アイ工務店の外壁や屋根（外装材）キッチンやお風呂（設備）を紹介

2023-05-19

アイ工務店の標準仕様で選べる外壁材や屋根材などの外装材、そしてキッチンやお風呂、トイレなどの住宅設備を紹介していきます。

ちなみに、アイ工務店は2023年1月に従来の人気商品「Ees（イエス）」を新仕様にリニューアルした「N-ees（ニーズ）」を販売開始しました。

それに伴って、アイ工務店で取り扱っていた商品「Ees（イエス）」、「Wis（ウィズ）」、3階建て住宅の「AILITH（アイリス）」、規格住宅の「Praie（プライエ）」は全てニーズに一本化されています。

アイ工務店の外壁・屋根・玄関ドアなど

アイ工務店で採用されている外装材について見ていきたいと思います。

外壁材

外壁材はニチハ株式会社の窯業系サイディング「Fu-ge（フュージェ）プレミアム」が採用されています。

オプションにはなりますが塗り壁も対応可能です。

ただ、近年の外壁材は窯業系サイディングが圧倒的に選ばれており、シェアの割合で言うと、窯業系サイディングが約80%、金属系サイディングが約10%、塗り壁（モルタル）は約5%となっています。

その為、塗り壁を選ばれる方はほぼいないようです。

ちなみに、窯業系サイディングの中で最も高いシェア率を誇るメーカーが「ニチハ」です。その為、ニチハの窯業系サイディングを外壁材に採用しているハウスメーカーはアイ工務店以外にも結構あります。

では、シェア率No1のニチハの窯業系サイディング「Fu-ge（フュージェ）プレミアム」はどういった点が優れているのか見ていきたいと思います。

◦継ぎ目が目立たず仕上がりが綺麗

板を相互に張り合わせる「四方合いじゃくり」という接合方法を用いる事でシーリング目地を大幅に減らす事ができ、板の継ぎ目が目立たなくなるので壁面の仕上がりがキレイになります。

◦美しさが40年以上続く

色あせやひび割れ、紫外線に強い超高耐候塗料「プラチナコート30」という塗料が塗装されており、変色・褪色が目立たない期間が40年以上続くと言われています。

◦セルフクリーニング機能

空気中の水分子を取り込んで外壁表面にマイクロガード層と呼ばれる薄い水分子膜を作ります。汚れの元となる物質は水分子膜の上に吸着され、その汚れは雨とともに洗い流されます。

◦メンテナンスコストが安い

ニチハのWebサイトには、一般的な塗装品＋汎用シーリングの外壁材と比べて約290万円もお得！と記載されています。（2階建て＝外壁面積約170㎡における概算金額）

屋根材

屋根材は栄四郎瓦株式会社の「三州陶器平板瓦（洋瓦）」が採用されています。

瓦と聞くと、昔ながらの純和風の家の屋根に使われている波形の曲がった和瓦のイメージが強いですが、平板瓦（洋瓦）は凸凹を抑えた平板状のデザインとなっています。

和瓦とは異なり、シンプルですっきりとした印象を与えます。

アイ工務店が採用している栄四郎瓦の平板瓦（洋瓦）は4つのデザインとカラーはそれぞれ5～6色程用意されています。

屋根材の近年のシェアを見てみると、金属系約60%、セメント系瓦約15%、粘土瓦約14%という割合です。三州陶器平板瓦は粘土瓦に属します。

金属系の屋根材はステンレスやアルミもありますが、ほぼほぼガルバリウム鋼板です。アイ工務店でもガルバリウム鋼板を使用する事は可能ですが、標準仕様ではないので別途費用がかかります。

アイ工務店がガルバリウム鋼板ではなく三州瓦を標準仕様としているのは、以下のような三州瓦の特徴を優先しているからです。

◦耐火性・耐久性および耐用年数に優れる

◦防水性・耐寒性・遮音性に優れる

玄関ドア

玄関ドアはリクシルの「ジエスタ2（断熱K2仕様）」が採用されています。熱の伝えやすさを表す数値U値（熱貫流率）は1.79w/㎡･k～となっています。

玄関ドアの中でトップクラスの断熱性能とまではいきませんが、高い方ではあります。

豊富なデザイン・カラーが用意されていますので好みの外観イメージに合う玄関ドアが見つかると思います。

窓

窓は2つのメーカーの窓が採用されており、YKK APの「APW430」もしくはエクセルシャノンの「トリプルシャノンIIx」です。

どちらも「Low-E トリプルガラス（アルゴンガス入り）」＋「オール樹脂サッシ」仕様で高い断熱性能を持っています。高断熱に加えて、紫外線のカットや防霧・防音にも高い効果を発揮します。

カラーバリエーションはどちらも4色展開しており、外装材や内装材のイメージに合わせて選ぶ事が出来ます。

アイ工務店のキッチン・お風呂・トイレなど

アイ工務店で採用されている水回りの設備や内装材などを見ていきたいと思います。

キッチン

キッチンはアイ工務店が提携している4社のメーカー（クリナップ、リクシル、エイダイ、タカラスタンダード）とのオリジナル仕様のペニンシュラキッチンを採用しています。

4社の各メーカーとのオリジナル仕様との事なのでベースとなる商品と若干仕様が異なる箇所があるかもしれません。

ベースとなる商品は以下の通りです。

◦クリナップ「ステディア」

クリナップの「ステディア」はプロがおすすめしたい住宅設備キッチン部門2年連続総合1位を獲得しています。（リフォーム産業新聞調べ 調査期間：2022年12月～2023年2月）

◦リクシル「システムキッチンES」

◦エイダイ「スリムペニンシュラ」

◦タカラスタンダード「オフェリア」

お風呂

お風呂はTOTOの「サザナ」もしくはリクシルの「システムバスルーム AX」です。

◦TOTO「サザナ」

◦リクシル「システムバスルーム AX」

トイレ

トイレはTOTOの「ZJ」もしくはリクシルの「ベーシア」が採用されています。

◦TOTO「ZJ」

◦リクシル「ベーシア」

洗面台

洗面台はタカラスタンダードの「エリシオ」もしくはリクシルの「MV」が採用されています。

◦タカラスタンダード「エリシオ」

◦リクシル「MV」

床材

床材には株式会社ノダの床材 化粧シートフロアの「カナエル」シリーズが採用されています。

擦りキズが付きづらい仕様なので車イスの使用にも向いています。

アイ工務店の外壁やキッチンなど外装材、設備等の仕様まとめ

総評

アイ工務店が勝負をしている価格帯はローコストでもなく、ハイコストでもなく、注文住宅の平均的な価格帯ミドルコスト帯です。

坪単価で言えば55万円～75万円位が平均値となっています。

提供している価格を考えると、外装材や住宅設備、内装材などはグレードが高く、コストパフォーマンスに優れていると言えます。

その主な理由は2点あります。

1点目は、今ではほぼ全国エリアまで施工エリアを拡大したアイ工務店のスケールメリットです。

2点目は、2023年1月より従来複数取り扱っていた商品を「N-ees」にまとめ、採用できる商品を絞った事です。

商品を絞り、大量に仕入れをする事で価格を抑えての提供が可能となっています。各商品、個人的に購入するよりも各段に安く採用する事が出来ます。

最新情報はカタログ確認.比較する事を忘れずに

アイ工務店の外装材、設備、内装材などはコスパに優れていますが、タマホームやヤマト住建、アキュラホームなども同じような方法で提供価格を抑えています。

一条工務店は、採用できる住宅設備のほぼほぼが一条オリジナルの商品で、自社で開発する事でコストを抑えたりしています。

同じような価格帯であっても採用されている資材や設備の仕様・グレードは異なりますので、自分の好みに合ったハウスメーカーを見つける為には複数社を候補にあげて比較するようにしましょう。

外装材や内装材、住宅設備や住宅性能も時代のニーズに合わせて変わりますので、最新情報はカタログを見て比較をおこないましょう。

素敵なマイホームづくりを応援しています。

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この記事を書いた人

資格：宅地建物取引士（東京都宅地建物取引業協会認定）
経歴：不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。