クレバリーホーム最悪?潰れる?事の真相を調べてみた
「クレバリーホーム 最悪」「クレバリーホーム 潰れる」「クレバリーホーム やめたほうがいい」等といったネガティブなキーワードでの検索がわりとあったので、どういう事なのか調べてみました。
画像:クレバリーホーム
クレバリーホームは本当に最悪?会社や仕様をチェック!!
まずはクレバリーホームがどういった会社なのかご紹介します。
クレバリーホームは戸建住宅の建築・販売事業を中心とした建設・不動産会社である株式会社新昭和のグループ会社「株式会社 新昭和FCパートナーズ」の注文住宅ブランドです。
株式会社 新昭和FCパートナーズがフランチャイズ本部として注文住宅ブランド「クレバリーホーム」を全国でFC展開を行っています。
クレバリーホームの家は約40の直営店舗の他、約150のフランチャイズ加盟店で建てる事が出来ます。
全国展開のスケールメリットを活かした仕入費を抑えたコスト削減や最新技術やノウハウの共有+地域に密着した工務店の強みなどがFC加盟店で建てるメリットとなります。
株式会社 新昭和FCパートナーズはブランド名と統一し社名を「株式会社クレバリーホーム」に変更を行っています。
◦会社概要
会社名 | 株式会社クレバリーホーム |
所在地 | 〒299-1144 千葉県君津市東坂田4丁目3番3号 |
設立 | 2016年11月 |
資本金 | 1億100万円 |
従業員数 | 65人 |
施工エリア | 全国(一部地域を除く) |
施工実績 | 1749棟(2020年度) |
対応可能工法 | 木造軸組 |
アフター・保証 | ◦住宅完成保証 ◦最長30年保証(10年目、20年目の有償メンテナンスが条件) ◦瑕疵保証 |
クレバリーホームの標準仕様
基礎構造
◦ベタ基礎
クレバリーホームでは標準仕様で「ベタ基礎」を採用しています。(※)
建築基準法でベタ基礎の立ち上がり部分は、高さが地上部分で300mm以上、厚さは120mm以上と決められているのに対して、クレバリーホームの基礎は基礎高430mm、厚み150mmとなっています。
基礎高も厚みも基準を大きく上回っており、地震時などに発生する外力を地盤に分散させる強度の高い基礎となっています。
(※地域区分1,2では「凍結深度」が設けられており、基礎の根入を深く入れる必要があります。根入れ深さが深くなると「布基礎」の方がコスパ的に優れるので地域区分1,2では「布基礎」が標準仕様となっています。)
◦強度の高い柱脚金物
基礎と柱の緊結に使用する柱脚金物は、従来工法より約2倍の引き抜き耐力である30kNもの強度をもつ柱脚金物を採用しています。
基礎と構造躯体を強固に繋ぎ止め一体化する事で、あらゆる方向からの外力に対して強くなります。
構造・工法
◦プレミアム・ハイブリッド構法
構造上ポイントとなるグリッドに1階と2階をつなぐ通し柱を、一般的な在来工法の2~3倍使用して1階と2階を強固に一体化したSPG(ストロング・ポスト・グリッド)構造と
床・壁・天井の6面すべてを構造用耐力面材で構成した6面体のモノコック構造、この2つの構造を組み合わせた「プレミアム・ハイブリッド構法」が採用されています。
1階と2階を通し柱で一体化する事で強度や耐震性を高め、外力を面で受け止め分散する事で横からの力に対する抵抗力が向上しています。
◦高精度HSS金物を採用
地震などの際に最も力が集中する接合部には接合強度を高める高精度HSS金物を採用しています。
従来の在来工法は柱に凹凸を作り繋ぎ止める工法で、接合部が欠損のしやすいという弱点を持っていましたが、高精度HSS金物を使用する事で断面欠損を抑え、1.5倍~3倍の接合強度を実現しています。
耐震性能
基礎や構造・工法を見る限りクレバリーホームの耐震性能は高い事が分かりますが、標準仕様で耐震等級3を保証している訳ではありません。
その理由は、クレバリーホームでは「自由設計」にこだわっており、耐震等級3を保証すると設計上の制約が生じる為です。
耐震等級は間取りによっても変わってくるので、施主の要望に合わせた間取りにした結果、耐震等級が2になる事もあります。
ただし、設計の自由度より耐震等級を優先させたいという時は、耐震等級3を確保した上での間取りづくりも可能です。
断熱性能
◦外壁断熱
外壁に100mmの厚さで無機質繊維系断熱材を充填する断熱工法です。クレバリーホームでは地域やFC加盟店によって採用してる断熱材が微妙に変わったりします。
多く使われているのはグラスウール、またはロックウールです。
◦天井断熱
小屋裏など複雑に入り組んだ空間にも隙間なく充填できるブローイング断熱材又は同等性能の無機質繊維系マット断熱材を採用しています。
(※ブローイングとは、グラスウールやロックウールなど繊維系断熱材を粉々にしたものを吹き込む断熱工法です。)
◦床下断熱
断熱性能の高い押出法ポリスチレンフォーム3種65mmを床下に隙間なく施工しています。外気に触れる部分については100mmの厚みで施工されています。
◦Low-E複層ガラス(アルゴンガス入り)アルミ樹脂複合サッシ
断熱性能を高める為には断熱材の種類や厚みも大切ですが、窓の断熱性能も同等以上に大切になってきます。
クレバリーホームでは、Low-E複層、ガラスとガラスの中間層にはアルゴンガスが充填されています。サッシはアルミ樹脂複合サッシです。
◦気密性を高めるペーパーバリアシート
室内の温熱環境が良く、快適に過ごせるかどうかは断熱性能だけでなく気密性能も大切になってきます。
クレバリーホームでは壁内部の室内側に気密シート(ペーパーバリアシート)を覆い気密性を高めています。コンセントボックスにも丁寧な気密処理が施されています。
クレバリーホームの気密性能(C値)は公式の発表はありませんが、そこまで悪い数値ではないと思われます。
◦断熱仕様
外壁 | 無機質繊維系断熱材100mm(グラスウールまたはロックウール)+遮熱シート |
天井 | 無機質繊維系断熱材ブローイング210mm、または無機質繊維系断熱材マット165mm |
床下 | 押出法ポリスチレンフォーム3種65mm。外気に触れる部分については100mm。 |
窓 | Low-E複層ガラス(アルゴンガス入り)アルミ樹脂複合サッシ |
標準仕様のUA値(断熱性能)に関して公式の公表はありませんが、使用されている断熱材の種類・厚み、施工方法、窓の仕様、施主さんのブログなどからUA値は0.6以下、ZEH基準を満たす値位にはなるかなと思います。
ちなみにクレバリーホームでは北海道の省エネ基準をクリアする「エネリート・サーモ」というUa値=0.26の断熱性能に特化した商品も取り扱っています。(取り扱いの無い県もあり)
換気システム
◦第一種換気全熱交換型
電力消費量の少ないDCモーター搭載の全熱交換型換気システムを採用しています。熱交換率は70%~80%です。
(熱交換とは、室内の排気から温度と湿度を、室外から給気した空気に伝え合う事で熱交換を行っています。熱交換率70%と言うのは、室外が0℃、室内が20℃だった時に外気を14℃まで暖めてくれるという事です。)
PM2.5にも対応した高性能フィルター付きなので花粉やホコリなど屋外からの有害物質を除去して、新鮮な空気だけを取り込んでくれます。
外壁・屋根
◦全面外壁タイル
全面外壁タイルはクレバリーホームの大きな特徴の1つです。
土や石などを焼き固めてつくった自然素材の外壁材で劣化、変色、変質に強いのでキレイが長持ちします。タイルには「親水機能」もあり、水の膜で汚れが付きづらく雨で洗い流してくれます。
耐水性、耐傷性にも優れており豪雨やキズなどから住まいを守り続けます。
標準仕様ではデザインや素材感の異なる30種類から選ぶ事が出来、カラーバリエーションも豊富にあるので同じクレバリーホームの家でも似たりよったりとはならないメリットもあります。
また、クレバリーホームの外壁はメンテナンス性にも優れています。
一般的な外壁材の場合、10年程度で塗り替えが必要となりますが、クレバリーホームの外壁タイルの場合、メンテナンス費用は一般的な外壁材の半分以下の費用に抑える事が出来ます。
◦陶器瓦
高い耐候性・耐久性を発揮する陶器瓦を採用しています。汚れが付きづらく塗り替えなどの手間や費用も抑える事が出来ます。
切込み部にツメを掛けて瓦同士を繋ぎ止めており、地震や強風時に瓦の浮き上がりや飛散、ズレを防ぐ対策もとられています。
最悪なのか?仕様から分かった事
クレバリーホームの特徴や標準仕様での性能、設備、外観などを確認してみましたが「最悪」だと思うような箇所は1つもありませんでした。
全面タイル貼りの外壁+瓦屋根は高級感あり見た目もおしゃれです。
しかもFC展開で全国規模のスケールメリット+自社製品の外壁タイルを使用する事で価格は抑えつつ高級感のあるタイルを採用できるという大きなメリットとなります。
性能や設備に関しては中の上位です。
ただ価格がミドルコスト帯である事を考えればコスパは優れていると言えます。
設計自由度にしても、規格住宅ではなく自由設計の家が建てられます。鉄骨住宅が得意とするオーバーハングや超大空間は得意ではないですが、一般的な木造住宅で出来る事はクレバリーホームでも設計可能です。
また、メンテナンス性に関してもタイルと瓦はメンテナンス性に優れた素材です。メンテナンス性も悪くありません。
クレバリーホームが提供している住宅に関して、特に最悪と感じるような事はなかったので、次はクレバリーホームへの口コミなどを見ていきたいと思います。
クレバリーホームはお客様からの評価が最悪なのか?
会社や仕様を見る限り、最悪だと思える箇所は無かったので、クレバリーホームを検討されたお客様の評価などを確認していきたいと思います。
クレバリーホームへ肯定的な評価
◦営業担当が素晴らしい
家を建てるって大変や
— だー (@sur0426_g) October 21, 2018
一条工務店紹介されてやってるけど、やっぱ高いと思う。年収的にローンは通ると思うけど、先々払えるお金にしないといけないし。
と思って、もう少し安めのクレバリーホームへ行ってきて、営業さんも良さげな方だし、話の進め方もうまくて、
一条の若い営業マンより断然安心感
ハウスメーカー営業さんが、台風で不具合ありませんか⁉️と尋ねてきて下さった。ありがたい。営業さんもご家族がいて台風で大変だったろうに… #クレバリーホーム ありがとうございます
— えり (@ERI_bts) October 13, 2019
◦現場の作業が丁寧
新居がほぼ完成しました!
— ビックプ~ (@bigpoohhiro) November 2, 2022
外構やデッキは今からですが、施主検査が本日終わりました。
現場監督さんや大工さん、その他のスタッフさんなど、皆さん丁寧な作業をされ、指摘する箇所も殆どなく、満足な仕上げとなっていました(^^)
いい会社さんと出会えて良かったです♪#クレバリーホーム#三次店pic.twitter.com/Acsk9G8Kpe
◦コスパが良い
佳音さん 投稿日:2017.12.28
みん評
家は値段と営業マン次第
クレバリーホームを選んだ一番の理由は、やはり価格の安さです。しかし、価格は安いとは言っても、家の品質はとてもしっかりしており、防音性や耐震性は標準以上とのことでした。実際に防音性については、隣の部屋にいても隣の部屋の話声はほとんど気になりません。
また、これはどこのメーカーでも同じかもしれませんが、営業マンにはかなり知識の差があると思いました。幸運にも、私たちを対応して下さった営業マンの方はとてもしっかりしていて好印象で、知識も豊富でしたので、それも決め手のひとつです。
3514: 福岡県 [2022-09-25 10:11:51]
クレバリーのタイルを使った家に6年住んでいて、感じていることについて正直、「タイルの家」という満足感があります。
e戸建て
我が家の周りには「サイディング」や「軽量発砲コンクリート」の家がありますが、
建てて10年以上が過ぎ、軒並み塗装をしています。それに比べて、耐候性の良い
タイルの我が家は、今のきれいなまま、10年以上も行くと思うと、うれしい気持ちです。
◦ワンちゃんとの暮らしを考えた商品「inumo(イヌモ)」もあるよ。
ワンコと住むおうちだって~🏡
— 柴犬ロコ (@shibainu_roco) August 24, 2019
いいなぁ~。#inumo#いぬのきもち#クレバリーホーム#わんにゃんドームpic.twitter.com/q1QFkcKDSk
クレバリーホームへ否定的な意見
◦建てた後の対応が悪い
しーさん 投稿日:2020.03.24
アフター~最悪定期点検も葉書が来てこちらから連絡しなきゃ対応なし。
みん評
点検の結果不具合があったので後日連絡します。
といっても音沙汰なし。
アフターは最悪ですよね
クレバリーホーム岡崎店、最悪😖💦💨不具合の対応昨日、今朝連絡したのに、現場から連絡します。まだ連絡一切ない‼️家売ったらあとは知らん‼️って対応、イラっ
— たいちさん (@mUfxiwsXPXffv68) March 16, 2020
◦夏場は暑い
3514: 福岡県 [2022-09-25 10:11:51]
e戸建て
断熱材はしっかり施工しているにもかかわらず、我が家の場合、夏場はタイル外壁が
熱さをためこみ、結構長い間、冷めません。
耐候性は良いはずなので、灼熱の時は外から壁に水道水を掛けたりしたこともあります。
基礎近くに落ちてきたときには、水は熱くなっています。
急激な冷却はあんまり良くないかな?とも考え、今はしませんが、タイル外壁が熱をため込むのは事実です。
◦現場の作業が雑
隣の土地がクレバリーホームで家建ててるところなんだけどこれから組む木を業者がずっと投げてて音もすごいしなんならそこに住む人が可哀想な気がするんだけど
— 🌝こすも/シャウラ🌞 (@shaula_gameaka) January 31, 2021
これが普通なのか知らんけどクレバリーホームの大工とか基礎とかの人愛想も悪いし態度も悪いし
クレバリーホームないわ…
最悪!と感じているお客様はいるが…
クレバリーホームはFC制度を採用しており、実際に家を建てるのはFC加盟している地域の工務店です。
その為、営業担当や現場での作業態度、アフターサポートなどは依頼をする工務店により様々です。
営業担当も良く、現場での作業も丁寧で、アフターサポートもしっかりしている加盟工務店もあれば、そうでない工務店も存在しているようです。
ただし、これに限って言えばクレバリーホームに限らず大手HMはどこも似たり寄ったりです。
そうした"ハズレ"の工務店を引かないように、自分のエリアのクレバリーホーム加盟店がどこなのか?そして、その会社の評判などをチェックするようにしましょう。
その工務店の現場を見に行くのも良いです。
現場が散らかっていたり、建てている最中の現場でタバコを吸っていたり、作業が雑に感じたりしたらちょっと考えた方が良いですね。
施工への不安の対策として
せっかくのマイホームに施工不良などがあると落ち込むだけでは済まないほどショックを受けますよね。
営業担当の良し悪いなどは、担当とコミュニケーションを重ねる事で人となりも見えて来て、信頼できる人なのかとか、家づくりに関する質問を積極的にする事で、知識は豊富か?提案力はあるか?など割と判断する事が出来ます。
ただ、現場の施工精度がどうなのか?の部分は施主側ではわりと判断のしにくい内容です。
そこで施主側でとれる対策を幾つかご紹介しておきます。
住宅性能表示制度を利用する
住宅性能表示制度とは消費者の利便性を考え、住宅性能を等級や数値で簡単に確認が出来るようにした制度の事です。住宅性能表示制度の評価項目は下記の通りです。
評価される分野 | 主な評価内容 | 等級 | 必須 |
---|---|---|---|
①.構造の安定 | 地震・風・積雪に対しての 建物の強さを評価 | 耐震等級、 耐風等級、耐積雪等級 | ○ |
②.火災時の安全 | 火災の早期発見のしやすさ、 外部からの延焼に対する耐火性を評価 | 耐火等級 | |
③.劣化の軽減 | 柱や土台の劣化の進行を遅らせるための対策を評価 | 劣化対策等級 | ○ |
④.維持管理・更新への配慮 | 排水管・水道管・ガス管の 点検・清掃・修繕のしやすさを評価 | 維持管理対策等級 | ○ |
⑤.温熱環境 | 建物の冷暖房を効率的に行う為の 断熱などの省エネ対策を評価 | 断熱等性能等級、 一次エネルギー消費量等級 | ○ |
⑥.空気環境 | 室内への有害物質の発散量、換気対策を評価 | – | |
⑦.光・視環境 | 室内の明るさを、部屋の広さに対する 窓の大きさの割合で表示 | – | |
⑧.音環境 | 開口部の遮音性能や、共同住宅の 上下又は隣接する住戸への音の伝わりにくさを評価 | 透過損失等級 | |
⑨.高齢者への配慮 | 高齢者や子供が暮らしやすいよう、 バリアフリーの程度を評価 | 高齢者等配慮対策等級 | |
⑩.防犯 | 犯罪者が住宅に侵入しないよう、 開口部に対策がとられているかを評価 | – |
住宅性能表示制度を利用すれば国から認定を受けた第三者評価機関が住宅性能を評価・チェックしてくれます。
住宅性能評価は2段階に分けて行い、1段階目は設計段階で設計図面を元に住宅性能を評価します。これを「設計住宅性能評価」と言います。
2つ目は建設段階で現場チェックを行い住宅性能を評価します。これを「建設住宅性能評価」と言います。
2段階目の「建設住宅性能評価」では、第三者評価機関が建築現場に計4回(基礎の配筋工事完了時、構造躯体の工事完了時、内装下張り工事の直前、竣工時)訪れて正しい施工が行われているかをチェックしてくれます。
住宅性能表示制度を利用する事で、建てた後に万が一トラブルが起きた場合、専門機関(指定住宅紛争処理機関)がトラブルの対応をしてくれます。
ホームインスペクター(住宅診断士)にホームインスペクション(住宅診断)を依頼する
ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、不具合事象の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行なう専門業務を指します。
日本ホームインスペクターズ協会
ホームインスペクションでかかる費用は何処に依頼をするか?誰に依頼をするか等で異なりますが、5万円~10万円程度が相場となっています。
ホームインスペクションを利用する上での注意点として、ホームインスペクターになるには日本ホームインスペクターズ協会が付与している民間の資格が必要ですが、国家資格である建築士などの資格の有無は問われません。
その為、建築士の資格がなくてもホームインスペクターになる事は可能です。
ただ、ホームインスペクション(住宅診断)を利用する立場からすれば建築士の資格も保有するホームインスペクター(住宅診断士)の方がより安心出来ると思いますので、建築士の資格の有無を確認して依頼をするのが良いでしょう。
平均C値を確認する
C値(気密性能)とは、家の大きさに対してどの程度のすき間面積が存在するのかを表した数値です。C値が小さい程気密性能が優れている事になります。
気密性の確保は構造・工法の違いや断熱施工の違いなどによっても変わってくるのでC値が悪い=大工さんの腕が悪いと決めつける事は出来ませんが、C値が平均して良い会社の大工さんは丁寧な施工を行っているという判断は出来ます。
ちなみにC値は現場での実測値となります。
気密測定を行っていないハウスメーカーもあるので、C値が不安な方は、気密測定を行う時にすき間箇所の発見、改善までをサポートしてくれる業者に依頼を出すのもありです。
不祥事や訴訟事件等は確認されず
「ハウスメーカー名 不祥事」や「ハウスメーカー名 訴訟」などでググると分かりますが、大手HM(ハウスメーカー)の多くは過去に何かしらの不祥事や訴訟事件が起きていたりします。
抱えているお客様の多い大手であれば、裁判沙汰になる事は実はそれほど珍しい事でもありません。
ただ、クレバリーホームはググッても該当する件がヒットしなかったので、大きな欠陥やトラブルは過去に起きていないのかなと思われます。
クレバリーホーム潰れる?に関して
「クレバリーホーム 潰れる」というキーワードでの検索は、倒産してしまわないか心配、万が一倒産しちゃったらどうなるの?という点で検索されていると思いますので、その辺を説明していきます。
実際にFC加盟店が倒産してしまった事例
2021年12月にクレバリーホームのFC加盟店であったクレバリーホーム「久留米店」(ジェイホーム)が倒産しました。
(もしかしたらこの事が原因で「クレバリーホーム 潰れる」という検索キーワードが増えたのかもしれません。)
クレバリーホームでは全FC加盟店が「住宅完成引渡保証制度」を実施しています。
その為、万が一依頼をした加盟工務店が倒産してもクレバリー共済会(全国に広がるクレバリーホーム加盟店で構成する共済組織)が引継ぎを行い、住まいを完成させてくれます。
その為、家が建たない!!という最悪の事態は避ける事が出来ます。
ただし、注意が必要なのはその後のアフターサービス等の保証です。
「住宅完成引渡保証制度」はあくまで家の完成、引き渡しまでを保証する制度なので、その後のアフターサービス等の保証は消滅します。
その後の対応は加盟工務店毎に異なり、有償とはなるがFC本部がアフターサービスを引き続き行う対応などをする加盟店もあります。
外部から確認出来る情報が無い場合、倒産を見抜くのは中々難しい
加盟工務店は非上場企業が殆どだと思いますので、決算報告書の開示をしていない為、財務状況を外から知るのは中々難しいです。
(本当は非上場会社であっても決算公告は必要だが、罰則がほぼ機能していない為実際は殆どされていない。)
状況を開示していない場合、知るすべは限られてきますが、年間着工棟数の推移、従業員数の推移、新入社員を採用しているか、平均年齢、後継者の有無
注文住宅以外の事業(多いのはリフォーム事業)の受注状況など
財務状況をデータで確認できない場合は、そうした事を探りを入れながら確認するしかないです。
個人的には年間着工棟数が10棟いかず、設立から20年未満、HPや施工事例の更新が暫く無く、注文住宅以外の事業も振るっていないような工務店はやめたほうがいいかなと思います。
FC本部である株式会社クレバリーホームが倒産しないかどうか
FC加盟工務店が問題なくても、大元であるクレバリーホームが倒産してしまっては元も子もありません。
そこで株式会社クレバリーホームが潰れる心配が無いか調べてみました。
株式会社クレバリーホームの状況は親会社である株式会社新昭和の2022年3月期の決算公告からある程度知る事が出来ます。
◦株式会社新昭和
設立 | 1970年 |
資本金 | 10億8,268万円 |
従業員数 | 1,321名(2022年4月時点) |
売上高 | 457億4000万円 |
営業利益 | 66億2900万円 |
営業利益率 | 14.5% |
自己資本比率 | 43.32% |
決算公告を見る限り、営業利益率、自己資本比率共に良い数値でキャッシュフローも良好です。
業績も伸ばしているので数年以内に倒産するといった可能性は低いです。FC本部の株式会社クレバリーホームが潰れる心配はしなくても大丈夫そうです。
まとめ
「クレバリーホーム 最悪」や「クレバリーホーム 潰れる」とのキーワードが気になったので、仕様や評判などを確認してきましたが如何だったでしょうか。
家の仕様に関しては特に気になる点も無く、むしろミドルコストのメーカーで全面タイル貼りで高級感ある見た目になるのはお得ですし
性能や設備に関しても、価格とのバランスが良くコストパフォーマンスに優れていると思います。
評判に関しては、クレバリーホームはFC制度を採用しているので各加盟工務店毎に対応は変わります。自分のエリアを担当する加盟工務店を知っておきましょう。
素敵なマイホームづくりを応援しています。
家づくり計画を進める時は「住宅会社の人でない、中立の立場にいる家づくりの専門家」に相談をするのが失敗しないコツです。
PCかスマホがあれば誰でも気軽にオンライン相談が利用出来ます。
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