ガレージハウスを300万、500万、800万で実現!?【格安】
車やバイク好きの方であれば1度は憧れるガレージハウス。
室内から愛車を眺めながらお酒を飲んだり、仲間を集めてガレージ内でBBQをしたり、休みの日には1日中好きな車やバイクを弄ったり
そんな注文住宅で人気のガレージハウスですが、【ガレージハウス 300万】や【ガレージハウス 500万】、【ガレージハウス 800万】といったキーワードでよく検索がされています。
そこで、当記事では格安で建てられるガレージハウスの紹介と、注文住宅でガレージハウスを建てる時におすすめのハウスメーカーの紹介なども合わせてしていきたいと思います。
そもそもガレージハウスとは?
格安のガレージハウスのご紹介を進めていく前に、まずガレージハウスの定義をきちんとしておきたいと思います。
戸建ての駐車場のタイプは主に3種類に分かれます。
1つ目は、敷地内に駐車スペースだけを確保した屋根もないオープンタイプの青空駐車場。2つ目は、柱と簡易的な屋根の付いたカーポートタイプ
そして3つ目が、3面を壁に囲まれ前方にシャッターを付けた、駐車スペースが家の中に内包されたタイプの駐車場です。この3つ目の駐車場を備える住宅の事をガレージハウスと呼びます。
ガレージハウスと似たような意味で使われるインナーガレージやビルトインガレージは、建物内に設けたガレージの事を指します。
ガレージハウスのよくある構造は、1階部分がガレージと玄関+ちょっとした居住部分となり、2階以上がメインの居住空間になる事が多いです。
もしくは3階建てで1階部分全てをガレージとするパターンも多いです。
一般的な住宅とガレージハウスの建物本体価格を比べると、特殊な施工が必要になるガレージハウスの方が高くなりがちです。
ただ、青空駐車場のようなオープンタイプにしろカーポートタイプにしろ敷地内に駐車場をつくる場合はその分土地を広くしないといけません。
その為ガレージハウスより広い敷地が必要となるので、土地の購入費用も含めた総額で見ると差はなくなります。
【格安】300万、500万、800万のガレージハウス!?
300万円、500万円、800万円など格安のガレージハウスの検索が多いですが、結論から申し上げると1,000万円以下で家族2人とか3人とかで一生を過ごすようなガレージハウスを建てるのは正直、難しいです。
格安のガレージハウスは、ガレージ"ハウス"というよりもイメージ的にはガレージ"事務所"やガレージ"+倉庫"やガレージ"+簡易な部屋"といったイメージになります。
その為、格安のガレージハウスは店舗としてやセカンドハウスや別荘や趣味を楽しむスペースとして使用される事が多いです。
では、実際に格安で販売されているガレージハウスを何件か見ていきたいと思います。
コンテナタイプのガレージハウス
所謂コンテナハウスをアレンジしてガレージを付けたコンテナガレージです。
コンテナハウスは海上輸送用のコンテナをそのまま使われると思う方もいると思いますが、日本では建築基準法があり、基準を満たしていないとコンテナハウスと言えど建てる事は出来ません。
その為、安価な中古のコンテナを使用しても建築基準法を満たす為の施工や補修費用がかかるので、新品の建築用コンテナと変わらない金額となります。
ちなみに建築基準法に適合した建築用のコンテナの場合、そこまで安価ではなく木造とあまり変わらない価格となります。
基本スペック
構造 | 鉄骨造2階建(黒色) |
面積(1戸) | 33.00㎡~90.00㎡ |
ガレージ間口 | 2.2m~3m |
標準設備 | エアコン、電動シャッター、電源、 室内LEDトップライト、換気扇、 ウォシュレット型トイレ |
追加設備 | 水栓、防犯カメラ 他 |
必要面積 | タイプ(税別表示) | 外観 |
---|---|---|
15坪~ | スリム 間口:4.5m~ 奥行:7m~ 価格:850万円~ | |
20坪~ | シングル 間口:6m~ 奥行:7m~ 価格:1000万円~ | |
30坪~ | ダブル 間口:9m~ 奥行:7m~ 価格:850万円×2連棟 |
コンテナガレージのみであればもう少し安価に
参照元:ATS.japan
2階部分に部屋が無く、コンテナを車用ガレージとして作りそれを自宅の敷地内に設置するタイプであればコンテナ+施工費を合わせても300万円~500万円程でいけます。
ただし、独立したガレージなのでガレージハウスとはちょっと異なります。
ガレージハウスではないが、雨風から愛車を守る事が出来、内装も施された独立型のガレージを希望する方にはおすすめです。
ガレージハウスキット
家を建てるための材料がパッケージされたキットハウスのガレージハウスです。セルフビルドで建てていくので費用を抑える事が出来ます。
レンタルガレージやガレージ販売も行うNSGから高級木造キットガレージ「おやじの隠れ家」シリーズが発売されています。
主な特徴は合板を使用せず、オール天然無垢木材を使用。専用工場でプレカットを行っているので品質にばらつきがなく精度が高く、美しい組み立てが可能です。
セルフビルドも可能ですが、オプションになり費用は追加でかかりますが大工工事/現地(300,000円~)も可能となっています。
図解、写真入りの組み立てマニュアルがあるので専門的な知識も不要で1週間程度の短期間で建てる事が出来ます。
オフィスやショップ、セカンドハウス、別荘として使用される方が多いです。
商品名 | おやじの隠れ家 6050 A type |
建物面積 | 総面積 : 42.00㎡ (12.7坪) 1F : 30.00㎡ (9.0坪)、ロフト : 12.00㎡ (3.6坪)+α 幅×奥行き : 6m×5m |
キット価格 | 288万円 |
キット販売オプション | ・確認申請 ¥350,000 ・足場工事 ¥120,000 ・基礎工事 ¥600,000 ・屋根工事 ¥90,000 ・防水工事 ¥80,000 ・組み立てメーカーサポート費 ¥380,000 |
その他価格 | ・配送費 ・オプション (電気工事・照明・断熱工事・現地大工手間・塗装工事・外壁工事等) |
完成参考価格 | 460万円 |
商品名 | おやじの隠れ家 6060 Btype |
建物面積 | 総面積 : 48.00㎡ (14.5坪) 1F : 36.00㎡ (10.9坪)、ロフト : 12.00㎡ (3.6坪)+α 幅×奥行き : 6m×6m |
キット価格 | 348万円 |
キット販売オプション | ・確認申請 ¥350,000 ・足場工事 ¥140,000 ・基礎工事 ¥720,000 ・屋根工事 ¥110,000 ・防水工事 ¥96,000 ・組み立てメーカーサポート費 ¥380,000 |
その他価格 | ・配送費 ・オプション (電気工事・照明・断熱工事・現地大工手間・塗装工事・外壁工事等) |
完成参考価格 | 540万円 |
Green bellのガレージハウスキット
デザイン性と収納力を兼ねそなえたおしゃれな物置・小屋・ガレージなどを手掛けるグリーンベルからもガレージハウスキットが販売されています。
1階部分は車庫に、2階にはキッチン・トイレが設置できるスペース+収納が付いています。
商品名 | 1台用ガレージハウスプラン・B01 (68.32 ㎡/ 20.67 坪) |
サイズ | ・1階 車庫1=39.33㎡・11.90坪 階段=1.45㎡・0.44坪 PS=0.10㎡・0.03坪 PS=0.10㎡・0.03坪 合計=40.98㎡・12.40坪 ・2階 階段=1.45㎡・0.44坪 ホール=1.04㎡・0.31坪 DK=9.94㎡・3.01坪 収納=3.73㎡・1.13坪 トイレ=1.24㎡・0.38坪 ロフト=9.94㎡・3.01坪 合計=27.34㎡・8.28坪 ・延床面積=68.32㎡・20.67坪 ※住設機器:トイレ、キッチンはキットに含まれておりません。 |
価格 | キット価格:532万円(税込) キット+施工:839万円(税込) |
1階部分は車1台+作業スペースが確保されています。奥の部屋にはキッチン、トイレ、ユニットバス、洗面脱衣室用のスペースも確保されています。
2階には約9帖の洋室を設置。寝室としても使えます。
商品名 | 1台用ガレージハウスプラン・B02 (69.97 ㎡/ 21.17 坪) |
サイズ | ・1階 車庫1=32.30㎡・9.77坪 階段=1.45㎡・0.44坪 トイレ=1.24㎡・0.38坪 DK=11.80㎡・3.57坪 UB=2.48㎡・0.75坪 洗面脱衣室=1.86㎡・0.56坪 合計=51.13㎡・15.47坪 ・2階 洋室=15.11㎡・4.57坪 階段=2.28㎡・0.69坪 CL=1.45㎡・0.44坪 合計=18.84㎡・5.70坪 ・延床面積=69.97㎡・21.17坪 ※住設機器:キッチン、バス、トイレ、洗面化粧台はキットに含まれておりません。 |
価格 | キット価格:687万円(税込) キット+施工:1017万円(税込) |
規格型のガレージハウス
富山県で注文住宅を手掛ける株式会社カネコでは、規格型のガレージハウスを販売しています。
完全自由設計に比べると設計自由度が低くなってしまいますが、建築費用は安く抑えられ、工期も短くて済みます。
参照元:カネコグループ (ガレージハウス事業部)
水廻りなしのガレージ+住空間、2階建ガレージハウスで1番安い価格が建物価格:767.8万円~(税込)となっています。
商品名 | 住空間+ガレージ 2階建ガレージハウス (水廻りなし・ローコスト) |
サイズ | ・延施工面積 1F床面積 34.98m²(10.58坪) 2F床面積 33.33m²(10.08坪) 延床面積 68.31m²(20.66坪) 吹抜け 0.82m²(0.24坪) 延施工面積 69.13m²(20.91坪) |
建物価格 | 767.8万円~(税込) |
こちらの規格住宅のガレージハウスも、上記のコンテナタイプのガレージハウスやガレージハウスキット同様にこの家で家族3~4人で生活を暮らすとなると、広さの問題や水回り等も無いので難しいです。
このように300万、500万、800万の格安でガレージハウスを建てる事は可能ですが、住居として使うのではなくショップやテナント、セカンドハウスとしての用途が主となります。
家族で30年、40年と安心して快適に暮らせるガレージハウスを検討されている方は、以下に紹介をするガレージハウスを参考にしてみては如何でしょうか。
ガレージハウスの相場価格
ガレージハウスの相場価格を見ていきたいと思います。
まずガレージの広さですが、軽自動車であれば4坪程で十分ですが普通自動車であれば4.5坪は必要です。
作業スペースなども設けるのであれば車1台に付き5坪で計算すれば少し大きな車でも余裕をもって駐車できます。
次に家族が快適に暮らせる住居スペースの広さを検討しましょう。国土交通省が定めた「住生活基本計画」の中に快適に暮らせる面積の水準が定められています。
単身世帯 | 2人世帯 | 3人世帯 | 4人世帯 |
55㎡ (約17坪) | 75㎡ (約23坪) | 100㎡ (約30坪) | 125㎡ (約38坪) |
戸建ての場合3人世帯だと100㎡(約30坪)4人世帯だと125㎡(約38坪)の広さがあれば快適に暮らせる広さだと定められています。
こちらの水準はわりと余裕のある水準となっています。実際はもう少し狭くともそれほど窮屈には感じない広さです。あくまで参考程度にお考え下さい。
そして最後にガレージハウスの凡その坪単価ですが約60万円~約80万円程度となっています。
家族3~4人で暮らすガレージハウスの相場
世帯数 | 家の広さ+ガレージスペース | 坪単価 | 相場価格 |
---|---|---|---|
3人 | 30坪+5坪(1台分) | 60万円~80万円 | 2,100万円~2,800万円 |
3人 | 30坪+10坪(2台分) | 60万円~80万円 | 2,400万円~3,200万円 |
4人 | 38坪+5坪(1台分) | 60万円~80万円 | 2,580万円~3,440万円 |
4人 | 38坪+10坪(2台分) | 60万円~80万円 | 2,880万円~3,840万円 |
家族3人でガレージスペースが車1台分で問題なければ、ガレージハウスの相場価格は2,100万円~2,800万円となります。
ちなみにガレージ部分のみの建築費用は5坪であれば300万円~400万円。2台駐車できる10坪であれば600万円~800万円ほど必要になる計算です。
ただし坪単価は建てる場所や家の仕様、住宅会社によっても大きく異なりますのであくまで参考程度にお考え下さい。
平均相場のガレージハウスの参考間取り
3人暮らし想定のガレージハウスの平均的な価格相場である2,100万円~2,800万円位で建てたおしゃれなガレージハウスの間取りを数軒ほどご紹介したいと思います。
参照元:suumo
1.自然素材満載で木のぬくもりを感じられるガレージハウス
大きな屋根が印象的な外観です。
リビングとガレージの間は内壁ではなく、大きなフィックスガラスを採用する事で愛車を眺めながらリビングで寛ぐ事が出来ます。
ガレージには勝手口も設置してあり、大きな買い物をした時でも直接家に入る事も出来るので便利な間取りです。
本体価格 | 2,090万円(30.0万円/坪) |
延床面積 | 231.00㎡(69.8坪) |
敷地面積 | 294.39㎡(89.0坪) |
地域 | 鹿児島県 |
2.吹き抜け空間が開放的なガレージハウス
ガレージ部分はレンガ調のつくりで高級感・重厚感も感じられおしゃれな外観です。ガレージ内にはアウトドアグッズやガーデニング用品なども置ける便利な収納スペースとしても活用。
無垢材をふんだんに使った、吹き抜けのあるリビングで開放感も抜群です。
本体価格 | 2,380万円(73.2万円/坪) |
延床面積 | 107.59㎡(32.5坪) |
敷地面積 | 282.45㎡(85.4坪) |
地域 | 福岡県 |
3.車2台停めても余裕のある大型のガレージハウス
片流れの屋根と直線を組み合わせたスタイリッシュな外観です。ガレージスペースは車2台を余裕で停められる程の広さを確保しています。
本体価格 | 2,270万円(47.0万円/坪) |
延床面積 | 159.81㎡(48.3坪) |
敷地面積 | – |
地域 | 長野県 |
4.狭小地に建てる3階建てのガレージハウス
片流れ屋根にベージュホワイトでまとめたシンプルで洗練されたイメージの外観デザインです。
敷地面積は18.2坪ですが、インナーガレージにする事で駐車場も確保した3階建てを実現しています。
本体価格 | 2,190万円(66.9万円/坪) |
延床面積 | 108.37㎡(32.7坪) |
敷地面積 | 60.25㎡(18.2坪) |
地域 | 神奈川県 |
5.バイク好き夫婦のための平屋のガレージハウス
ウッドデッキと広々としたお庭も構える、大型のバイク2台が余裕で入るインナーガレージを設置した平屋です。
屋内に停められるので雨風からも守れて盗難の心配もなく安心出来ます。
本体価格 | 2,035万円(47.4万円/坪) |
延床面積 | 142.01㎡(42.9坪) |
敷地面積 | – |
地域 | 群馬県 |
ガレージハウスにおすすめのハウスメーカー
ガレージハウスを検討されている方は、ガレージハウスを得意としているorガレージハウスに力を入れているハウスメーカーを候補に挙げましょう。
(セキスイハイム、ミサワホーム、積水ハウス、タマホーム、住友林業、アキュラホームetc…)
ハウスメーカーは全国に沢山ありますが、それぞれ得意としている分野が異なります。
輸入住宅を得意としていたり、二世帯住宅を得意としていたりと、会社毎に得意分野が異なるのです。
得意分野であれば施工実績が豊富でノウハウが溜まっているので、多くの良い提案をしてくれます。間取りの作成も上手です。設計力も高いので施主の要望も汲んでくれて、間取りに反映してくれます。
家づくりで満足できるか、それとも後悔する事になるのかは何処のハウスメーカーで建てるのかに大きく関わってきます。
ガレージハウスを検討しているのであれば、まずはガレージハウスの専用カタログを出しているハウスメーカーに一括問い合わせを行いましょう。
専用でガレージハウスのカタログを出しているハウスメーカーはガレージハウスを得意としているor力を入れているハウスメーカーなので安心して家づくりを任せられます。
ガレージハウスのカタログは下記より無料で貰う事ができます。
play_circle ガレージハウス専用カタログを持つハウスメーカー一覧\ハウスメーカー選びのはじめの一歩! まずはカタログで比較してみましょう。/
ガレージハウスのメリットと注意点
注文住宅でガレージハウスは人気のテーマの1つですが、建てる前にメリットだけでなく注意点なども把握した上で検討を行いましょう。
ガレージハウスのメリット
雨風から愛車を守れる
壁、屋根、そしてシャッターによって守られているので雨風から愛車を完全に守ってくれます。
砂塵や黄砂などからも守ってくれるので汚れも防いでくれます。そのおかげで洗車の回数を減らす事が出来ます。
台風の時に、何かが飛んできて車にあたるリスクも回避してくれます。
また、直射日光からも愛車を守ってくれるので塗装やゴム製品の劣化、ライトの黄ばみなども防いでくれます。
愛車に長く綺麗に乗る為にはガレージハウスは最適です。
防犯性が高い
シャッターを下ろしておけば外から車の様子は全く見えません。ガレージ内は外部から遮断された空間なので盗難や悪戯から愛車を守ってくれます。
屋外に駐車をする青空駐車場やカーポートの駐車場では故意ではなくても子供がボールで遊んで車にあててしまったりとリスクが伴います。
ガレージハウスであればそうした心配もないので普段の安心感が違います。
室内で車いじりや車鑑賞を楽しめる
雨の日でも関係なく、室内で車いじりを楽しめます。ガレージ内の空調設備・冷暖房設備も整えておけば、夏や冬でも快適な環境で趣味を思う存分楽しめます。
また室内とガレージを隔てる壁をガラスなどにする事で家の中からでも車鑑賞が出来るなど、車好きにはたまらない間取りを作る事が出来ます。
車の乗り降りや、荷物の出し入れが楽
家とガレージの距離がとても近いので車の乗り降りがとても楽です。家から直接ガレージへ行ける間取りでしたら、雨の日でも濡れる事なく車に乗れるので便利です。
また、車で買い物に行った帰りも家との距離が近いので楽ちんです。
勝手口をつけておけばガレージから直接家の中へも荷物が運べるので大変使い勝手が良いです。
プライベートスペースや収納スペースとしても使える
車を移動させれば空いたスペースでBBQを楽しめたり、子供達の遊びの場としても利用が可能です。
シャッターを閉めてしまえば、外からの視線は遮断できるので完全なプライベート空間となります。
夏にはプールを置いて子供達を遊ばせたり、自分が一緒に入って遊ぶ事もできます。
また、駐車スペース以外にも余裕を持たせて設計すれば、自転車やベビーカー、アウトドア用品など家の中にしまうのが難しいモノを保管できるスペースとしても使えます。
ガレージは大容量の収納スペースとしても大変重宝します。
狭い敷地でも駐車スペースを確保できる。
特に地価の高い都心部で有効なメリットです。
家を建てる予定の敷地が狭い場合、駐車スペースを確保するのが難しい事もありますが、ガレージハウスにする事で1階を駐車スペースとして確保する事が可能です。
狭小地では1階をガレージに2階,3階を居住スペースにする3階建て構造のガレージハウスも多いです。
ガレージハウスにする事で、駐車スペース分の土地が不要となるので土地代を抑える事にも繋がります。
容積率の緩和措置が受けられる
容積率の緩和措置を受ける条件は下記の通りです。
◦建物内に地下室がある
◦建物内に駐車場がある
◦小屋裏収納(ロフト含む)がある
◦特定道路(幅員15m以上の道路)の場合
ガレージハウスの場合「建物内に駐車場がある」を満たしているので「ガレージ部分も含めた建物全体の延床面積の1/5を上限に、容積率の対象延床面積から除外できる」という緩和措置を受ける事が出来ます。
例えば敷地200㎡ 全体延床面積200㎡(ガレージ床面積30㎡を含む)のガレージハウスの場合、全体延床面積200㎡の1/5にあたる40㎡までは除外対象となります。
この場合であればガレージ床面積の30㎡は全部除外が可能です。
容積率は延べ床面積÷敷地面積×100で求められるので、この例の場合であれば容積率は
(200(全体延床面積)-30(ガレージ床面積))÷200(敷地面積)×100=85%
となります。ガレージハウスでなければ緩和措置を受けられないので容積率は100%となります。
つまり、容積率が同じ敷地に建てる場合ガレージハウスの方が延床面積の上限が広くなります。
なお、この緩和措置は容積率を計算する際の延床面積に対する措置で、固定資産税の評価査定となる延床面積には関係しません。
ガレージハウスの注意点
建築コストが高くなる
1階をガレージとする場合、車の出入りの為に広い間口が必要となります。1階に広い間口があると、建物の耐震性や耐久性はどうしても下がってしまいます。
ガレージハウスでは耐震性や耐久性が下がってしまわないように、柱や梁を太くしたり、強度の高い建材を使用したり、少ない壁でもしっかり支えられる設計が必要となります。
こうした耐震施工が必要となる為、一般的な住宅よりも建築コストが高くなります。
居住スペースが狭くなる
ガレージを作らなければ居住スペースとして利用できる空間なので、ガレージの面積分居住スペースが狭くなるのはガレージハウスのデメリットです。
ただしガレージハウスは容積率の緩和措置の対象となるので条件次第ではあまり気にならなくなる注意点ではあります。
換気・防音・照明設備が必要
シャッターを下ろすと密閉空間となり、窓を設置していても流石に夜は暗いので安全の為にも照明設備は必要です。
また、締め切ったまま作業をすると排ガスがガレージ内に溜まって危険です。居住スペースに排ガスが行く事にもなるので換気対策も必須です。
また防音対策も必要です。
ガレージハウスは家の中に駐車場があるので、エンジンをかけたりすると家の中に音が響きます。その為、防音対策も必須です。騒音に悩まされない間取りの配置も考えましょう。
寝室がガレージのすぐ近くだと、車の音で睡眠を妨害される可能性があるので早朝や深夜に車を使う可能性のある世帯は寝室をガレージから離しておいた方が良いでしょう。
それとシャッターの開け閉めの音も早朝や深夜だと気になりご近所トラブルになる可能性もあるので、隣家と距離が近い場合は出来るだけ音の静かなシャッターを選ぶようにしましょう。
建てた後になってガレージのサイズを変更するのは困難
ガレージハウスでは建てた後になってガレージ部分の高さを変えたり、幅を拡げたりするのは容易ではありません。
よくある失敗例として、車を買い替えたら車の幅が変わってしまいスペースがギリギリになってしまった。とか、高さのある車に買い替える事が出来ない。
他にも、親世帯と子世帯とで2台分の駐車スペースを確保していたが、親世帯が車を手放し無駄に広いガレージになってしまった等、後からサイズを変更できない事で後悔されている方もいます。
そうならない為に、将来の車事情も考慮して設計する必要があります。
建ぺい率は緩和されない
建ぺい率の緩和措置を受ける条件は下記の通りです。
◦外壁のない部分が4m以上続いていること
◦柱の間隔が2m以上あること
◦天井の高さが2.1m以上あること
◦地階を除いた階数が1であること
ガレージハウスの場合「外壁のない部分が4m以上続いていること」という条件を満たすのが難しいので対象外となります。
ガレージハウスは容積率の緩和は対象となりますが、建ぺい率の緩和措置は対象外となるので、その辺りも意識して土地選びを行いましょう。
建ぺい率とは敷地面積に対する建物面積(建物を真上から見た時の面積)の割合の事です。容積率とは敷地面積に対する延床面積の割合の事です。
例えば、建ぺい率:50% 容積率:100%の敷地:200㎡には建物面積が100㎡で延床面積が200㎡の大きさの建物が上限となります。建物を建てる時は、建ぺい率と容積率によってどの位の広さの建物を建てられるかが決まってきます。
まとめ
300万、500万、800万の格安で建てられるガレージハウスの紹介や、格安ガレージハウスの主な用途などをご紹介してきましたが如何だったでしょうか。
格安のガレージハウスは主に店舗やセカンドハウス、別荘や趣味の為に購入する方が多く、家族で長期で住む家には向いていません。
家族で快適に安心して暮らせるガレージハウスは2000万円~位は必要です。
その位の予算で、ガレージハウスの施工実績が多いハウスメーカーであれば、きっと大満足出来るマイホームが建てられます。
注文住宅でガレージハウスに興味のある方は、まずはガレージハウスのカタログを気軽に集める事から始めてみましょう。素敵なマイホームづくりを応援しています。
ハウスメーカーを比較する時は必ず最新のカタログの数値・情報で比較をしましょう。
HPには比較するのに必要な情報が載っていない事や、載っている情報が古い事も多々あります。
その為、ハウスメーカーを比較する時は最新カタログの情報を元に比較・検討を行いましょう。
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