アイフルホームの規格住宅「ロディナ」の価格や仕様/ismeやi-Prime7も
フルオーダー型の注文住宅より安く、建売/分譲住宅より自由度の高い、両方の良いとこどりをした規格住宅が今人気を集めています。
そこで当記事ではアイフルホームのセミオーダー型の規格住宅「ロディナ」の価格や仕様を確認すると共に、アイフルホームで取り扱っている他の規格住宅商品(「iseme」や「i-Prime7」)についてもご紹介していきたいと思います。
画像参照:アイフルホーム
アイフルホームの規格住宅「ロディナ」とは?
「ロディナ」は、フランチャイズのメリットの一つであるスケールメリットを活かした仕入れ費の抑制や、竣工までの合理化を図り人件費を削減し、タイムパフォーマンスやコストパフォーマンスを追求したセミオーダー型の規格住宅です。
予め用意されているプランの中から、建物の大きさや間取りを決めて、外観デザイン・内装テイスト・性能・設備を選ぶだけで効率よくマイホームを建てる事が出来ます。
ロディナの特に大きな特徴が「定額制」と「セミオーダー」です。
詳細は後述していきますが、ロディナは建物の大きさによって価格が決まっているので予算オーバーの心配がなく安心して家づくりが行えますし、一定のルールの範囲内であれば間取り変更も可能です。
建物の大きさ・間取りプランは合計36プラン
ロディナは2階建て6プラン(27坪・30坪・33坪で間口の違いで2種類ずつ)、平屋3プラン(21坪・24坪・28坪)、プランの提案例27プランを含めて合計36プラン用意されています。
建物の大きさ、そしてベースとなる間取りプランを選択後、アイフルホームの定めるルール内であればある程度間取りの変更も可能です。
定額制なので間取りの変更にお金はかかりません。
おしゃれな外観デザイン
屋根の形状は寄棟(4寸勾配)、切妻(4寸勾配)、片流れ(3寸勾配)、片流れ(1寸勾配)の4種類から選ぶ事が出来ます。
外壁材は窯業系サイディングを採用しており、デザイン・カラー共に豊富に用意されているので好みのスタイルも見つけやすいでしょう。
選べる4つの内装テイスト
内装(インテリア)のテイストは「メイプルスタイル」「オークスタイル」「マロンスタイル」「ウォルナットスタイル」の中から選ぶ事が出来ます。
どのスタイルもプロのインテリアコーディーネーターが厳選したテイストなので、好みを選ぶだけで誰でも簡単におしゃれな内装に仕上げる事が出来ます。
選べる性能(断熱のグレード)
ロディナでは2つの断熱仕様からどちらかを選ぶ事が出来ます。
・標準仕様
UA値:0.73W/(㎡・k)(5~7地域)
UA値:0.55W/(㎡・k)(4地域)
UA値:0.44W/(㎡・k)(3地域)
・ハイグレード仕様
UA値:0.49W/(㎡・k)(4~7地域)
UA値:0.39W/(㎡・k)(3地域)
標準の断熱仕様は断熱性能等級4(平成28年基準)をクリアする仕様で、ハイグレードの方が断熱性能等級5(ZEH基準相当)をクリアする仕様です。
等級4の断熱性能は2025年度には義務付けられ、それ以降は最低ランクの断熱性能となってしまいますので、これから家づくりを行う方であればZEH基準を満たす断熱仕様にするのがおすすめです。
ロディナの価格や仕様
・2階建て(27坪/延床面積85.29㎡/3LDK)税込1,485万円~
・平屋(21坪/延床面積64.59㎡/2LDK)税込1,320万円~
一般的に規格住宅は自由設計の注文住宅に比べて1~2割程安く建てる事が出来ます。
耐震等級3相当
価格の安い規格住宅でも基本的な構造・工法はアイフルホームの自由設計の商品と変わりありません。
ロディナも木造軸組金物工法で建てられ、耐震等級3相当の建物の強さを誇ります。
合理的な設計が出来るブロックプラン
上下階で同じ「ブロック」を重ね合わせて作る設計をブロックプランと呼びます。
凹凸の少ない形状になるので建築費が抑えられ、バランスも良いので構造的に安定します。また開口部の位置も揃えやすいのでデザイン的にも整った外観を作りやすいです。
設備は全てLIXIL製品
「ロディナ」のFC展開を行うアイフルホームはLIXILのグループ会社です。その為、アイフルホームの取り扱う住宅にはリクシル製品が採用されます。
規格住宅なので採用する設備を限定して大量仕入れ、さらに同じグループの製品という事もありより安く、価格以上の品質の設備を標準仕様でつける事が出来ます。
保証・アフターサポート
構造耐力上主要な部分:初期保証20年
雨水の侵入を防止する部分:初期保証10年
白蟻:初期保証10年
構造および防水の保証期間は、有料点検と有料メンテナンス工事を行う事で最長30年まで延長が可能です。
定期点検は引渡し後2ヵ月、6ヵ月、1年、2年、5年、10年、15年、20年目まで無料で行われます。以降は希望する場合に限り、60年目まで10年毎に有料点検を行います。
完成引渡保証もあるので、万が一FC加盟店が倒産しても引渡しまではアイフルホームが責任を持って行ってくれます。
※価格は建材の仕入費や運送コストなどにより変動する事があります。プラン数も追加されたり、不人気プランは削除されたりと流動的なので最新情報は最新カタログ等で確認しておきましょう。
・セミオーダー型の規格住宅
・定額制(建物の大きさで値段が決まる)
・2階建て/平屋合わせて全36プラン
・2階建て税込1,485万円~/平屋税込1,320万円~
・耐震等級3相当の耐震性
・2つの選べる断熱性能
・ALLリクシル製品
ロディナと比較したい他社の規格住宅
予め用意されている間取りプランの数や柔軟性、外観・内装のデザインスタイル、設備のグレード等はハウスメーカー毎に異なります。
当然、価格も住宅性能もそれぞれです。
これから家づくりを行う方は始めから候補を絞りこみ過ぎず、自分の条件や好みに合うプランを用意している会社を探してみましょう。
以下は、アイフルホームの規格住宅を検討されている方が比較候補としてあげる事が多い他社の規格住宅です。
※規格住宅のカタログはリンク先から気になるハウスメーカーにチェックを入れ、お問い合わせ内容欄に「規格住宅のカタログが欲しい」等記入して送信すればOKです。
地域やタイミングにより候補に出ない事もあります。
一条工務店「アイスマイル」
一条工務店のスローガンである「家は、性能。」の性能性・快適性はそのままに、約4,000の豊富なプランの中から間取りや仕様を選ぶ事が出来る規格住宅です。
オリジナルタブレットを使って間取りや仕様を自宅にいながらでも決定でき、打ち合わせも2回で完了するのでとても簡単ラクに家づくりが行えます。
ヤマト住建「エラボスタイル」
ヤマト住建の高品質はそのままに、お手軽価格で提供されているのがオンラインで家づくりが行える「エラボスタイル」です。パソコンやスマートフォン・タブレットからいつでも家づくを進める事が出来ます。
ヤマト住建では他にも、屋上のある家「エネージュSGR」や平屋の規格住宅「エネージュONE」 なども取り扱っています。
タマホーム「シフクノいえ プレミア」
タマホームの規格住宅には期間限定&棟数限定の「シフクノいえ」と、常時販売されている「シフクノいえ プレミア」があります。プラン差などはほぼ無いですが、限定品の方が少しだけ価格が安めです。
ただ、常時販売の「シフクノいえ プレミア」でも平屋建ての場合は1,087万円(税込)から、2階建ては1,149万円(税込)からとなっており、リーズナブルな価格で建てる事が出来ます。
レオハウス「Vit」
Vitは3ステップで簡単に家づくりが行えます。Step1.「平屋/2階建て」「広さ」などベースとなる間取りを選びます。Step2.担当者と間取りの確認。
ベースプランからカスタマイズも可能です。Step3.仕様&希望のオプションを選択します。金額もネット上で確認出来るので予算も組み立てやすいです。
上記以外にも、規格住宅であればハイクラスの大手HMでも手の届きやすい価格で建てる事が可能です。
例えば、ダイワハウスの「ライフジェニック」は標準仕様で太陽光パネル+ZEH仕様で税込1,978万円~となっています。他の大手HMも規格住宅であれば抑え目価格なので一緒にチェックしてみる事をおすすめします。
ダイワハウス 「ライフジェニック」 | 住友林業 「フォレストセレクションBF」 「プレマール」 | 三井ホーム 「三井ホームセレクト」 |
ヘーベルハウス 「マイデッサン」 | パナソニックホームズ 「ヴェッセ」 | トヨタホーム 「シンセLQ」 |
ミサワホーム 「スマートスタイル」 | 積水ハウス 「積水ハウスノイエ」 | スウェーデンハウス 「ヘンマベスト」 「レットナード」 |
カタログはコチラから
ロディナのメリット&デメリット(注意点)
ロディナを建てる時のメリットとデメリット(注意点)を幾つかご紹介しておきます。
メリット
◦コストパフォーマンスに優れる
ロディアはセミオーダー型の規格住宅なので自由設計に比べると安く建てる事が出来ます。
安くても基本的な構造・工法は自由設計の住宅と変わらず、またアイフルホームなので品質の良いリクシル製品を導入する事が出来ます。
間取りもある程度であればアレンジを加える事も出来て、外観デザインのパターンもかなり豊富です。
総合的に見てコストパフォーマンスに優れる住宅と言えます。
◦費用がわかりやすい
定額制なので必要な費用が分かりやすく資金計画を立てやすいです。
完全自由設計の場合、当初の見積もりから費用が大幅にオーバーしてしまい予算を超えてしまう事がよくありますが、そうした金銭トラブルが起こりづらいです。
◦間取りの失敗が少ない
用意されているプランは過去の実績から評判の良かった設計やプロが厳選したプランなのでイチから作る完全自由設計と比べると間取りでの失敗が少ないです。
子育て世代向けや、コミュニケーションを重視するプラン、ベースプランから家事をより楽にしたい場合はこのアレンジ、収納を充実させたい時はこのアレンジ、等の提案も行ってくれるので分かりやすくぴったりな間取りを見つけやすいです。
デメリット(注意点)
◦フルオーダーに比べると自由度は劣る
規格住宅は決められたプランの中から選んで家づくりを行うのでフルオーダー型の注文住宅に比べると自由度は劣ります。
「周りと被らない個性的なデザインで建てたい」「こだわりの間取りで建てたい」等の希望がある方は注意が必要です。
◦取り扱っていないFC加盟店もある
アイフルホームは全国にFC加盟店がありますが、加盟店毎に取り扱う住宅商品は異なります。
「ロディナ」を希望する方は、建築希望地を担当するアイフルホームのFC加盟店に確認をする必要があります。
◦土地によっては建てられない可能性もある
建物の大きさが予め決まっているので土地の条件によっては建てられない事もあります。
土地の購入もセットで行う方は、担当するFC加盟店に「ロディナ」の施工が可能な土地かどうか確認をしてから購入しましょう。
アイフルホームの規格住宅「ISME」と「i-Prime7」
アイフルホームでは「ISME(イズミー)」と「i-Prime7」という規格住宅の商品も取り扱っています。
それぞれ、どのような規格住宅なのか簡単に説明していきたいと思います。
ISME(イズミー)
「私らしさを選んで建てる」をコンセプトに開発された、2階建て平屋合わせて全35プラン用意されている規格住宅です。内装テイストは「ロディナ」と同じ4つのスタイルから選ぶ事が出来ます。
標準仕様の設備などは「ロディナ」と同じリクシル製品ですが、外観のパターンが少ない印象です。
耐震等級は同等の等級3相当、断熱仕様はグレードUP等も書かれていないので「ロディナ」の標準仕様と同等位と思われます。
こちらの規格商品もFC加盟店によって取り扱いは異なります。
i-Prime7
i-Prime7はネット限定の完全規格住宅です。2009年10月より関東圏限定で販売を始め、1年後の2010年10月からは全国販売が開始されましたが、残念ながら現在(2023年10月)は販売が一時休止されています。
確か2021年頃から販売が休止されていますが、最終的には2階建て平屋合わせて20プラン程用意されていました。
恐らく当時の販売価格で復活する事はないと思いますが、完全規格住宅+WEB限定とする事でかなりローコストを実現していたので復活を望んている方の多い商品です。
まとめ
アイフルホームの規格住宅「ロディナ」の仕様や価格、メリット&デメリット(注意点)などを紹介してきましたが如何だったでしょうか。
ロディナはお求めやすい価格で、お値段以上の品質。コスパの良い住宅ですが、標準仕様に物足りない方もいると思います。
規格住宅の場合、オプション費用は割高である事が多く、色々オプションを付けていくとコストメリットが失われるので標準仕様で満足出来そうに無い場合は、他の規格住宅を検討してみましょう。
素敵なマイホームづくりを応援しています。
※規格住宅のカタログは、リンク先から気になるハウスメーカーにチェックを入れて、お問い合わせ内容の欄に「規格住宅のカタログが欲しい」等記入してお問い合わせすればOKです。
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