一条工務店のアイスマイルの標準仕様や断熱等級、間取りをチェック
アイスマイル(i-smile)は元々人気のある商品ですが、昨今の物価高の影響で”高性能だけど安く建てられる”アイスマイル人気がより高まっています。
そこで当記事では、一条工務店の「アイスマイル」の特徴や標準仕様、断熱等級や間取りなどをチェックすると共に、一条工務店のもう一つの規格住宅「ハグミー(HUGme)」との比較も行っていきたいと思います。
参照:一条工務店
アイスマイルの標準仕様
◦アイスマイルとはどんな住宅?
アイスマイルは月々4万円台から実現可能な、一条工務店のセミオーダー住宅です。
一条工務店の持つ快適性はそのままに、間取りや仕様を厳選した約4,000プランから専用のタブレットを使って好みに合ったプランを選んでいきます。
家づくりにかかる時間や手間を効率化されコストパフォーマンスに優れる商品です。
それでは、アイスマイルの標準仕様での耐震等級や断熱等級、住宅設備をチェックしていきましょう。
耐震性能
アイスマイルは一条工務店の自由設計の商品と同じ2×6工法で建てられます。2×4工法よりも幅のある木材が使用されるのでより屈強な構造躯体となります。
また、ツインモノコック構造という外力を面で受ける構造がとられており外力を点で受け止める従来の木造軸組工法に比べると、力を分散させやすくより耐震性に優れ、ゆがみにくい住まいとなっています。
耐震性能は最高等級である「耐震等級3」です。
断熱等級・気密性能
◦断熱性能および断熱等級
アイスマイルは2×6工法で建てられるので、2×4工法に比べて壁内の寸法が約1.6倍となり、その分断熱材を厚く施工出来るので高い断熱性能を確保しやすいです。
使用されている断熱材は湿気を含みにくく変形しずらい「EPS1号相当」という長寿命の断熱材です。
(EPSとは「ビーズ法ポリスチレンフォーム」の事で発泡プラスチック系の断熱材に分類されます。)
断熱性能に大きく関わる窓の仕様はLow-Eペアガラス(アルゴンガス入り)+樹脂サッシとなっています。
断熱材の種類 | EPS1号相当 |
断熱材の厚み | 天井:235mm 外壁:140mm 床:140mm |
窓 | Low-Eペアガラス(アルゴンガス入り) 樹脂サッシ |
断熱性能 | UA値:0.38 |
アイスマイルのUA値(断熱性能)は0.38W/㎡・kです。
・UA値と断熱等級
断熱等級 | 地域区分 | ||||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ||
断熱等級7 「HEAT20 G3」相当 | UA値 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.23 | 0.26 | 0.26 | 0.26 | – |
断熱等級6 「HEAT20 G2」相当 | UA値 | 0.28 | 0.28 | 0.28 | 0.34 | 0.46 | 0.46 | 0.46 | – |
断熱等級5 「ZEH水準」同等 | UA値 | 0.4 | 0.4 | 0.5 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | 0.6 | – |
断熱等級4 「H28 省エネ基準」同等 | UA値 | 0.46 | 0.46 | 0.56 | 0.75 | 0.87 | 0.87 | 0.87 | – |
アイスマイルのUA値(断熱性能)は0.38なので、寒冷地を除く殆どの地域が該当する5・6・7地域で考えると断熱等級は6となります。
◦気密性能
アイスマイルのC値(気密性能)は公式サイトでの発表はありませんが、アイスマート、アイキューブのC値は0.59c㎡/㎡と公表されています。
アイスマイルも、アイスマートやアイキューブと同じく工場生産による高精度な気密施工が行われますのでC値は変わらないと推測されます。
よって、アイスマイルのC値(気密性能)は0.59c㎡/㎡です。(推測値)
断熱性能も気密性能も高い、高気密・高断熱の省エネ住宅なので冷暖房効率が良く快適な室温を保ちやすく、光熱費を抑えやすいので環境にもお財布にも優しい住宅です。
住宅設備
◦ロスガード90
アイスマイルは一条工務店の熱交換換気システム「ロスガード90」が標準搭載されています。
ロスガード90の最大の特徴は高い温度交換率です。温度交換効率が最大90%という業界トップクラスの性能で、換気の際に外気と室温で熱交換が行われ、快適に保たれている室温を損なう事なく家中の空気の入れ替えが可能です。
(温度交換率90%とは、外気が0℃、室内温度が20℃の場合、室温の90%を回収して外気を18℃まで上げてから各部屋へ供給します。夏場は、室温を利用して外気の温度を下げてから取り込みます。)
また、高性能フィルターが搭載されているので花粉やカビの胞子、黄砂やPM2.5などもフィルターで除外し、綺麗な空気を供給してくれるので住まう人にも優しい換気システムです。
◦全館床暖房
一条工務店の代名詞とも言える「全館床暖房」はアイスマイルでも標準仕様で搭載されています。一条工務店の全館床暖房の特徴は「省エネ」「ほぼ100%カバー」です。
高気密×高断熱×高交換率の換気システムの三位一体で全館床暖房のランニングコストを抑える事が出来ます。
また、全館床暖房の配管は玄関やトイレ、脱衣所やお風呂に至るまで敷き詰められているので家中どこにいても暖かく、生活スペースのほぼ100%をカバーしています。
◦外壁全面タイル貼り
アイスマイルは標準仕様で外壁は全面タイル貼りとなります。
タイルは見た目的にも性能的にも優れる外壁材で、外観に高級感が出るだけでなく耐久性が高いのでメンテナンス費用を抑えられる特徴もあります。
規格住宅の標準仕様では窯業系サイディングを採用しているところが多い中、標準でタイル外壁なのは嬉しいポイントです。
◦キッチン
一条工務店オリジナル仕様のキッチンが標準搭載されています。深型の食器洗い乾燥機もついており使い勝手のよりシステムキッチンです。
IHクッキングヒーターにはパナソニック製のものが3口付いています。
◦バスルーム
バスルームも一条オリジナル仕様のものが採用されています。全館床暖房のおかげで真冬でも床が暖かく、湯船に浸かっていない時もポカポカです。
浴槽は高断熱仕様となっているのでお湯が冷めにくく、追い炊きの回数も減らせて経済的です。
◦洗面化粧台
洗面化粧台も一条オリジナル仕様のものが採用されています。三面鏡の裏も収納スペースとなっています。水栓が壁付けなので水栓まわりに水がたまりにくく掃除もしやすい仕様です。
◦トイレ
トイレは一条オリジナルではなくTOTO製のトイレが採用されています。標準仕様ではタンク別のトイレとなっています。タンクレストイレはオプションとなります。
参考間取り
用意されている間取りプランを幾つかご紹介します。
・2階建て4LDK(30坪)の間取りプラン
1階はLDKを中心に配置し、自然と家族が集う作りになっています。シンプルな間取りで動線も効率的です。
2階はデッドスペースが出来がちな廊下ホールに大容量のWICと収納スペースを配置。主寝室と洋室2部屋を確保しています。
間取り | 4LDK |
1階床面積 | 54.61㎡(16.52坪) |
2階床面積 | 47.07㎡(14.23坪) |
延床面積 | 101.68㎡(30.75坪) |
・2階建て4LDK(32坪)の間取りプラン
玄関にはシューズクローク、キッチンにはパントリーが用意されており収納力が充実した作りになっています。
ダイニング上部は吹き抜けで開放感のある空間に。2階には洋室・主寝室と繋がる広めのバルコニーも設置。天気の良い日には洗濯物を干したり、BBQを楽しんだり出来ます。
間取り | 4LDK |
1階床面積 | 58.75㎡(17.77坪) |
2階床面積 | 48.82㎡(14.76坪) |
延床面積 | 107.57㎡(32.53坪) |
・2階建て3LDK(29坪)の間取りプラン
1階は家事効率のUPする回遊動線が採用されています。玄関には勝手口が着いており、買い物帰りの荷物の運び入れが楽な作りに。
2階主寝室には大容量のWICを設置。ドレッサーを置くスペースも用意されているので出かける準備もしやすいです。
間取り | 3LDK |
1階床面積 | 50.43㎡(15.25坪) |
2階床面積 | 47.07㎡(14.23坪) |
延床面積 | 97.50㎡(29.48坪) |
保証制度
構造耐力上主要な部分の初期保証は30年、雨水の侵入を防止する部分の初期保証は15年となっています。
雨水の侵入を防止する部分の保証は15年目に有償補修工事を受ける事で最長30年目まで延長が可能です。他社の一般的な保証制度と比べて、構造躯体の初期保証が30年である事と、30年目まで保証の延長の条件が有償工事1度だけという点が優れています。
坪単価と本体価格
選ぶプランによっても変わってきますが、アイスマイルの平均的な坪単価は65万円となっています。
◦坪数毎の本体価格
坪数 | 本体価格 |
---|---|
25坪 | 1,625万円 |
30坪 | 1,950万円 |
35坪 | 2,275万円 |
40坪 | 2,600万円 |
45坪 | 2,925万円 |
50坪 | 3,250万円 |
一条工務店の看板商品、自由設計の「アイスマート」は坪単価75万円位なので、セミオーダー住宅のアイスマイルにする事でかなりお得に建てる事が出来ます。
規格住宅「i-smile(アイスマイル)」のカタログはコチラから
※一条工務店にチェックを入れ、お問い合わせ内容欄に「アイスマイルのカタログが欲しい」と記入して送信すればOKです。
地域やタイミングにより一条工務店が候補に出ない事もあります。
「アイスマイル」と比較したい規格住宅
規格住宅は予め用意されたプランの中から好みを選んで家づくりを行っていくスタイルですが、用意されている間取りプランの数や柔軟性、外観・内装のデザインスタイル、設備のグレード等はハウスメーカー毎に異なります。
価格や住宅性能もそれぞれです。
これから家づくりを行う方は始めから候補を絞りこみ過ぎず、自分の条件や好みに合うプランを用意している会社を広く探してみましょう。
以下は、一条工務店のアイスマイル検討されている方が比較候補としてあげる事が多い他社の規格住宅です。
※規格住宅のカタログはリンク先から気になるハウスメーカーにチェックを入れ、お問い合わせ内容欄に「規格住宅のカタログが欲しい」等記入して送信すればOKです。
地域やタイミングにより候補に出ない事もあります。
タマホーム「シフクノいえ」
タマホームの規格住宅には期間限定&棟数限定の「シフクノいえ」と、常時販売されている「シフクノいえ プレミア」があります。プラン差などはほぼ無いですが、限定品の方が少しだけ価格が安めです。
ただ、常時販売の「シフクノいえ プレミア」でも平屋建ての場合は1,087万円(税込)から、2階建ては1,149万円(税込)からとなっており、リーズナブルな価格で建てる事が出来ます。
アイフルホーム「i-Prime7(アイプライム)」
アイプライムはネット限定の規格住宅です。開放的な「パーティーを楽しむプラン」と、充実した収納が特長の「収納が充実プラン」、ゆったり過ごせる空間が特長の「ゆったりコンパクトプラン」など3シリーズ用意されています。
他にも定額制の規格住宅「Lodina(ロディナ)」も取り扱っており、家の大きさで価格が決まるので同じ坪数の中でどのプランを選んでも定額です。2階建27坪,税込1,485万円~から販売されています。
(※現在アイプライムは販売休止中なのでロディナをチェックしてみるのが良いでしょう。)
住友林業「Premal(プレマール)」
2023年7月にリリースされた新商品で、特別限定仕様の「Premium」とシンプルかつ機能的で過ごしやすい「Minimal」な住まいをかけ合わせ「Premal(プレマール)」と名づけられています。
用意されているプランは、住友林業の開発チーム全体で試行錯誤を重ね100枚以上の設計図を描いた中から厳選されたプランで、敷地の条件や暮らし方にぴったりの家を選べます。
ヤマト住建「erabo-style(エラボスタイル)」
ヤマト住建の高品質はそのままに、お手軽価格で提供されているのがオンラインで家づくりが行える「エラボスタイル」です。パソコンやスマートフォン・タブレットからいつでも家づくを進める事が出来ます。
ヤマト住建では他にも、屋上のある家「エネージュSGR」や平屋の規格住宅「エネージュONE」 なども取り扱っています。
アエラホーム「KU・RA・SHI・KU(クラシク)」
アエラホームが誇る高性能はそのままに、プロが考え抜いた200以上のプランの中から好みを選んで家づくりを行う規格住宅です。
ライフスタイルも7つ(家族で楽しむ、家事を楽にする、収納にこだわる、趣味を楽しむ、友人・知人をもてなす・安心が続く)に分けられており、自分達家族に合う理想の暮らしを叶えやすいです。
規格住宅であればハイクラスの大手HMでも手の届きやすい価格で建てる事が可能です。
例えば、ダイワハウスの「ライフジェニック」は標準仕様で太陽光パネル+ZEH仕様で税込1,978万円~となっています。他の大手HMも規格住宅であれば抑え目価格なので一緒にチェックしてみる事をおすすめします。
ダイワハウス 「ライフジェニック」 | 三井ホーム 「三井ホームセレクト」 | ヘーベルハウス 「マイデッサン」 |
パナソニックホームズ 「ヴェッセ」 | 積水ハウス 「積水ハウスノイエ」 | トヨタホーム 「シンセLQ」 |
ミサワホーム 「スマートスタイル」 | スウェーデンハウス 「ヘンマベスト」 | レオハウス 「Vit」 |
「アイスマイル」のメリット&デメリット(注意点)
アイスマイルにはどのようなメリットおよびデメリット(注意点)があるのか、幾つかご紹介致します。
メリット
◦コスパに優れる
規格住宅は規格化する事で使用する建材や設備を限定し、大量に仕入れ&加工する事でコストを抑えています。
また、打ち合わせの回数を減らせて工期も短く出来るのでその分人件費を抑える事が出来ます。
粗悪な建材を使っている訳でも手抜き工事をしている訳でもなく、更に基本的な構造・工法は自由設計の商品と変わりなく強固な構造躯体で耐震性が高く、標準仕様の設備も充実しています。
アイスマイルは価格の割に性能・設備が良いのでコスパに優れた住宅と言えます。メンテナンスの少ない外壁タイルや高気密・高断熱仕様なので建ててからのランニングコストも抑えられます。
◦簡単に家づくりが行える
アイスマイルは一条工務店から渡される専用のタブレットで間取りや仕様を決定出来ます。
ネット環境があれば家からでも外出先からでも、どこでも簡単に家づくりが行えます。タブレットで約4,000プランを見比べてみたり、外観や内装、設備などのデザインも確認出来ますし、カラー変更もタップ一つで簡単に行えます。
金額も即反映されるので費用がどの位かかるのかも分かりやすく資金計画も立てやすいです。
打合せもオンラインで行われます。基本的にタブレットで全て決めていくので打ち合わせは担当設計士と1回、最終確認の1回の合計2回で完了します。
(※対面での打ち合わせが無い事、打ち合わせ回数が2回と少ない事を不安に思う方はメリットではなくデメリットに感じるかもしれません。)
◦高い快適性
アイスマイルは標準仕様で高気密・高断熱+高交換率の換気システム+全館床暖房となっているので快適性が高く一年を通じて過ごしやすい住環境が手に入ります。
一条工務店のキャッチコピー「家は性能。」と言う通り、お求めやすい価格でありつつも性能の高さに満足されている施主さんが多いです。
◦失敗や後悔が少ない
家づくりでは「当初の見積もり額より大幅にオーバーしてしまった」、「暮らしにくい間取りになってしまった」、「外観・内装のデザインが思っていたのと違う」と言った失敗や後悔例が多いです。
アイスマイルであれば、価格はタブレットで即時確認出来ますし、用意されている間取りプランはプロが厳選したものなのでイチから作る自由設計の住宅より失敗は少ないです。
デザインに関してもタブレットで簡単にシミュレーションが出来るので完成イメージが掴みやすく、ギャップによるデザインの後悔なども少なくなります。
デメリット(注意点)
◦自由度は低い
規格住宅は自由度が劣る分、安く提供が出来る仕組みになっているので致し方のない部分ですが間取りも自由に変更を加える事は出来ません。
外観や内装のデザインに関しても自由設計の商品に比べると選択肢の幅は狭まります。
「他と被らない個性的なデザインで建てたい」「こだわりの間取りを取り入れたい」等といった希望がある場合は規格住宅で叶える事は難しいので注意しておきましょう。
◦太陽光パネルは必須
こちらはデメリットと言うよりも注意点となります。アイスマイルは太陽光パネルの設置が必須となります。
標準仕様で太陽光パネルの設置も含まれています。
太陽光パネルを設置する事で電気代を節約できる事や売電で収入を得られる事などメリットもありますが、初期費用がかかる事やメンテナンスが定期的に必要になるなどデメリットもあります。
また、日照時間の少ない地域や家の周りの環境・屋根の向きなど条件によって発電量は変わってくるので注意しておきましょう。
◦ハニカムシェードが標準仕様に入っていない
ハニカムシェードとは断面形状がハニカム構造になっており、高い断熱性能を持ったシェードの事です。夏は遮熱・冬は保温で快適な室温をキープしてくれます。
一条工務店の自由設計の商品にはハニカムシェードが標準仕様に入っており、ハニカムシェードはカーテンと同じ役割を持つのでカーテンを付けない方も多くいます。
そのハニカムシェードが標準仕様ではないので、ハニカムシェードを付けるオプション費用もしくはカーテンの購入費用が追加で必要になってきます。
◦土地によっては建てられない
土地に合わせて柔軟な設計が可能な自由設計ではないので、土地の条件によってはアイスマイルが建てられない事もありますので、既に土地をお持ちの方は注意が必要です。
土地の購入もセットで行う方は、「アイスマイル」にしろ他の規格住宅にしろ、狙っている規格住宅が建てられるか確認をしてから購入をする必要があります。
◦紹介割引や割引特典は使えない
一条工務店は基本的に値引きなどはありませんが、お得に建てる事が出来る割引制度があります。
例えば、対象法人で働いている方であれば建築費×2~3%の割引や、建築費×1.5%引かれる親族割引、20万円のオプションが付けられる紹介割引などの割引制度はアイスマイルには適用出来ません。
アイスマイルとハグミーを比較
一条工務店では「アイスマイル」以外にも「ハグミー(HUGme)」という規格住宅も取り扱っています。
アイスマイルを検討されている方はハグミーも候補にあげる事が多いです。逆もしかりで、ハグミーを検討されている方はアイスマイルも候補にあげます。
比較されやすい2商品なので、どこが異なるかなど見ていきたいと思います。
ハグミーの特徴
「ハグミー」を一言で言うと「アイスマイル」をよりシンプルな形にした規格住宅です。
間取りプランは2階建て75通り、平屋25通りの合計100通りで価格は税込1,639万円からとなっています。坪単価が2階建てで約50万円~、平屋で約54万円~となります。
アイスマイルでは標準仕様となっている全館床暖房や太陽光パネル+蓄電池、食器洗い乾燥機やカップボード等が全てオプション扱いとなっています。
工法も2×6ではなく2×4工法で建てられ、断熱性能はZEH基準を満たす性能(=0.60.6W/㎡・k以下)となります。
「アイスマイル」と比較すると、ハグミーは選べるプラン数が少なく、標準仕様の設備が劣り、断熱性能も劣りますがその分価格が安くなります。
住宅性能や設備よりも価格を抑える事を第一優先にする方に「ハグミー」は向いています。
「アイスマイル」と「ハグミー」の比較表
ismile(アイスマイル) | HUGme(ハグミー) | |
---|---|---|
プラン数 | 約4,000プラン | 100プラン |
工法 | 2×6工法 | 2×4工法 |
耐震性 | 耐震等級3 | 耐震等級3 |
断熱材の種類・厚み | 「EPS1号相当」 天井:235mm 外壁:140mm 床:140mm | 「EPS1号相当」 天井:235mm 外壁:89mm 床:89mm |
断熱性能 | UA値:0.38W/㎡・k (HEAT20 G1基準を満たす値) | UA値:0.6W/㎡・k以下 (ZEH基準を満たす値) |
窓 | 樹脂サッシ (ペアガラス) | 樹脂サッシ (ペアガラス) |
外壁 | タイル | タイル |
換気システム | ロスガード90 | ロスガード90 |
全館床暖房 | 標準 | オプション |
太陽光パネル | 標準 | オプション |
食器乾燥機 カップボード | 標準 | オプション |
坪単価 | 60万円~ | 50万円~ |
まとめ
一条工務店のセミオーダー住宅「アイスマイル(i-smile)」の標準仕様や参考間取り、「HUGme(ハグミー)」との比較などを紹介してきましたが如何だったでしょうか。
「家は性能。」をキャッチコピーにかかげる一条工務店の手掛ける規格住宅なので「アイスマイル」も「ハグミー」もお値段以上の性能・設備でコスパの良い住宅です。
“自由度"ではフルオーダー式の注文住宅に劣りますが、「ある程度選択肢を絞ってくれていた方が楽だ」という方やコスパ重視の方に規格住宅はとても向いています。
規格住宅を検討される方は、各社用意されているプランは異なるので他社の規格住宅商品も候補にあげて比較・検討してみる事をおすすめします。
素敵なマイホームづくりを応援しています。
※規格住宅のカタログは、リンク先から気になるハウスメーカーにチェックを入れて、お問い合わせ内容の欄に「規格住宅のカタログが欲しい」等記入してお問い合わせすればOKです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません