【3階建て屋上テラス】付きの家の間取りや気を付けるポイント

2022-10-06

3階建ては屋上テラスのメリットを最大限に活かせるので、3階建て屋上テラス付きの家が最近増えてきています。

そこで当記事では、3階建て屋上テラス付きの家の間取りの紹介や屋上テラスを付ける時に気を付けておきたいポイントや、屋上ライフをより充実させるための設備のご紹介などをしていきたいと思います。

目次
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3階建て屋上テラス付きの家の間取り

3階建て屋上テラス付きのおしゃれなお家の外観や間取り例を幾つかご紹介していきます。

愛犬たちと楽しむお風呂まで設置された屋上テラス付きの家

◦外観

◦間取り図(3LDK)

シックな色合いで纏められたモダンな外観です。2階のダイニング上部は吹き抜けとなっており高窓からの日差しで明るい食卓となっています。

屋上テラスにはテーブルセットやハンモック、愛犬たちと楽しむお風呂まで設置されておりリラックスして寛げるスペースになっています。

本体価格2,301万円(50.5万円/坪)
延床面積150.70㎡(45.5坪)
敷地面積106.00㎡(32.0坪)

12.3坪の狭小地に建てた3階建て屋上テラス付きの家

◦外観

◦間取り図(2LDK)

白色の外壁と木目調のデザインでシックな印象の外観です。12坪の狭小地だが3階建て+屋上も付ける事で十分な生活スペースを確保しています。

屋上には人工芝を敷いて裸足でも出られる仕様に。周囲の視線が気にならないように屋上を囲う壁を高めに設計されています。

本体価格2,300万円~2,399万円
(85.4万円~89.1万円/坪)
延床面積89.09㎡(26.9坪)
敷地面積40.75㎡(12.3坪)

リゾートホテルのような上質な佇まいの3階建て

◦外観

◦間取り図(6LDK)

玄関ポーチのレンガ調の柱が高級感を演出する外観です。内装にも石材を使ったテレビボードなどこだわりが感じられます。

屋上テラスにはジャグジーが設けられており、人目を気にせず夜空を見上げながら湯船に浸かったりと贅沢な時間が過ごせる造りになっています。

本体価格4,000万円~(58.5万円/坪~)
延床面積226.06㎡(68.3坪)
敷地面積

内にも外にも、家族が寛げる空間を広げた屋上テラス付きの家

◦外観

◦間取り図(4LDK)

明るいベージュ一色で纏められた外観は優しい印象を与えます。家族が集う2階リビングは天井を高くしゆっくり寛げる空間に。

屋上テラスは子供達が転んでもケガのし難い人工芝が敷き詰められています。天気の良い日にはランチやディナーも楽しめる外にも寛ぎ空間を確保した3階建てです。

本体価格3,000万円~3,499万円
(79.8万円~93.1万円/坪)
延床面積124.33㎡(37.6坪)
敷地面積79.99㎡(24.1坪)

狭小地でも収納力抜群の屋上テラス付きの3階建て

◦外観

◦間取り図(1LDK+3S)

綺麗な白い塗り壁で清潔感を感じられる外観です。木製枠の窓や木製の手摺り、木製の家具類など木の温もりが感じられる内装です。

屋上には夏の日差しを遮るのに役に立つ大きなパラソルがリゾート感を演出しています。

本体価格3,000万円~3,499万円
(93.9万円~109.5万円/坪)
延床面積105.70㎡(31.9坪)
敷地面積60.00㎡(18.1坪)

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3階建て屋上テラス付きの家のメリット

3階建てに屋上テラスを付ける事で得られるメリットを幾つかご紹介していきます。

屋上リビングとして最適

3階建ての屋上は高さがあるので、すぐ真横にマンション等の建物がない限りは周りからの視線を気にせずにリラックスして過ごす事ができます。

屋上の広さも階下の床面積とそれほど変わらない広さを確保できるので、椅子やテーブル、ソファなどを設置しても余裕のある広さを確保できます。

周りの視線も気にならず、頭上に青空が広がる開放的な3階建ての屋上は屋上リビングとして最適です。

眺望を楽しめる

3階建てである事が最大限活きてくるメリットです。

2階建てだと周辺環境次第では遠くまで見晴らす事が難しかったりするケースもありますが、3階建ての屋上テラスであれば見晴らしも良く、屋上からの景色も存分に楽しむ事が出来ます。

夏には地域の花火大会を屋上から眺めたり、冬には天体観測を行ったり屋上テラスを付ける事でお家時間がより充実した時間になるでしょう。

狭小地でもプライベートな庭を確保出来る

3階建ての屋上テラスは狭小地に建てる時に特におすすめが出来ます。

地上にプライベートな中庭を確保しようとするとその中庭分の敷地が必要になりますが、屋上テラスであればその必要もありません。

屋上の床面積は容積率の計算に含まれないので、敷地の広さを変えずとも屋上テラスを付ける事が可能なのです。

その為、狭小地であっても屋上テラスを付ける事で十分な生活スペースを確保する事が出来ます。

ちなみに屋上テラスは固定資産税の課税対象にも含まれません。税額が増える事なく生活スペースを広げられる事も屋上テラスの魅力の1つです。

子供もワンちゃんも安心して遊ばせる事が出来る

子供をお庭で遊ばせる場合、ふらっと道路に出てしまう危険性もありますが屋上であれば周囲を壁やフェンスで囲ってあるのでその心配もありません。

ワンちゃんを散歩に連れて行ってあげられない時も屋上があればドッグランとしても使用が出来て運動不足も解消出来ます。

屋上を子供やペットの遊び場として考えている時は子供が転んだ時でもケガをし難く、ペットの足にも負担がかからない人工芝を敷くのがおすすめです。

大人の遊び場としても活躍する

仲間を集めてBBQをしたり、ガーデニングや家庭菜園をしたり、ジャグジーを設置してリゾート気分を味わったり、夜空を眺めながらお酒を飲んだり、大人の遊び場としても活躍します。

BBQなど煙りが出る料理だと庭でやる場合には煙が隣家に行ってしまう可能性もあるのでトラブルの原因になりかねないですが屋上であればその心配もありません。

ガーデニングや家庭菜園などをする場合、どうしても虫が寄って来やすい環境になりますが屋上であれば地上よりも虫が寄って来にくいです。

屋上で音楽をかけても高い壁で囲まれているので外部に音が漏れにくいので音楽も楽しめます。ただ、流石に爆音でかけると近隣に迷惑をかけるので音量の上げすぎには注意しておきましょう。

洗濯物がよく乾く

常に陽の当たる屋上であれば大型の洗濯物でも乾きが早く、夏場などは朝干したシーツが昼過ぎには乾いていたりします。

太陽の光と自然風で乾かした洗濯物は清潔感もあり、気持ちよく使えます。

3階建ての屋上であれば周りの目も気にならず、パジャマ姿などラフな格好のままでも洗濯物を干せるので利用もしやすいです。

害虫被害やいたずら、盗難等のリスクが少ない

ガーデニングや家庭菜園は屋上の方が虫が寄って来にくいので害虫被害も少なくなります。車も排気ガスの影響も減らせます。

また、花や植木、野菜や果物など育てている樹木作物・果樹などへのいたずらや盗難のリスクも減らす事が出来ます。

ビオトープを楽しむのが趣味でメダカを飼う場合でも地上であれば猫などの動物に襲われる危険性もありますが屋上であれば安心です。

こうした様々な外的被害を受けるリスクを屋上であれば減らす事が出来ます。

3階建てに屋上テラスを付ける時に気を付けるポイント

屋上テラスは何も良い事だけではありません。知っておかないと後々になって後悔に繋がるような注意点もありますのでご紹介しておきます。

屋上からの雨漏りリスクが増える

一般的な片流れ屋根や三角屋根に比べると、平らな屋上は雨水が溜まりやすくなるので屋上からの雨漏りリスクは増えてしまいます。

しかし、正しい対策を行っていれば雨漏りへのリスクを過剰に心配する必要はありません。

まず屋上テラスを付ける場合、屋上の防水工事は必須となります。防水工事はウレタン防水、FRP防水、シート防水(ゴム・塩ビ)、金属防水、アスファルト防水などが主流です。

それぞれの主な特徴は下記の通りです。

メリットデメリット耐用年数
ウレタン防水・比較的安価
・継ぎ目のないキレイな仕上がりになる
・複雑な形状にも塗装が可能
・弾性があり表面が柔らかい
・軽量なので建物への負担が少ない
・重ね塗りが可能なのでメンテナンス費が安い
・外部からの衝撃に弱い
・熱に弱い
・手作業なので職人によりバラつきが出やすい
・定期的にトップコートのメンテナンスが必要
(トップコートの耐用年数は5年~10年)
10年~15年
FRP防水・防水性・耐久性に優れる
・軽量なので建物への負担が少ない
・カラーバリエーションが豊富
・乾くのが早いので工期が短い
・剝がれにくい
・紫外線に弱い
・伸縮性が無いので劣化や地震でひび割れを起こしやすい
・独特の臭いが多少ある
・メンテナンス時にプラスチック廃材がでる
・定期的にトップコートのメンテナンスが必要
(トップコートの耐用年数は5年~10年)
8年~10年
シート防水(ゴム)・比較的安価
・耐久性に優れている
・伸縮性・柔軟性に優れている
・鳥害を受けやすい
・傷つきやすい
・複雑な形状には不向き
・ラップ部分(シート同士が重なっている場所)が劣化しやすい
10年~15年
シート防水(塩ビ)・強度と耐久性に優れる
・均一な仕上がりになる
・軽量なので建物への負担が少ない
・乾かすという必要もなく工期が短い
・複雑な形状には不向き
・外部損傷に弱い
・高い技術が求められ、対応業者が少ない
・繋ぎ目部分の施工が甘いと漏水の原因となる
15年~20年
金属防水・耐水性・耐久性に優れる
・地震による揺れなどの影響も受けずらい
・耐用年数が長い
・複雑な形状には不向き
・値段が高い
・勾配が必要
10年~30年
アスファルト防水・耐用年数が長い
・層の厚いしっかりとした防水層が出来る
・施工後すぐに防水効果を発する
・重量が重いので木造には不向き
・高い技術力が要求される
・施工時に臭いが強く、近隣住民に迷惑をかける可能性
15年~25年
価格
金属防水>>FRP防水>アスファルト>シート防水(塩ビ)>ウレタン>シート防水(ゴム)

各種類共に一長一短があるので、屋上テラスの用途に応じて最適な種類を選ぶのが良いです。

例えば、「重量のあるソファやテーブル等を常時設置しておきたい」「BBQを楽しみたい」「家庭菜園やガーデニングをしたい」という時には、耐久性・耐火性に優れるFRP防水か金属防水が合っています。

「子供やペットを自由に遊ばせたい」「晩酌を楽しみたい」「洗濯物を干したい」「屋上からの景色を楽しみたい」位であれば、ウレタン防水やシート防水でも問題ないです。

ただ、防水工事で使用される材料や素材の性能は日々良くなってきているので特定の防水工事を採用していない住宅会社はダメ!と決めつけて、別の住宅会社を探すほどこだわる必要は無いです。

防水工事の種類よりも施主がこだわるべきポイントはどこが施工を行うのか?という点と、定期的なメンテナンスを行うという点です。

業者選びと定期的なメンテナンスが何よりも大切

雨漏りリスクへの対策として1番大切な事は施工業者選びと定期的なメンテナンスです。

実際、屋上からの雨漏りは排水口の詰まりやパラペット(周囲を囲う壁の事)の立ち上がり部分や天板の劣化、内樋の劣化、防水性能の劣化などが主な原因です。

特定の防水工事だから雨漏りしたという訳ではなく、防水施工がお粗末だったり、定期的なメンテナンスを怠った事が原因で雨漏りは起こります。

防水工事の技術が拙い施工業者だと雨漏りリスクは増えるので、屋上テラスの施工実績が豊富な住宅会社の中から候補を選ぶのが良いでしょう。

屋上のある家を得意とする会社

そして建築後は定期的なメンテナンスを忘れずに行いましょう。排水設備が整っていても、排水口が葉っぱやゴミなどによって物理的に塞がっていたら計画的な排水が出来なくなってしまうので目視でチェックする必要があります。

また、丁寧な仕事できちんと防水工事が行われても経年劣化は避けられません。その為、定期点検が重要でその時に必要があればメンテナンスを施しましょう。そうする事で防水性能は維持されます。

信頼の出来る住宅会社選び、そして目視による点検や掃除、定期的なメンテナンスを行えば雨漏りリスクを過度に心配する必要はないです。

外壁からの雨漏りリスクも考慮する

屋上テラス付きの家の場合、軒の無いデザインである事が多いので外壁が太陽光や風雨の影響をモロに受けてしまいます。その結果、シーリング材や塗装が劣化しやすくなり雨漏りリスクが上がります。

対策としては開口部の上に庇を付けるようにしましょう。庇を付ける事で太陽光や雨、外壁を伝ってくる雨水を防ぐ事が出来るので開口部に施してあるコーキングの劣化防止に役立ちます。

また外壁材は雨に強いタイルなどがおすすめです。窯業系・金属系サイディングも比較的雨に強いです。防水性能の高い塗装を行う事も大事です。

あとは屋上の雨漏りリスクへの対策と同じように、定期的なメンテナンスを行えば雨漏りを過度に心配する必要はありません。

屋上直下の階が暑くなる可能性

一般的な屋根の場合、屋根と天井の間に小屋裏がありそこで日射による暖気は緩衝されますが屋上がフラットな場合は、天井面のすぐ上に屋根があるので空気層が少なく、日射の影響を受けやすくなってしまいます。

また屋上テラス付きの家は軒がないデザインである事が多いので日差しを遮る物がなく、太陽光を室内に取り込んでしまいます。

上からも横からも日射の影響を受けやすいので断熱・遮熱対策が不十分であると屋上直下の階が暑くなってしまいます。

屋上からの暑さ対策として、天井の断熱性能を高めるという事は勿論の事、屋上を緑化する事も効果的です。

屋上を緑化する事で土壌や植物が熱を遮断し温度を下げてくれます。更に、植物の葉からは常に水分が発散されており、これが水まきのような効果を持ち温度を下げてくれます。

他にも、屋上にウッドデッキや人工芝など床材を敷いて直射日光を遮ったり、打ち水を定期的に行ったり、オーニングやシェードを設置して日陰を作ったり、遮熱効果の高い塗料を使用するなどが効果的です。

横からの日射の影響に対しては、断熱性能の高い窓を採用するようにしましょう。また、"外壁からの雨漏りリスクも考慮する"の対策同様、窓などに庇を付けると共に窓に遮熱シートなどを貼るのも効果的です。

建築費用が高くなる&メンテナンス費もかかる

屋上テラスを付ける事で階段の設置や屋上へ出る為の部屋、屋上の施工、防水工事などが必要となるので一般的な屋根にするよりも建築費用は高くなります。

仕様により異なるので一概には言えませんが、+100万円~+300万円位建築費用が高くなります。

また防水性能を維持する為には定期的なメンテナンスも必要です。メンテナンス費用は防水工事の種類や状態などによっても異なるので一概には言えませんが、10坪程度で約30万円位かかります。

ただしこれは考え方次第ではあまりデメリットでは無くなります。

3階建ての屋上はプライベートな庭として利用が出来ます。これを地上に欲しいと考えた場合、その分の広さを持つ敷地が必要になってきます。

例えばそれが10坪だとした場合、土地代は約500万円かかります。
(2022年基準地価の全国平均50万円1854円/坪を参照)

地上であれば高い土地代がかかりますが、屋上の場合は+100万円~+300万円位で広いプライベート空間が手に入ります。そう考えるとあまりデメリットとは感じないでしょう。

足場となるモノを置かない

建築基準法により屋上には安全の為に高さ1.1m以上の壁や柵、フェンス、金網などを設置する必要があります。その為、どこの住宅会社で建てても1.1m以上の壁等で屋上は囲まれます。

壁が最低限の1.1mの高さの場合、小さいお子さんには手の届かない高さなので安心して遊ばせる事が出来ますが小学生位になると手の届く高さとなります。

もし壁の近くに足場となるような物があった場合よじ登る事も可能な高さです。その為、壁の近くには足場となるようなモノは置かないように気を付けましょう。

もしくは壁を高くする事でも対処可能です。壁を高くする事で落下防止以外にも風よけや周囲の視線を遮る効果も高まります。

快適に過ごせる期間は短い

夏は暑すぎたり、冬は寒すぎたり、梅雨は雨が多く、春には花粉で…と言ったように屋上テラスで快適に過ごせる期間は以外と短かったりします。

その為、夏にはビニールプールで遊んだり、健康的に日焼けをしたり花火を楽しんだり、冬にはコタツを出して鍋をしたり天体観測をしたり、季節に応じた楽しみ方の出来る方でないと屋上の利用期間が短くなっちゃうかもしれません。

椅子やテーブルなどを毎回準備するのが面倒

屋上で食事を楽しんだり、屋上リビングでのんびり過ごしたりする時に毎回椅子やテーブルなどを運んだり後片付けするのが面倒で屋上をあまり使わなくなったというケースもあります。

確かに、毎回準備して後片付けしてとなると少し面倒に感じると思うので屋上に大型の家具類を設置する時はアンカー等でしっかりと固定しておくのが良いです。

そうする事で強風の日でも台風が来ても出しっぱなしにしておいても安心ですし、毎回の準備にかかる手間も減らす事が出来ます。

もしくは屋上に大型の収納スペースを設けておけば、準備も後片付けも距離が短くなり楽になります。

屋上への動線の工夫が必要

せっかく屋上テラスをつくったのに動線が悪いせいで屋上をあまり使わなくなってしまったというケースもよくあります。

例えば、洗濯物を干すスペースとして屋上テラスを主に活用したいと考えている場合は、屋上直下の階に洗濯機が無いと洗濯物を持って屋上まで上がるのが面倒になったります。

他にもBBQや食事を屋上で楽しみたい方はリビングが屋上直下の階にないと食材なりを屋上まで運ぶのが面倒になります。

また屋上に出る開口部が狭いと、屋上に物を運び込んだり家内に持ち込む時に不便になるという事もあります。

家全体の間取りにも関わってくる部分なので、屋上テラスのある家の施工実績が豊富な住宅会社と打ち合わせを重ねる事が1番の解決策です。

経験豊富でノウハウのある担当者であれば、施主の要望に合わせて上手に設計してくれます。

屋上テラスに設置しておきたい設備

屋上ライフをより充実させる為に、屋上テラスに設置しておいた方が良いおすすめの設備をご紹介致します。

床材

画像:GAZON

屋上テラスに床材を敷く事で防水性能を長持ちさせたり、直射日光が当たるのを防ぎ直下階の気温上昇を防いだり、紫外線での劣化を防いだり、また単純に見た目もおしゃれになるのでおすすめです。

床材としてよく使用されるのがウッドデッキ(天然木・人工木)・タイル・人工芝です。

天然木のウッドデッキは見た目がよく高級感のある床に仕上がりますが、水に弱くシロアリの被害に遭いやすいなどのデメリットもあります。その為、定期的なメンテナンスが必要です。

人工木のウッドデッキは耐久性や耐水性が高くメンテナンスが楽、ささくれも起きないですが、表面が熱くなりやすかったり見た目の良さでは天然木には劣ります。

タイルデッキは耐久性がありメンテナンスや掃除も楽でカラーバリエーションも豊富ですが、濡れた時などは滑りやすく、滑った時には硬い素材なのでケガをしやすかったりします。またウッドデッキよりも照り返しが強くなります。

人工芝は耐久性も高く転んでもケガをしにくいですが、熱に弱く芝と芝の間に入った髪の毛やホコリなどの掃除に手間がかかります。

どの床材も一長一短があるので用途にあった床材を選ぶようにしましょう。

例えば、BBQなど食事を楽しむスペースの床材は、食べカスやタレ等をこぼしても掃除が楽なタイルデッキがおすすめです。

子供を自由に遊ばせるスペースの床材には裸足でも使いやすく転んでもケガのし難い人工芝がお勧めです。

水はけ用のジョイントマット

人工芝を敷く場合、下にジョイントマットを敷いておけば水はけが良くなることは勿論、通気性やクッション性も良くなるのでおすすめです。

オーニングやシェード

オーニング
画像:サラシナ
シェード
画像:amazon

真夏の屋上テラスは照り付ける太陽によって、何も対策しなければ暑くて過ごしづらく空間になってしまいます。そうならない為にオーニングやシェードで日差しを遮り影を作りましょう。

またオーニングやシェードは上からの視線を遮ってくれる効果もあります。

紐で固定をするシェードであれば個人でも簡単に設置する事が出来るので、屋上にシェードを固定できるポールや金具等を予め備えておくと便利です。

防根(耐根)シート

屋上テラスに土を敷き詰めガーデニングや屋上緑化を考えている方は、植物の根が防水層を傷つけたりしないように防根(耐根)シートを敷設しましょう。

本格的な庭園を屋上につくりたいと考えている場合は、樹木や庭石、盛土の重さに耐えられる強固な構造が必要になってきますので事前に住宅会社に相談しておいた方が良いです。

屋外物置

屋上テラスのお掃除道具や子供があそぶ玩具、ホースリールやコードリール(電工ドラム)等をしまっておける防水タイプの屋外物置を設置しておくと片付けが楽になります。l

普段はベンチとして使えるベンチ型の収納庫なども人気です。

屋外用防水コンセント

コンセントは調理器具用やライト・照明用、冷暖房器具用やモバイル機器の充電用、音楽機器用、防虫グッズ用などあると何かと便利に使えます。

屋上ライフを満喫する為には必ず付けておきたい設備です。

屋上の場合はコンセントを付けられる場所が限られており、場所によってはコンセントの位置が遠くなったりもしますのでコードリール(電工ドラム)も用意しておけば安心です。

水栓

手を洗ったり掃除に使ったり、ガーデニングの水やりやプールの水入れ等、水栓もコンセント同様にあると無いとでは屋上テラスの利便性が大きく変わるので設置しておいた方が良い設備です。

屋上で頻繁にBBQや食事を楽しみたいと思っている方は、シンクと組み合わせて簡易的な流し台として使える立水栓もおすすめです。

外構用にも水栓が欲しいと希望される場合は地上に2口の水栓を設置して1つは外構用、もう1つは屋上用としてホースリールで屋上に引っ張って使用するのも良いでしょう。

外構と屋上それぞれで水栓を設置するよりも費用を抑える事が出来ます。

まとめ

3階建て屋上テラス付きの参考になる間取りやおしゃれな外観の紹介、メリットや気を付けておきたいポイント、屋上テラスに設置しておきたい設備などをご紹介してきましたが如何だったでしょうか。

屋上テラスを付ける事で、ワンフロア分生活スペースを広げる事が可能となり、多目的に活躍する屋上テラスは家族と一緒に楽しめる時間を増やしてくれます。

ただ、屋上テラスを付ける時には気を付けておきたいポイントが幾つかあります。屋上施工の乏しい会社だと技術的にも提案力にも不安が残るので、屋上テラス付きの家の建築を得意としている住宅会社から候補を選ぶようにしましょう。

素敵なマイホームづくりを応援しています。

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この記事を書いた人
管理人
管理人

資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。

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