【一条工務店の新築平屋】1000万,1500万,2000万円の参考間取りと注意点

2023-03-14

2023年の住まいのトレンドワードが「平屋回帰」でした。

実際に平屋の着工棟数は年々増えてきています。

「家は性能」のキャッチコピー通り、住宅性能が業界トップクラスの一条工務店でもトレンドに沿って平屋を希望される施主さんが増えてきています。

そこで当記事では、一条工務店で新築の平屋を検討されている方向けに1000万円~、1500万円~、2000万円~の価格別の平屋の参考間取りをご紹介すると共に、ローコストで建てる時の注意点なども記載していきたいと思います。

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一条工務店の住宅商品毎での坪単価

一条工務店では複数の住宅商品を取り扱っています。

取り扱っている住宅商品のおおよその坪単価をご紹介しておきます。

商品名坪単価参考本体価格
(延床面積30坪の場合)
グランスマート約75万円~2,250万円~
グランセゾン約73万円~2,190万円~
アイスマート約70万円~2,100万円~
アイキューブ約65万円~1,950万円~
セゾン約65万円~1,950万円~
セゾンA約63万円~1,890万円~
ブリアール約65万円~1,950万円~
円熟の家 百年約70万円~2,100万円~
アイスマイル
(規格住宅)
約60万円~1,800万円~
ハグミー
(規格住宅)
約50万円~1,500万円~
※参考本体価格は税抜。
坪単価は条件により異なりますので参考程度にお考え下さい。

一条工務店で建てる1000万円~の新築平屋

一条工務店で1000万円~(1000万円~1499万円)の新築平屋を建てる場合、どのような間取りとなるのか幾つか参考となる間取りプランをご紹介します。

1000万円~1499万円の平屋の間取り

一条工務店が取り扱っている住宅商品の中で1番安い坪単価が完全規格住宅のハグミーです。

2023年に創業45周年を記念してつくられた住宅商品で、”安く建てる”事に焦点を絞った住宅商品となっています。

一条工務店の他の住宅商品では標準仕様となっている設備(全館床暖房やトリプルガラスの樹脂サッシ等)がオプション扱いとなっていたり、断熱材の厚みがやや薄くなっていたりします。

(断熱性能はZEH基準を満たしておりUa値0.6(W/㎡・k)以下となるので決して寒いという訳ではない。)

ハグミーの詳細は別記事でまとめてありますので、興味のある方はこちらをご覧ください。

本体価格1000万円ジャストではありませんが、1,490万円(税抜)からプランが用意されていますので、新築の平屋を1000万円台で希望する方はハグミーが最適な住宅候補となります。

平屋プランは全部で25通り用意されていますが、その中で1番コンパクトなサイズが1,490万円となります。

ハグミーの平屋プランの中で1番コンパクトなサイズの間取りをご紹介しておきます。

東西道路向けプラン

一条工務店の規格住宅ハグミーの東西道路向けプランの中の22.29坪の平屋プラン
出典:一条工務店「ハグミー」

LDKから直接各部屋へ行ける、移動が楽になるコンパクトな動線がとられている間取りです。

間取り2LDK
建築面積73.76㎡(22.31坪)
1階床面積73.70㎡(22.29坪)
延床面積73.70㎡(22.29坪)
施工面積74.94㎡(22.67坪)

北道路向けプラン

一条工務店の規格住宅ハグミーの北道路向けプランの中の22.04坪の平屋プラン

キッチンには使い勝手の良い勝手口が付いており、各部屋の収納力も充実した間取りです。

間取り2LDK
建築面積72.91㎡(22.05坪)
1階床面積72.87㎡(22.04坪)
延床面積72.87㎡(22.04坪)
施工面積73.70㎡(22.29坪)

一条工務店の平屋の実例集・間取りプランを手に入れる

ハグミー以外で1000万円~の新築平屋を建てる事も可能

ハグミーの1,490万円(税抜)よりも安く新築で平屋を建てる事自体は可能です。

ただ、規格住宅でそうしたプランが用意されている訳ではないので自由設計となります。

自由設計で1000万円台前半となると坪数をかなり小さくしないと実現は難しいでしょう。

恐らく10坪~15坪位の平屋になると思われますので、その位の坪数の参考間取りも紹介しておきます。

延床面積10坪~15坪の平屋の参考間取り

12坪の平屋の間取り
間取り1LDK
坪数12坪
14坪の平屋の間取り
間取り1LDK
坪数14坪

出典:平屋リーフ

ジャスト1000万円で実現する事も可能だとは思いますが、その場合はもしかしたら10坪にも満たないかもしれません。

自宅とは別に持つ分には良いかもしれませんが、終の棲家とするには正直あまり向いていません。

一条工務店で1000万円台で平屋を希望される方はハグミーからプランを選ばれるのが良いでしょう。

一条工務店で建てる1500万円~の新築平屋

一条工務店で1500万円~(1500万円~1999万円)の新築平屋を建てる場合、どのような間取りとなるのか幾つか参考となる間取りプランをご紹介します。

1500万円~1999万円の平屋の間取り

1500万円~1999万円の平屋を建てる場合でもおすすめはハグミーとなります。

ハグミーであれば25坪位の平屋となります。

参考間取りは以下の通りです。

南道路向けプラン

一条工務店の規格住宅ハグミーの南道路向けプランの中の23.29坪の平屋プラン

洗面脱衣室に備えられたウォークインクローゼットのおかげで洗濯も楽になる間取りプランです。

間取り2LDK
建築面積79.74㎡(24.12坪)
1階床面積77.01㎡(23.29坪)
延床面積77.01㎡(23.29坪)
施工面積78.26㎡(23.67坪)

北道路向けプラン

一条工務店の規格住宅ハグミーの北道路向けプランの中の24.54坪の平屋プラン

洋室と洋室の間に、廊下に設置されたウォークインクローゼット+各部屋の収納スペースのおかげで防音対策も行われている間取りです。

間取り2LDK
建築面積82.81㎡(25.05坪)
1階床面積81.15㎡(24.54坪)
延床面積81.15㎡(24.54坪)
施工面積82.81㎡(25.05坪)

ハグミーは本体価格1,490万円~(税抜)の商品なので、「一条工務店で1000万円台で平屋を建てたい」と希望する時は、ハグミーの中から好みのプランを選んで建てる事になります。

完全規格住宅なので設計の自由度という部分では劣りますが、性能はしっかり一条クオリティなので高コスパが平屋を建てる事が可能です。

一条工務店で建てる2000万円~の新築平屋

一条工務店で2000万円~(2000万円~2499万円)の新築平屋を建てる場合、どのような間取りとなるのか幾つか参考となる間取りプランをご紹介します。

2000万円~2499万円の平屋の間取り

1000万円台だとハグミー一択ですが、2000万円以上となるとアイスマイルも選択肢に入ります。

アイスマイルはハグミーと同じ一条工務店の規格住宅です。

ハグミーと異なる点は、標準仕様で全館床暖房やロスガード90、外壁タイル、太陽光発電パネルなどが付いている点と断熱性能がハグミーより高い点です。

ハグミーの場合はそれらが全てオプション扱いとなっています。

その為、性能よりも広さを確保したい場合はハグミーが向いており、広さよりも性能を重視したい場合はアイスマイルが向いています。

2000万円~の平屋の間取りの参考例としてハグミーの間取りプランをいくつかご紹介しておきます。

東西道路向けプラン

一条工務店の規格住宅ハグミーの東西道路向けプランの中の28.55坪の平屋プラン

キッチンから洗面脱衣室を通って行ける回遊動線がとられており家事が楽になる間取りです。

間取り3LDK
建築面積94.44㎡(28.57坪)
1階床面積94.40㎡(28.55坪)
延床面積94.40㎡(28.55坪)
施工面積95.23㎡(28.81坪)

南道路向けプラン

一条工務店の規格住宅ハグミーの南道路向けプランの中の27.30坪の平屋プラン

各部屋、廊下にも収納スペースが十分に備えられ、玄関も広いゆとりが感じられる間取りです。

間取り3LDK
建築面積93.32㎡(28.23坪)
1階床面積90.26㎡(27.30坪)
延床面積90.26㎡(27.30坪)
施工面積91.92㎡(27.81坪)

1000万円台で検討されている方はハグミーを、2000万円台でも問題なければアイスマイルも候補に加えて比較してみましょう。

ハグミーおよびアイスマイルのカタログはコチラ

建築予定地を選択肢、質問に答えていけば一条工務店が候補に出ますのでチェックを入れて、相談したいことのフリー記入欄に「ハグミー、アイスマイルのカタログが欲しい」等、書けばOKです。
※建築予定地やタイミングにより一条工務店が候補に出ない事もあります。

1000万円台の平屋を建てる時の注意点

1000万円台という比較的ローコストな価格帯で平屋を建てる時の注意点を幾つかご紹介しておきます。

規格住宅になる事が多い

一条工務店で1000万円台の平屋を建てるとするなら、規格住宅のハグミーもしくは同じく規格住宅のアイスマイルを選ぶ方が多いと思います。

どちらも規格住宅なので、予め決められた間取りプランの中から選んでいきます。選べる住宅設備や外観デザインも限られます。

その為、オリジナルの間取りで建てる事は難しいです。また、「あのメーカーのキッチンが素敵だから使いたい」という事も難しいです。

外観デザインも似たデザインとなるので個性を出すのは難しく、もし近くに同じハグミーで建てた方がいたら被ってしまいます。

規格住宅は価格は抑えられやすくなりますが自由度は下がりますので注意しておきましょう。

広さが限られる

一条工務店で1000万円台で平屋を叶えようとすると、坪単価の安いハグミーでも24,5坪位が限度だと思います。

ハグミー以外で建てるとなると10坪台まで抑えないと、本体価格1000万円台に抑えられない可能性が高いです。

確保出来る床面積が限られてくるので、大人数の世帯で住むのには適していません。

ちなみに、床面積に応じた世帯人数の水準は以下の通りに定められています。

「住生活基本法」の世帯人数に応じた住宅面積の水準

単身2人3人4人
最低居住面積水準25㎡
(7.6坪)
30㎡
(9.1坪)
40㎡
(12.1坪)
50㎡
(15.1坪)
誘導居住面積水準55㎡
(16.6坪)
75㎡
(22.7坪)
100㎡
(30.3坪)
125㎡
(37.8坪)

・最低居住面積水準
健康で文化的な住生活を営む基礎として必要不可欠な住宅の面積に関する水準

・誘導居住面積水準
豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる住宅の面積に関する水準

戸建ての場合、幾ら生活のしやすい平屋であっても最低居住面積水準に合わせると家が手狭に感じられるので少し余裕を持った方が住みやすいです。

以上の事を踏まえ、一条工務店の価格別で見る適した世帯人数は以下の通りです。

◦1000万円~14999万円の平屋は1人~2人暮らし向き。
◦1500万円~1999万円の平屋は2人~3人暮らし向き。
◦2000万円~2499万円の平屋は3人~4人暮らし向き。

本体価格以外にかかる費用を把握しておく

注文住宅でかかる費用は大きく3種類に分ける事が出来ます。

1つ目が「本体工事費用」です。本体価格などとも言われます。

2つ目が「付帯工事費用(別途工事費用)」です。

3つ目が「諸費用」です。

総費用に対して3つの費用の割合は「本体工事費用」が約70~80%、「付帯工事費用(別途工事費用)」が約15~20%、「諸費用」が約5~10%です。

ハグミーの場合、本体価格1,490万円~(税抜)となっていますが、実際にかかる総費用は2,000万円位必要になります。

本体価格が1000万円台でも総費用で考えると+数百万円~はかかる事を知って予定を建てていきましょう。

割引が使えるなら忘れずに

一条工務店では値引きはありませんが割引制度はあります。出来るだけ価格を抑えるためには、使用できる割引制度がないかどうかチェックしておきましょう。

割引制度は3種類あり、法人割引、親族割引、知人割引です。

法人割引きは公務員や公営企業に勤めている方でしたら対象の可能性があります。割引額は建築費×2~3%と額が大きいです。

親族割引は、2親等以内の親族が一条工務店で建てている時に使えます。割引額は建築費×1.5%です。

知人割引は一条工務店で家を建てた人から紹介を受ける事で使えます。20万円相当のオプションが無料で付けられます。

割引制度以外にもお得なキャンペーンなども行っているので一条工務店のHPや、キャンペーン情報をまとめたページもあるのでそちらをご覧ください。

始めから一条工務店一本に絞り切らない

性能面で高評価を得ている一条工務店は素晴らしいハウスメーカーですが、注文住宅では一人一人の家づくりに関する条件が異なりますので、ベストマッチするハウスメーカーも一人一人異なります。

価格面、性能面や設備面、デザイン面や間取り設計の自由度など、一条工務店よりもベストマッチするハウスメーカーが他にあるかもしれません。

その為、家づくりを検討し始めの段階は出来るだけ多くのハウスメーカーを候補に挙げて比較を行いましょう。

チェックしておきたいハウスメーカーの平屋

一条工務店で価格を抑えつつ平屋を建てたい!という方は、比較的ローコストで高品質な平屋を建ててくれる他のハウスメーカーもチェックしておきましょう。

以下は、高コスパの平屋が建てられる人気の高いハウスメーカーです。

タマホーム

タマホームの平屋カタログ

2022年度注文住宅新設着工棟数全国3位に輝く良コスパで人気のハウスメーカーです。低価格ながらも標準仕様で価格以上のクオリティを持つ住宅設備を採用。

暮らしやすさが隅々まで行き届いたこだわりを演出できる平屋住宅を手掛けます。看板商品である「大安心の家」の平屋も人気ですが、標準でビルトインガレージ付きの平屋「GALLERIART」も平屋を検討されている方におすすめ商品です。

本体価格1,632万円〜1,894万円
(延床面積35坪の場合)
坪単価46.7万円~54.1万円
工法木造軸組(在来)工法
詳細タマホームの平屋カタログ

アキュラホーム

アキュラホームの平屋カタログ

高気密・高断熱・高耐震な家を完全自由設計でお求めやすい価格で建てる事が出来るハウスメーカーです。全国の住宅メーカー人気会社ランキング2ヶ月連続でNo.1に輝いています。(2023年4・5月/LIFULL HOME’S調べ)

天井高2.8mの開放的な空間や高性能な「超空間の平屋」を始め、「ふたり暮らしの平屋」「二世帯の平屋」「趣味を楽しむ平屋」「和風建築の平屋」「木の温もりを感じる平屋」など、ライフスタイルや要望に沿った平屋プランの提案をしてくれます。

本体価格1,676万円〜
(延床面積35坪の場合)
坪単価47.9万円〜150.0万円
工法木造軸組(在来)工法
詳細アキュラホームの平屋カタログ

アイ工務店

アイ工務店の平屋カタログ

2010年の設立から13年間、住宅会社売上高成長率第1位(東京商工リサーチ調べ"対象期間:2010年度~2022年度")を記録した今勢いのあるハウスメーカーです。

家族の思い描く夢をカタチにできる自由設計や、長期優良住宅仕様・住宅性能評価8項目で最高等級に対応する技術力、高耐震・高耐風・高耐久・高気密・高断熱など、安全で快適な住まいを適正価格で提供してくれます。

本体価格1,750万円~
(延床面積35坪の場合)
坪単価50.0万円~65.0万円
工法木造軸組(在来)工法
詳細アイ工務店の平屋カタログ

レオハウス

レオハウスの平屋カタログ

レオハウスは2021年2月にヤマダホームズに吸収合併され同社の「レオハウス事業本部」となっています。ヤマダ電機を擁するヤマダグループの注文住宅ブランドです。

制震工法や制震装置を使用して高い耐震性の確保、高気密・高断熱仕様など性能面も充実しており、規格住宅は元より完全自由設計でも適正価格で建てられるとあり人気を集めています。

本体価格1,750万円~
(延床面積35坪の場合)
坪単価50.0万円~70.0万円
工法木造軸組(在来)工法
詳細レオハウスの平屋カタログ

ヤマト住建

ヤマト住建の平屋カタログ

高性能で広くて安い、そして長寿命で資産価値の高い家づくりを追求するハウスメーカーです。一般財団法人省エネルギー主催の省エネ大賞で最高位の「経済産業大臣賞」を受賞するなど省エネ性に優れた家づくりを得意としています。

建物の中心に土間を配置したプランや中庭付きのプラン、ホビーデッキのあるプラン、ペットも心地よく暮らせる平屋やガレージ付きの平屋など数多くの平屋プランがあり充実しています。

本体価格2,107万円〜
(延床面積35坪の場合)
坪単価60.2万円~67.9万円
工法木造軸組(在来)工法
詳細ヤマト住建の平屋カタログ

まとめ

一条工務店で建てる1000万円~、1500万円~、2000万円~の平屋の参考間取りや注意点などをご紹介してきましたが如何だったでしょうか。

平屋は老後になっても暮らしやすさは変わらず、背が低いので耐震性も高く安心して暮らせる住まいです。

そしてこのページで紹介したハウスメーカーは平屋の実績が豊富でデザイン性・性能・設計力が高く、価格も比較的ローコストでも建てる事が出来ます。

ライフスタイルに応じた平屋プランの提案力も高いので、平屋を検討されている方は候補の1社に加えてみては如何でしょうか。

素敵なマイホームづくりを応援しています。

価格を抑えつつ高品質の平屋を建てるならこの会社
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この記事を書いた人
管理人
管理人

資格:宅地建物取引士(東京都宅地建物取引業協会認定)
経歴:不動産・住宅業界約10年
元ハウスメーカー勤務。現在は家づくり関連の情報サイトを複数手掛けるWEBディレクター
不動産・住宅業界10年以上の経験を活かし、注文住宅に関する"分からない事"を解消できるようにこのサイトを作成しました。