高ければ家中の室温が快適に保たれやすいので、トイレやお風呂に移動する際も温度差によるストレスを感じづらいですし、暑い・寒いといった事が常日頃から軽減されるので日々の生活が圧倒的に快適になります。

電気代が安くなる

昨今の電気代が高騰している事も高断熱住宅の需要が上がっている理由の一つですが、断熱性能が高いと外気温の影響を受けづらいので冷暖房効率を高める事が出来ます。

強めの温度設定にしなくても効きが良いので電気代を抑える事が出来ます。

健康面での改善も期待できる

上図は近畿大学建築学部長の岩前篤教授が、断熱性能の低い家から断熱性能の高い家へ転居した方の健康改善効果を調査した結果の資料です。

断熱性能が高い家の方が健康改善効果が高いという事が分かります。

健康改善の効果が表れた理由は複数の要素があると思いますが、高断熱住宅は高気密である事が多いです。

これは断熱性能が高くてもすき間だらけの家では意味が無いように、断熱性能と気密性能は基本的にセットで考えられるからです。

高断熱の家は外気の影響を受けづらく、また気密性能が高い事で換気効率も良くなるので結露が発生しづらい環境になります。

(気密性能と換気能力の関係は、普通のストローと穴の空いたストローをイメージして貰うと分かりやすいと思います。
穴の空いたストローでは上手に吸えないように、すき間の多い=気密性能の低い家では上手に計画換気が行えません。)

結露が起こりづらいのでカビの発生リスクも下がり、カビが発生しにくい事でカビを餌とするダニも増えにくくなります。

また、高断熱住宅の場合は高性能フィルター付きの第一種換気システムを採用している事が多いです。高性能フィルターによりチリやホコリ、花粉やPM2.5などをシャットアウトして室内に綺麗な空気を取り込みます。

このような事が影響して高断熱の家では健康改善の効果が期待出来るのだと思われます。

ヒートショックリスクも軽減

ヒートショックとは急激な温度変化によって血圧が乱高下したり脈拍が変動する現象の事です。特に冬場に多く発生し、暖かい部屋から寒い脱衣室と浴室へ移動、その後お風呂に浸かり再び暖められる事で起こりえます。

ヒートショックが大きな要因となる入浴中の推定死亡者数は交通事故で亡くなられる方の3倍以上となります。

高断熱の家であれば、部屋毎の温度差が小さくなるのでヒートショックリスクも軽減する事が出来ます。

ヒートショックは高齢者の方が起こりやすいので、高齢者のいる家庭では勿論の事、将来の事を考えると断熱等級の高い家を建てるのをおすすめします。

遮音・防音性にも優れる

高断熱仕様の家は断熱材の厚みがあるという事に加えて、高断熱であれば高気密である事が多く、高気密の家は隙間が少なく遮音性・防音性に優れます。

外からの音を防ぐのも勿論ですが、家の中の音が外に漏れる事も防いでくれます。

その代わり、音が外に逃げずらいので室内の反響音は気密性能が悪い家よりはします。ただ、ベッドやカーテン、洋服がしまわれているクローゼットや本棚やソファ等々、吸音性の高い家具などで抑える事が出来ます。

気になりそうな方は吸音性の高いクロスを採用する等も効果的です。

断熱等級が高い事で様々な税制優遇が受けられる

2022年の断熱等級の新設に伴って長期優良住宅やフラット35の基準が見直されました。

長期優良住宅では断熱等級5以上である事が条件の一つとなっています。

長期優良住宅の認定を取得する事で、住宅ローンの控除枠の優遇や固定資産税の減税期間の延長、不動産所得税の減税などを受ける事が出来ます。

フラット35では、ZEH基準を満たす断熱等級5以上で低い金利プランを利用する事が可能となります。

どちらも断熱等級だけが審査基準ではありませんが、高い断熱性能でないと受ける事が出来ないので、断熱等級を高める事で様々な税制優遇が受けられる可能性が出てきます。

高断熱・高気密住宅の注意点

高断熱・高気密住宅のメリットは多くありますが、反対に注意しておきたいポイントも幾つかありますのでご紹介しておきます。

費用がかかる

断熱等級5や6の家に比べると、断熱等級を7にする事で断熱材の厚みを増す必要があったり、窓や玄関ドアの断熱仕様を高める必要があるので費用はかかってしまいます。

ただし、住んでからの電気代が安くなる事や様々な税制優遇が受けられる事、そしてお金で換算できない快適性が得られる事なども考えるとそれほど負担には感じられなくなるかなと思います。

建築費用を下げつつ断熱性能を高める方法

設置する窓の数を減らしたり、サイズを小さくする事で費用は抑えつつも断熱性能を上げる事が出来ます。

他にも台所に勝手口を設けない事や、玄関ドアに豪華な見た目になる親子ドアやおしゃれな雰囲気の片袖FIXドアではなくシンプルな片開きドアを採用する事でも費用は抑えられつつ断熱性の向上が期待出来ます。

これらの施策は断熱性の向上に加え、気密性の向上にも効果があります。

使用できる暖房器具が限定される

石油・ガスストーブや石油・ガスファンヒーターは室内の酸素を消費し、二酸化炭素と水蒸気を多量に排出します。これらの暖房器具は一般的な住宅でも1時間に1~2回の換気が推奨されています。

高気密住宅では自然風が外から入り込んで来ないので放出された水蒸気が結露発生のリスクを高めますしし、不完全燃焼により一酸化炭素等のガスが充満するリスクもあるので使用は控えましょう。

高断熱・高気密住宅であればエアコンだけで暖房は十分なので、どうしてもストーブやヒーターが使いたいという方にはデメリットとなります。

乾燥しがち

特に冬場ですが、室温が常に暖かく保たれているので室内が乾燥しがちです。室内干しの洗濯物が乾きやすくなるというメリットはありますが、注意点としてあげておきます。

ただし、乾燥が気になる場合は加湿器を置く事で簡単に解決出来ます。過度な加湿は結露の原因にもなりますので湿度40%~60%内で加湿を行いましょう。

内部結露には注意が必要

高断熱高気密住宅は外気の影響を受けづらく、換気システムも整っていれば結露は発生しづらい環境ですが、内部結露には注意が必要です。

内部結露とは壁の内部(断熱材)などで起こる結露の事で、室内の暖かい空気が断熱材の内に入り込んでしまうと結露が発生してしまいます。

ただしこれは適切な施工が行われていない場合に限り発生のリスクがあります。壁面や床下の防湿層・通気層の確保が適切であれば防ぐことが出来ます。

その為、高気密・高断熱住宅を得意とし実績の多い施工面で信頼できるハウスメーカーを選ぶようにしましょう。

換気システムの定期的なお掃除やメンテナンスは必須

高気密な家は自然風が入りこまないので、もし換気システムに不具合が起きた時には換気が不十分になりやすいです。換気が不十分だと結露やカビ、シックハウスの発生リスクがあがります。

低気密な住宅よりも換気システムに不具合が起きた時のリスクが大きいので、そうならない為に定期的にフィルターのお掃除や交換、換気システムの定期点検などを忘れずに行う必要があります。

まとめ

標準仕様で断熱等級7を満たす商品や断熱等級7仕様に対応可能な商品を取り扱うハウスメーカー、断熱等級が高い事で受けられるメリット&注意点などをご紹介してきました。

最後にもう一度、断熱等級7仕様の住宅商品とハウスメーカーをまとめておきます。

ハウスメーカー断熱等級7対応商品
アキュラホーム超断熱の家-プレミアム-
アイフルホームすごい家
一条工務店「グラン・スマート」/「アイ・スマート」
日本ハウスHD「館」/「極」
タマホームえがおの家
ダイワハウスxevo GranWood

高断熱仕様の家にはいくつかの注意点もありますが、それほど深刻なデメリットではなく、個人的には受けられるメリットの方が大きいのかなと感じます。

ただし、正しく丁寧な施工を行わなければ額面上通りの断熱性能の効果は発揮されず、内部結露発生リスクの可能性もありますので高断熱・高気密住宅の実績が多い、信頼できるハウスメーカーをじっくり選ぶようにしましょう。

素敵なマイホームづくりを応援しています。

この記事を書いた人
管理人
管理人

資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。