家を建てるならいつがベスト?どこのメーカーがおすすめ?

2020-04-07

注文住宅で建てるのを検討しているけど、いつ買うのがベストなタイミングなんだろう?…と悩んでいる方は多いと思います。

家の購入はとても大きなお買い物になるので慎重に、そして後悔する事なく進めていきたいですよね。

この記事では、家を建てるならいつ?に対してのアンサーを書いていくと同時に「このハウスメーカーにお願いをして良かった。」と思えた、満足度の高いハウスメーカーや人気のハウスメーカーをランキング形式でご紹介したいと思います。

家づくりのご参考になれば幸いです。


家たてる

確かに!家を建てるならいつが1番良いタイミングなのか知りたい!

ナビ子

そうですね。人それぞれベストと思うタイミングは変わってくると思いますので、家を建てるさまざまなタイミングをご紹介したいと思います。


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家を建てるならいつ?

時期的な事なのか、それともお金的な事なのか、何をもって"ベストなタイミング"とするのかは人によって異なると思いますので、様々なパターンで考えていきたいと思います。

家づくりを考えたきっかけ

株式会社リクルートカンパニーが行った2019年注文住宅動向・トレンド調査によると、家づくりを考えたきっかけベスト10は以下の通りです。

順位きっかけ
1位いつかは一戸建てに住みたいと思っていた25.5%
2位子どもが誕生した25.2%
3位結婚22.4%
4位子どもが成長した19.8%
5位家が手狭になった19.1%
6位現在の家賃が高い(もったいない)16.1%
7位家の使い勝手が悪くなった9.8%
8位収納が少ない9.1%
9位夏暑く冬寒い8.7%
10位資金のメドがついた8.4%

※複数回答の為、合計値は100%を超えます。
参照元資料:2019年 注文住宅動向・トレンド調査(PDF)

家を建てるタイミングで多いのは、結婚、妊娠・出産を機にマイホームを持とう!と決心をする方が多いようです。

あとは子どもの成長がきっかけになる方も多いです。保育園・幼稚園や小学校にあがるタイミングだったり、子どもが一人暮らしを始めるタイミングで夫婦だけの新居を建てる方もいます。

家が手狭になった。というのは家族が増えたり、子どもが大きくなった事で手狭に感じるようになったのかな?と推測ができます。

家を建てるタイミング的には、結婚、妊娠・出産、子どもの成長がきっかけになる事が1番多いです。

家を建てる年齢

注文住宅を建てる方の年齢の全国平均は何歳なのかを見ていきたいと思います。

住宅金融支援機構のフラット35利用者調査結果によれば、土地ありの方で42.7歳。土地なしの方で37.5歳となっています。

年齢的には土地ありの方で42.7歳、土地なしの方で37.5歳が平均的な家を建てるタイミングです。

家を建てる方の平均年収(世帯年収)

年収も1つの目安にはなるかなと思いますので見て行きたいと思います。

上記の年齢と同様の調査結果によれば、土地ありの方の平均世帯年収は611.3万円です。土地なしの方の平均世帯年収は592.5万円です。

またその他のお金に関する平均値は下記の通りです。

土地ありの場合土地なしの場合
世帯年収:592.5万円
建設費:3391.6万円
頭金:634.5万円
ローン借入金:2678.9万円
世帯年収:611.3万円
建設費:2777.5万円
頭金:447.0万円
ローン借入金:3496.8万円

値引き交渉のしやすい時期に合わせて

注文住宅でも値引きは可能です。勿論、必ずしも値引きに応じてくれる。という訳ではありませんが、値引き交渉が成功しやすいタイミングというのが実はあります。

それは契約直前とハウスメーカーの決算月です。両方合わせる事でより効果的になります。

つまり、依頼をするハウスメーカーの本決算月に契約をする時が1番の値引きチャンスのタイミングです。

値引き交渉に関しての具体的な事は下記記事にまとめてありますので、興味がありましたらご覧下さい。

関連:知らないと損をする!注文住宅の値引き交渉の正しいやり方

今後の家の購入価格

注文住宅でかかった費用(建築費+土地購入費)の推移が下図になります。

参照元資料:2018年度 フラット35利用者調査(PDF)

①.コロナウイルスの影響

推移を見ると10年近く価格は上昇している事が分かりますが、注目して欲しいのは2008年から2009年にかけてです。

2008年から2009年にかけては全地域で価格が下がっています。これは2008年におきたリーマンショックが要因です。

リーマンショックにより資金繰りに困った不動産会社や住宅メーカーが、現金を手に入れるために値を下げた事が原因で価格が下がりました。

そして今、リーマンショック級やリーマンショック以上などと言われている『新型コロナウイルス』が流行しています。

未だにいつ終息するのかもわかっていない(2020年4月3日執筆時)新型コロナウイルスですが、確実に住宅業界、不動産業界にも影響があると思います。

リーマンショックは金融機関を発端とした危機なのでコロナショックとは系統が異なりますが、コロナの影響で景気は確実に悪くなります。

消費者の購入マインドが低下する為、価格を下げざるを得ない状況になると管理人は思っています。

②.オリンピックの影響

よく言われているオリンピック後の不動産価値の下落です。

なぜオリンピック後に不動産価値が下落すると予想されているのかと言うと、投資目的で購入した投資家達が一斉に売り抜け始めると見られているからです。

日本での不動産投資の税金は購入後5年以内か5年を超えるかで税率が大きく変わります。

5年以内の売却だと譲渡益に対して39%もの税金がかかりますが、5年を超えると20%に下がります。

オリンピックが東京で開催されるのが決まったのが2013年です。2013年あたりから売れだした新築のタワーマンションが完成したのが2014年や2015年になります。

購入をして5年を超える時期が丁度今(2020年、2021年あたり)の為売り物件がたくさん出てくると予想がされています。

オリンピックは1年間の延期が決定しましたがコロナが理由の為、1年間延びてもその間のインバウンド特需はあまり見込めません。

オリンピックを待たずに投資家達の売り抜けは既に始まっていると管理人は思っています。

③.生産緑地制度の解除の影響

生産緑地制度とは、簡単に言うと「農地・緑地として土地を維持するんだったら30年間は税制優遇を受けられますよ」という制度です。

この制度が制定されたのが1992年です。2022年で30年が経つため生産緑地の2022年問題なんて呼ばれています。

指定解除の影響で農地だった土地が宅地として多く売りに出されるのではないかとみられています。

ただしこちらの制度は都市部の緑地の保全や、宅地の過剰供給への対策として改正や税制の見直しや条件の緩和が行われています。

2022年までにも更に何かしらの改正等があるかもしれないので、当初思われていたような地価の下落にはあまり影響はないかな。と管理人は思っています。


ここ10年間位右肩上がりだった注文住宅でかかった費用(建築費+土地購入費)は、①と②の影響で2020年,2021年は横ばいかやや下がる可能性もあります。

※あくまで管理人の予想です。

住宅ローン金利

2013年に始まった「金融緩和政策」により、現在の住宅ローン金利は"超"低金利となっています。この超低金利中に家は購入した方がお得です。

それはなぜかというと、金利が高くなればなるほど総返済額が多くなるからです。

実際にシミュレーションをした結果を表にしてみました。

例)借入れ金額3,000万円 元利均等35年返済(ボーナス払い無し)

金利毎月返済額総返済額
0.5%7.8万円3271万円
0.7%8.1万円3384万円
1.0%8.5万円3557万円
1.5%9.2万円3858万円

金利0.5%と1.5%の総返済額を比較すると約600万円の差があります。他の条件は同じでも金利が1%変わるだけで総返済額は大きくなってしまいます。

住宅ローン金利は低ければ低いほど利用者にとって有利になります。その為、超低金利中のお家購入は得だと言われています。

金利の今後の動向

今後の住宅ローン金利がどうなるかは誰にもわかりません。なので、あくまで管理人の予想になります。

金利は基本的には景気と紐づいています。景気動向や株価動向とリンクをして金利も動く傾向が強いです。

つまり景気が上がれば、株価も上がり、金利も上がる。という形です。

今の状況と今後の景気状況を予想する限り2020年、2021年中に金利が上がるとは考えづらいです。

1年延期がされた2021年の東京オリンピック後からやや上昇してくるかも?と管理人は思っています。

ただし、あくまで予想なので外れる可能性もあります。

確実に言える事は、今がすでにこれ以上低下する余地がない程に下がった金利である事。長期的にみると住宅ローンの金利はほぼ確実に上がる。と言う事です。

オリンピックを待たずして何かしらの要因で上昇へ転じる可能性もありますので、購入のタイミングを逃さないためにも金利動向のチェックも忘れずにしておきましょう。

家を建てるならいつ?のまとめ

金銭的なタイミングで言えば土地代も含めた総費用が下がる可能性、そして超低金利である事を踏まえ2020年から家づくりをスタートさせるのはとても良いと思います。2019年よりもお得に買える可能性が高いと思っています。

今後結婚の予定があったり、妊娠・出産の予定、子どもが幼稚園や小学校にあがるタイミングだったりする方は、2020年度中に家づくり計画をスタートさせるのはベストなタイミングだと個人的には思います。


家たてる

なるほど。2020年、2021年は家を買うのに向いてる感じだね。

ナビ子

そうですね。超低金利にさらに家の購入価格が下がればまさに買い時到来!です。
その為、今のうちに情報収集をしておくと良いですよ♪


家を建てるならどこのメーカー?

オリコン株式会社が行った、このハウスメーカーに依頼をして良かった!と思える、顧客満足度の高いハウスメーカーTOP10は下記の通りです。

順位ハウスメーカー名
1位スウェーデンハウス
2位ヘーベルハウス
3位積水ハウス
4位住友林業
5位三井ホーム
6位一条工務店
7位セキスイハイム
8位パナソニックホームズ
9位大和ハウス
10位ミサワホーム

参照元:オリコン顧客満足度ランキング


次に紹介をするのはライフルホームズの住宅メーカーランキングです。こちらはアクセス数やお問合わせなどを元に定めたランキングだそうです。

順位ハウスメーカー名
1位セキスイハイム
2位タマホーム
3位三井ホーム
4位一条工務店
5位ヘーベルハウス
6位レオハウス
7位ハウジングオペレーションアーキテクツ
8位アキュラホーム
9位セルコホーム
10位ヤマト住建

参照元:ライフルホームズ
※ランキングの更新時期によって順位が変わっている場合があります。


続いてはスーモのハウスメーカーランキングです。こちらは各社のアクセス数をもとに作成したランキングだそうです。

順位ハウスメーカー名
1位アイダ設計
2位タマホーム
3位一条工務店
4位ヘーベルハウス
5位アイフルホーム
6位ダイワハウス
7位住友林業
8位クレバリーホーム
9位サイエンスホーム
10位三井ホーム

参照元:suumo
※ランキングの更新時期によって順位が変わっている場合があります。


これらのランキングを見て分かるとおり、何をもってランキングをつけるかで順位は変わってきます。なので家を建てるならこのハウスメーカーが絶対におすすめ!というのはありません。

例えば、何よりも値段を重視したい!という方には大手のハウスメーカーよりもローコスト住宅を得意とするハウスメーカーの方が合っていたり、

外国の家みたいな外観の家が良い!という方には、輸入住宅を取り扱っている住宅メーカーが合っていたり

建てる地域の実情を細かく把握して、周辺の生活環境などにも配慮された家を希望する方にはハウスメーカーよりも、地域密着型の工務店の方が向いている事もあります。

建てる人それぞれ優先する事が異なるので、自分に合った住宅メーカーを見つける事が大切になってきます。

では、どのようにして自分に合った住宅メーカーを探すのか?を最後に記載をしてまとめたいと思います。

自分に合った住宅メーカーの見つけ方

まずは各社が出している住宅カタログや資料を集めるところから始めてみましょう。

選択肢は多い方が良いので出来れば6社以上からカタログなり資料を集めてください。と同時に以下6項目をチェックしてみましょう。

住宅メーカーを決める時に確認しておきたい6つのポイント

住宅メーカーを決める時に確認しておきたい6つのポイント

①.実績や信頼性、社会的信用度②.デザインが合うかどうか③.住宅に使われる素材④.標準装備とオプション装備⑤.保証制度・アフターメンテナンスの充実度⑥.担当者の人柄や知識量、対応力
【経営状態をチェック】
「お願いをした住宅メーカーが倒産をした!」なんて事になると大変です。建てている最中だと手付金はほぼ返ってこないでしょう。建てた後でも定期点検などは無くなります。

そうならない為にも住宅メーカーの過去の実績(売上高や着工件数、販売戸数)また従業員数の推移を見るのも有効です。決算書である財務諸表で確認できる方は、そちらの方がより具体的に分かると思います。

ただ大手のハウスメーカーに関してはそこまでに気にしなくても大丈夫です。

地域密着型の工務店さんに依頼を出そうかと迷っている方は、その会社が将来的にも大丈夫かどうかの確認は行いましょう。

【住宅カタログでチェック】
住宅のデザインにはメーカー毎に特徴があります。シンプルなデザインが得意な会社。北米・西洋風の作りを得意とする会社など。

メーカーが用意してある住宅カタログや総合カタログを見る事で、そのメーカーのデザイン性を確認しましょう。

外観を和風にしたいのか洋風なのかモダンなのか?それが得意なメーカーはどこなのか?

カタログには写真付きで建築実例などが載っていますので、複数社から取り寄せ比較をしてみましょう。

外観だけでなく内装のデザインセンスも確認しておきましょう。

【使われる素材をチェック】
建材等から発生する化学物質による室内の空気汚染が原因でシックハウス症候群になる方が増えていると聞きます。

アレルギーを起こしやすい体質の方は、カタログ等で住宅素材の確認も行いましょう。

無垢材や土壁、漆喰などの自然素材はアレルギーの原因となり得る化学物資を含まないのでおすすめです。

壁紙に使う接着剤や、床などに使われる塗料も忘れずに確認しておきましょう。

【標準装備の内容をチェック】
同じ住宅設備でもA社では標準だったのにB社ではオプションで、知らずに付けたら予定していた費用よりも高くなってしまった。なんて事が起こりえます。

住宅メーカー毎に標準仕様は全く異なります。事前にどのようなシステムや設備、技術が標準仕様なのかを確認しておきましょう。

同時にオプション内容の確認も行い、設置したり搭載する場合には追加で幾ら必要なのか?も把握しておきましょう。

【専門部署のチェック】
大手ハウスメーカーの中にはアフターメンテナンスを専門とする部署を設けている会社もあります。

そういった専門部署があるメーカーだと、担当者が専門的な高い知識と技術を持っているので安心ができます。ただし、そうした専門部署を設けている会社は少ないです。なので無いとダメと言う訳ではなく、あるとより安心が出来る。というお話です。

【保証制度と定期点検の内容をチェック】
コンディションの良い状態で永く住む為には建てた後のメンテナンスが重要になってきます。

保証の期間は何年なのか。具体的にはどういった保証内容なのか。保証の対象外となるのはどのような場合なのか。等を確認しましょう。

また問題を未然に防ぐ事ができる定期点検も大切です。

定期点検は何年まで無料でやって貰えるのか?どういった内容なのか。等、その辺りも忘れずに確認をしましょう。

【信用できる?人柄チェック】
苦手だなと思う方と何度も顔を合わせて打ち合わせをするのはストレスがかかりますので、出来れば自分と馬が合う方が当然良いです。

世間話や何気ない会話でも良いので、コミュニケーションを取る事で担当者の人柄が見え、自分と合う・合わないが自然と分かってくると思います。

【疑問点にすぐ答えられる?知識量チェック】
当然ですが、知識が乏しい営業マンよりも知識豊富な営業マンの方が頼りになります。

疑問に思っている事は何でも質問をしてみましょう。的確な答えがスピーディーに返ってくるかどうか、分かりやすい言葉で説明をしてくれるかどうかを確認しましょう。

数社で迷っている時は、全く同じ質問を全社の営業マンにしてみるのも良いでしょう。そうする事で違いがより明確に見えてきます。

【代替え案まで出してくれる?対応力チェック】
こちらの希望が何でもかんでも全て通る訳ではありません。当然、出来ない事もあります。
その時にただ「出来ない」と言うだけでなく、どういった理由で出来ないのかをきちんと説明をしてくれるのかを確認しましょう。

そして、代替え案として別の提案をしてくれるのかもチェックしましょう。出来る営業マンでしたら、直ぐに別の代替え案を持ってきて提案をしてくれます。


家たてる

なるほどね。自分の希望・条件に合う住宅メーカーを見つける事が大切って事だね。

ナビ子

はい。カタログ等をあつめる時には一括で集める事ができるサービスを利用するのが便利ですよ。


まとめ

家を建てるいろいろなタイミングと、失敗しない住宅メーカーの選び方を紹介してきましたが如何でしたでしょうか。

2020年は家づくりをスタートさせるにはとても良い年だと思います。

また自分に合った住宅メーカーがどこなのか?も一括請求サービスを利用すれば、建てたい地域や家づくりに関する希望を入力する事で自動的に複数社を選んでくれます。

理想的なマイホームの実現の為に、便利なサービスも利用をして情報収集を行ってみてはいかがでしょうか。

比較・検討の為の最新カタログは下記より"無料"で取り寄せる事が出来ます。

■とにかく簡単!予算別や人気のテーマ別からも探せる

家づくりを検討し始めた方はこちらがおすすめです。とにかく簡単に好きなハウスメーカーの最新カタログを何社も無料で取り寄せる事が出来ます。

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この記事を書いた人
管理人
管理人

資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。