アイダ設計の注文住宅「ブラーボ」の標準仕様や価格をチェック!

2023-08-04

アイダ設計の注文住宅「ブラーボ」について標準仕様での性能や設備、そして坪単価&価格の目安などをご紹介していきます。

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アイダ設計「ブラーボ」の標準仕様

アイダ設計「ブラーボ」
アイダ設計

アイダ設計の人気看板商品の「ブラーボ」の標準仕様での性能や設備などをチェックしていきたいと思います。

ちなみにブラーボは、もともと「BRAVO STANDARD(ブラーボスタンダード)」という商品名でしたが、2021年7月にリニューアルされ"スタンダード"を省いた今の商品名「ブラーボ」となっています。

基礎

ブラーボの基礎

「ブラーボ」では標準仕様でベタ基礎が採用されています。

ベタ基礎は、基礎の立ち上がり部分と底面全体が鉄筋コンクリートで一体化されており、大きな面で家の重みを支える基礎構造の事です。

面で家の重みを支える為、基礎の一部だけが沈む「不同沈下」が発生しづらく、地中の湿気を床下に入れないようにベース(耐圧盤)の下全面に防湿フィルムを敷きコンクリートで覆うので地面からの湿気を防ぐ効果があります。

また、ベタ基礎は建築基準法で基礎の立ち上がり部分の高さは地上から30cm以上、幅は12cm以上、地中の根入れの深さは12cm以上、底盤の厚さは12cm以上と定められています。

アイダ設計では基礎幅15cmと3cmほど広く作られており、荷重をがっちりと受け止めます。

外壁通気工法

外壁通気工法

アイダ設計では、外壁材の裏面に空気の通り道をつくり湿気を放出させる外壁通気工法を採用しています。また、従来の床下換気に変えて、基礎パッキンによる換気方法を採用しています。

空気の流れを作る事で壁内・床下結露を防ぎ住宅の耐久性の向上に効果を発揮します。

防蟻対策

防蟻対策

防蟻対策として構造上主要となる1階部分の柱などの木材下部に(基礎天端から高さ1mまで)薬剤による防腐・防蟻処理を施しています。

住む人にとって有害な化学物質を含まない安全が確保されたものを使用しており、5年毎に再塗布を行う必要があります。

面材工法

面材工法

アイダ設計は木造軸組工法をベースとし、そこに2×4工法の外力に対して強いという特徴を取り入れた面材工法で建てられます。

軸組工法をベースに、補強材として入れる斜め部材に筋交いではなく耐力面材を使用します。そうする事で軸組み+面の強固なハイブリッド構造となり、地震や強風による外力を「点」ではなく「面」で受けとめ外力をバランスよく分散させる事が出来ます。

従来の木造軸組工法に比べて耐震性・耐風性に優れます。

耐震性能

アイダ設計では耐震性にいち早く注目し、国立研究開発法人土木研究所にて実施した耐震実験では、震度制度最大の「震度7」の揺れにも倒壊することなく耐え抜き耐震性の高さを証明しました。

「ブラーボ」では標準仕様で耐震等級3に対応可能となっています。

◦制振装置(オプション)

制振装置

オプション扱いになりますが、地震に対してより強固な家を希望する場合には制振装置のSSダンパーを採用する事も可能です。

制振装置は地震時に揺れを吸収し、建物の揺れ幅を大幅に抑えてくれるので倒壊リスクの減少や外壁の損傷を防いでくれます。また、何度でも制震性能を落とさずに吸収するため繰り返す余震にも優れます。

断熱工法

断熱工法

「ブラーボ」では柱などの構造材の間に断熱材を充填する充填断熱工法が採用されています。木造住宅で広く採用されている工法です。使用されている断熱材は高性能グラスウールです。

充填断熱工法のメリットとしては、柱の幅分断熱材を充填できるので厚みのある断熱材も使用出来る事や、外張り断熱よりコストを抑えやすい事です。

反対にデメリットはコンセント周りなどは施工が複雑となる為、職人さんの腕によって差が出やすいといった点です。

◦窓の断熱仕様

窓の標準仕様はアルゴンガス入り複層ガラス+アルミ樹脂複合サッシです。

窓の断熱仕様でチェックしておきたい箇所は、ガラスの種類と中間層の気体、窓サッシの種類とスペーサーの種類です。窓ガラスは【単板ガラス】→【複層ガラス】→【Low-E複層ガラス】→【Low-Eトリプルガラス】の順に断熱性能が良くなります。

中間層の気体は【乾燥空気】→【アルゴンガス】→【クリプトンガス】→【真空】の順に断熱性能が良くなります。

サッシは【アルミサッシ】→【アルミ樹脂複合サッシ】→【オール樹脂サッシ】→【木製サッシ】の順に断熱性能が良くなります。

スペーサーは【アルミスペーサー】→【樹脂スペーサー】の順に断熱性能が良くなります。

断熱性能

「ブラーボ」の標準仕様の断熱性能は断熱等級5、断熱性能を表すUA値は0.55w/(㎡・k)です。東京・大阪などが該当する6地域ではZEH基準を満たす基準となっています。

◦断熱等級と基準となるUA値

等級/地域区分1234567
断熱等級7
(HEAT20 G3基準相当)
0.20.20.20.230.230.260.26
断熱等級6
(HEAT20 G2基準相当)
0.280.280.280.340.340.460.46
断熱等級5
(ZEH基準相当)
0.40.40.50.60.60.60.6
断熱等級4
(H28年 改正省エネ基準)
0.460.460.560.750.870.870.87
地域区分表

オプションで断熱材を硬質ウレタンフォームに変更したり、窓の断熱仕様をUPしたりする事も可能なので、断熱性能にこだわりたい方はオプションも検討してみるのが良いでしょう。

換気システム

第三種換気システム

「ブラーボ」の換気システムは標準仕様だと第三種換気システムとなります。第三種換気システムとは給気は自然に行い排気は機械によって行う換気システムの事です。

メンテナンスが簡単な事やコストを抑える事が出来るメリットがあります。ただ、熱交換器を付ける事が出来ないので換気により熱損失が起きてしまいます。

◦第一種熱交換器付き換気システム(オプション)

第一種熱交換器付き換気システム

オプションで第一種の全熱交換換気システムに変更する事が可能です。第一種換気システムとは給気も排気も機械によって行われる換気システムの事です。熱交換器を付ける事が出来ます。

全熱交換とは外気から取り込む空気を室温に近づけてから換気をするシステムの事で、熱交換により換気による熱損失を抑える事が出来ます。

それにより快適な室内環境を保ちやすくなり、冷暖房費も抑制する事が出来ます。

高い創エネ+蓄エネ

陽光発電システムと蓄電池

「ブラーボ」では標準仕様でリース型の太陽光発電システムと蓄電池を搭載しています。初期費用0円で導入が可能な事や、創エネにより毎月の光熱費がお得になる事、停電時にも蓄えた電気が使えるなどのメリットがあります。

太陽光発電システム・蓄電池はリース契約となっていますが15年後には無償で譲渡されます。

◦主に性能面に関わる「ブラーボ」の標準仕様まとめ

基礎ベタ基礎
工法面材工法(木造軸組工法)
耐震性能耐震等級3対応
オプション:制振装置
断熱材高性能グラスウール
アルゴンガス入り複層ガラス
アルミ樹脂複合サッシ
断熱性能断熱等級5
UA値0.5w/(㎡・k)
換気システム第三種換気システム
オプション:全熱交換換気システム
その他太陽光発電システム+蓄電池

「ブラーボ」の外装材やキッチン等水回り設備の標準仕様

続いて、外装材(屋根材や外壁材)や建具等の内装材、そしてキッチンや浴室などの水回りの住宅設備の標準仕様をチェックしていきます。

屋根材

屋根材
ケイミュー

「ブラーボ」の標準仕様はケイミューのコロニアルクァッドが採用されています。セメントに繊維素材を混ぜて薄い板状にしたスレート屋根に分類されます。

軽量な屋根材なので耐震性で有利に働きます。また、瓦やガルバリウム屋根と比べてデザインやカラーのバリエーションがとても豊富です。

鶴弥や三州野安の陶器瓦などはオプション扱いとなります。

外壁材

外壁材

「ブラーボ」の標準仕様の外壁材はケイミューかニチハの15・16mm厚の窯業系サイディングが採用されています。アイダ設計のようにローコスト帯で勝負をするHMは14mm厚の窯業系サイディングが採用されている事が多いのですが、それよりも厚みのあるサイディングが標準仕様となっています。

厚みがある事でより深い柄を表現できるので見た目に高級感が出ます。厚みが増し遮音性なども高まります。

更に、雨によって壁についた汚れを洗い流すセルフクリーニング機能も付いていますのでキレイが長続きします。

玄関ドア

玄関ドア
三協アルミ

玄関ドアは三協アルミの「ファノーバシリーズ」、YKKの「ヴェナートシリーズ」、リクシルの「ジエスタシリーズ」の3社の中から選ぶ事が出来ます。

デザインやカラーバリエーションも豊富にあるので好みの外観デザインに合う玄関ドアを見つけやすいです。オプションとはなりますが便利な電子キー搭載可能なタイプもあります。

建具

建具

建具(室内ドア)はNODAの製品が標準仕様となっています。一般的なドアよりも背の高いハイドアを標準で採用する事も可能です。

ハイドアはデザイン性が高いだけでなく、ドアの上部の壁(垂れ壁)のスペースを減らしたり、無くしたり出来るので室内がスッキリとした印象になります。開け放つ事でより開放感も得られます。

キッチン

キッチン

キッチンの標準仕様はクリナップの「KT」、リクシルの「AS」から選ぶ事が出来ます。

どちらのメーカーも、油がつきにくくお掃除のしやすい形状・素材、便利な浄水器一体型水栓、洗い物が楽になる食器洗い乾燥機、出し入れが楽な昇降式吊戸棚など使い勝手の良いシステムキッチンです。

バスルーム

バスルーム

バスルームの標準仕様はハウステックの「フェリテ」、リクシルの「リデア」から選ぶ事が出来ます。

お湯の冷めにくい浴槽や、髪の毛やゴミが渦の力でまとまって簡単に捨てられる排水口、浴室暖房換気乾燥機、便利なカウンター、冷っとしにくい床など、人気の機能はどちらも備えています。

洗面化粧台

洗面化粧台

「ブラーボ」の標準仕様となる洗面化粧台はTOTOを採用しています。素敵に空気を含ませ少ない水でもしっかり洗えるエアインシャワーや、お掃除ラクラク排水口など快適機能が充実しています。

トイレ

トイレ

「ブラーボ」の標準仕様となる洗面化粧台はリクシルのタンク一体型シャワートイレが採用されています。

少ない洗浄水量でも強力に洗い流す節水便器で経済的にも優しく、フチレス形状でお手入れも簡単、シンプルで使いやすい壁付きリモコンも付いています。

◦「ブラーボ」の外・内装材、水回り設備の標準仕様まとめ

屋根材ケイミュー
「コロニアルクァッド」
外壁材ケイミュー、ニチハ
「窯業系サイディング」
玄関ドア三協アルミ、YKK、リクシル
建具(室内ドア)NODA
キッチンクリナップ、リクシル
バスルームハウステック、リクシル
洗面化粧台TOTO
トイレリクシル

アイダ設計の注文住宅「ブラーボ」の価格

ブラーボの坪単価は40万円~60万円位が目安となります。

ちなみにアイダ設計の注文住宅「ブラーボ」には他にも「ブラーボゼネクト」「ブラーボコンフォート」というシリーズ商品があります。

<ブラーボゼネクト>
ブラーボゼネクト
標準仕様でZEH住宅。断熱・省エネ性能が「ブラーボ」よりもワンランク上の商品。硬質ウレタンフォーム断熱材、全熱交換換気システム等が標準仕様で付いています。
<ブラーボコンフォート>
ブラーボコンフォート
「ブラーボ」よりも外装材や内装材、住宅設備などのグレードがワンランク上の商品。硬質ウレタンフォーム断熱材、基礎断熱、全熱交換換気システム等が標準仕様で付いています。

どちらの商品も「ブラーボ」よりもワンランク上の商品で、イメージ的には「ブラーボゼネクト」が性能面などを高めた商品で、「ブラーボコンフォート」が外壁材や内装、設備など見た目の部分に力を入れた商品です。

標準仕様も異なってくるので詳細な差はカタログ等でチェックしておきましょう。ちなみに、坪単価はどちらも45万円~65万円位が目安となります。

◦「ブラーボシリーズ」の価格

「ブラーボ」本体価格
20坪(66.1㎡)800万円~1,200万円
30坪(99.2㎡)1,200万円~1,800万円
40坪(132.2㎡)1,600万円~2,400万円
50坪(165.3㎡)2,000万円~3,000万円
「ブラーボゼネクト」
「ブラーボコンフォート」
本体価格
20坪(66.1㎡)900万円~1,300万円
30坪(99.2㎡)1,350万円~1,950万円
40坪(132.2㎡)1,800万円~2,600万円
50坪(165.3㎡)2,250万円~3,250万円
※坪単価は家の仕様や市況により変動の可能性がありますので、あくまで参考程度にお考え下さい。

価格が安い理由

アイダ設計が「ブラーボ」を安く提供できる理由は、スケールメリットを活かした一括大量仕入れで仕入れ費を抑制している事、そして仕入れた木材を自社のプレカット工場で加工・管理している事。

更に、土地の仕入れから測量・設計・施工・アフターサービスまでを自社一貫体制で行う事で余分な中間マージン等が発生せずにコストを抑える事が出来ています。

「ブラーボシリーズ」の住宅カタログはコチラ

アイダ設計の注文住宅「ブラーボ」の3つの特徴

「ブラーボ」の特に注目しておきたい3つの特徴をご紹介致します。この3つの特徴に惹かれて最終的にアイダ設計を選ばれる方が多いです。

コストパフォーマンスに優れる

「ブラーボ」は安いだけでなく、品質・性能にも優れたコスパの良い商品です。アイダ設計では品質・性能を保つために以下のような取り組みを行っています。

・熟練の職人&厳格な現場管理
・自社プレカット工場で品質担保
・第三者機関による施工品質チェック
・建物35年保証&アフターサービス

熟練の職人を多く抱えている事、自社の建設担当者による厳格な現場管理、プレカット工場にてミリ単位の加工、第三者住宅検査機関による全6回·約100項目にわたる施工品質チェック、最長35年保証とアフターサービス等により品質・性能は保ったままお求めやすい価格で提供する事が出来ています。

施工に安心感が持てる

熟練の職人が多く在籍しているだけでなく、熟練の職人の現場指導による「社員大工育成プロジェクト」にも力を入れています。

アイダ設計では社員大工として入社後、現場で熟練の職人の元で実績指導を受ける事が出来、技術はもちろん挨拶や社会人としてのマナーなども学んでいます。

また上記でも触れていますが、建てた家の施工チェックは社内検査だけでなく第三者住宅検査機関による施工チェックも行われるので施工に安心感が持てます。

様々な要望に対応できる設計力の高さ

アイダ設計は社名に"設計"と入っているように、元々は設計事務所として創立された会社です。設計をルーツとするハウスメーカーで社内には設計専門の部署も設けられており、年間2000棟以上の実績があります。

創立からは40年以上経っており、これまでの長い歴史の中でノウハウもかなり蓄積されています。

そうした背景を持つアイダ設計は施主事に異なる様々な要望にも応えられる技術力を持っており、ライフスタイルに適した設計プランの提案力にも長けています。

また床面積の限られる狭小地の設計は難しい為、設計料が高くなる会社もありますが、アイダ設計ではそうした事もなく、空間を最大限有効に使った設計で狭小地と感じさせない家づくりを得意としていますので多くの方が安心して家づくりを任せられるハウスメーカーです。

まとめ

アイダ設計の注文住宅「ブラーボ」の標準仕様での性能や設備、価格や特徴などをご紹介してきましたが如何だったでしょうか。

「ブラーボ」はアイダ設計の看板商品だけあり品質と価格のバランスに優れた商品です。

価格を抑えて家づくりを行いたい。価格以上のクオリティが欲しい。ZEHを満たす性能は欲しい。安くても安っぽい外観は避けたい。といった方に特におすすめできる住宅です。

詳細な仕様等は変わっている事もあるので最新カタログを取り寄せチェックしておきましょう。素敵なマイホームづくりを応援しています。

この記事を書いた人
管理人
管理人

資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。