二世帯住宅はやめた方がいい?【嫁のストレス理由No1は?】
二世帯住宅は金銭的なメリットや、子育て・育児、家事や介護などを助け合えるメリットがあり魅力的な住居スタイルですが、
「二世帯住宅 やめた方がいい」や「二世帯住宅 嫁 ストレス」などのキーワードでも多く検索がされています。
他にも、「二世帯住宅 地獄」や「二世帯住宅 しんどい」などネガティブなキーワードでの検索もあるので、
当記事では、「二世帯住宅はやめた方がいい」や「二世帯住宅 嫁 ストレス」等のKWで検索されている方が、二世帯住宅で家づくりをすすめても大丈夫なのか?
判断材料となるように、二世帯住宅の3タイプ別のメリット&デメリットや、やめた方がいい間取り、嫁さんがストレスを感じる原因上位の紹介やストレスを軽減させる為のルール決めなどを記載しています。
二世帯住宅はやめた方がいい人
世代も価値観も異なる二世帯が同じ屋根の下で暮らすのでトラブルが起こりがちです。
ストレスが溜まる毎日を何十年間を送るのは精神的にかなりきついので、下記のタイプの方は二世帯住宅はやめた方がいいかもしれません。
親子仲・義父母仲が悪い方
親子仲が悪い場合、そもそも二世帯住宅の話も出ないかもしれませんが、仲が悪い場合はまずうまくいきません。
夫の親との同居を求められているor嫁の親との同居を求められている。そうした流れから二世帯住宅を建てる方も多いので、義父母との仲の良さも大切です。
そもそも交流がそこまで無いので、仲が悪くもなければ良くもない。という方も多いと思いますが、
性格が分からないまま二世帯住宅を建てるのはリスクがあるので、義父母との相性を知る為にも夫or嫁の実家に頻繁に泊まり、二世帯住宅の疑似体験を経験しましょう。
性格的に絶対合わないなと思ったら、二世帯住宅は避けた方が無難です。
どうしても二世帯住宅を建てる方向で話が進んでしまっている場合は、同居型の二世帯住宅ではなく完全分離型の二世帯住宅を選ぶようにしましょう。
神経質な性格の方
多世帯になると、どうしてもモノは多くなりますし散らかりがちになります。
相手の生活リズムのせいで、こっちのリズムが崩れる事もあります。神経質な性格だと小さな事でもイライラが積りそれがストレスとなってしまいます。
二世帯住宅の場合特に"音"に神経質な方には厳しいかもしれません。
生活リズムのズレから生じる生活音が原因となるトラブルが多いです。特に親世帯が子世帯からの音で悩まされる事が多いです。
子世帯も極力音を立てないように気を使った生活でストレスが溜まります。
神経質な方よりも、多少なりと大雑把な性格の方が二世帯住宅には向いています。
音が気になりそうな方は左右分離の完全分離型二世帯住宅がおすすめです。
パートナーが両親の肩を持つ方
パートナーが自分よりも両親の肩を持つような性格の場合、二世帯住宅で上手くいくのは難しいです。
3対1の構図が生まれ、孤独や疎外感を抱いてしまいます。
両親よりもあなたの意見や考え方を尊重してくれるパートナーでなければ二世帯住宅は向いていません。
やめた方がいい二世帯住宅のタイプとは?
二世帯住宅の間取りは大きく3タイプに分かれます。
「完全同居型」「一部共有型」「完全分離型」
義父母とあまり仲が良くなかったり、神経質だったり、二世帯住宅で上手にやっていけるか不安を抱えている方は完全同居型はやめた方がいいです。
それぞれ3タイプの特徴やメリット&デメリットをご紹介していきます。
完全同居型
サザエさんのお家が完全同居型の二世帯住宅です。
寝室以外の各部屋・設備を全て二世帯で共有する間取りが特徴の二世帯住宅です。
完全同居型のメリット
◦殆どの部屋・設備を共有するので3タイプの中で1番建築費用を抑える事が出来ます。
◦家電や電気の契約も共有するので、光熱費も3タイプの中で1番安く抑えられます。
◦世帯間や家族間でコミュニケーションを取りやすいです。毎日顔を合わせるので体調の変化などにも気付きやすいです。
◦一般的な住宅とあまり変わらない間取りなので、将来一世帯になった時にもそのまま住み続けられます。
完全同居型のデメリット
◦プライバシーを確保するのが難しい
◦浴室や脱衣・洗面室、キッチンやトイレなど共有するスペースの使い方でストレスが溜まりやすい。
◦何かと気を遣うので気疲れする。
◦生活リズムの違いから起きる、生活音トラブルに悩まれやすい。
◦世帯別での光熱費の使用量を把握するのが困難。
◦親世帯の意見に反対し辛く、希望する家づくりが出来ない可能性も。
◦友人などを招きにくい
◦建築費や生活費など、費用を抑える事が最優先の方。
◦世帯間・家族間のコミュニケーションを重要視される方
◦義父母と仲良くできる自信のある旦那・嫁さん
◦大人数でワイワイするのが好きな方。
一部共有型
玄関は共有で他は世帯別にそれぞれ用意したり、皆が集まるリビングは共有で他は別々だったり、
住宅の一部分を二世帯で共有する間取りの二世帯住宅です。
同居型と分離型のイイトコドリが出来る間取りです。
一部共有型のメリット
◦建築費用は中間。同居型よりはかかるが、分離型よりは抑える事が出来る。
◦プライバシーも確保しつつ、コミュニケーションも取れるバランスの良い二世帯暮らしが出来る。
一部共有型のデメリット
◦共有部分の使い方でトラブルが起こる事がある。
◦世帯別で光熱費の使用量を把握するのが難しい。
◦プライバシーとコミュニケーションのバランスを取りたい方
◦共有部分に抵抗感の無い方
◦分離型よりは費用を抑えたい方
完全分離型
親世帯・子世帯とで玄関から完全に間取りを分ける二世帯住宅です。
2つの家がくっついて1つの家になっているイメージです。
完全分離型のメリット
◦他2タイプよりトラブルが少なくストレスも軽減できる。
◦気を遣わずに生活が出来るので精神的に楽。
◦世帯別に光熱費も分離できるので、支払いも別々に出来る。
◦自分達世帯の間取りは、自分好みのデザインでつくる事が出来る
◦友人などを招きやすい
◦将来的に賃貸や売却もしやすい。
◦税制上の優遇措置が受けられる。
(「構造上の独立性」「利用上の独立性」を満たしている二世帯住宅は二戸分の軽減措置を受けることができます。完全分離型は条件を満たしているので不動産取得税の軽減や土地の固定資産税の軽減が受けられます。)
完全分離型のデメリット
◦建築費用が3タイプの中で1番高い
◦光熱費や生活費も3タイプの中で1番高くなりがち
◦ある程度広い土地が必要
◦親世帯と上手にやれる自信のない方
◦将来的に賃貸や売却も考えている方
◦プライバシーをきちんと確保したい方
◦広い土地を所有している方
完全分離型は更に2タイプに分かれる
完全分離型は二世帯を縦で区切るか、それとも横で区切るかで更に2タイプに分かれます。
二世帯を縦で区切った住宅を「左右分離型」、1階と2階の横で区切った住宅を「上下分離型」と呼びます。
それぞれのメリット&デメリットは下記の通りです。
左右分離型のメリット
◦生活音トラブルを1番軽減できます。
◦世帯別で自分達の庭を持つことも可能。
◦将来的に賃貸や売却が1番し易い。
左右分離型のデメリット
◦親世帯に階段の上り下りが負担となる。
◦生活のしやすさは平屋のような生活が出来る上下分離型に劣る。
上下分離型のメリット
◦日常的には階段の上り下りが不要なので、親世帯にとって楽。高齢になっても過ごしやすい。
◦ワンフロアで完結できるので生活がしやすい。
上下分離型のデメリット
◦2階の生活音が1階に響く
◦災害時に2階世帯は逃げにくい
二世帯住宅でやめた方がいい間取り一例
二世帯住宅でトラブルが起こりやすい間取りの参考例を幾つかご紹介したいと思います。
寝室の真上に子供部屋
寝室の真上に子供部屋を設けて、子供たちのドタドタ歩く音や騒ぐ声で寝付けない等のトラブルが起こりやすいです。
親世帯と子世帯とでは生活リズムが違う事がよくあります。
日中働いている子世帯は、入浴が夜間になったり、家事をするのが夜中になる事は仕方のない事ですが
こうした生活リズムのズレから起こる生活音・排水音が原因のトラブルが二世帯住宅ではとても多いです。
特に就寝時の騒音はストレスを感じますので、寝室の真上の間取りや水回りの設置場所には気を付けましょう。
水廻り設備を共有する間取り
浴室や洗面所、キッチンやトイレを自由に使えない事でストレスが溜まりトラブルに発展しやすいです。
使いたい時に使えないとその後の予定に響いたり、掃除を誰がやるのかで揉めたり、キッチンの高さを誰の高さに合わせて作るかで揉めたり
お子さんが年頃になると親世帯と浴室やトイレなどを共有している事を凄く嫌がる例もあります。
設備を共有する事でコストを抑える事は出来ますが、様々なトラブルが起こりやすくもなるので、二世帯住宅のタイプ決めは慎重に考えて決めましょう。
共有するスペースへの動線が考えられていない間取り
程よい距離感で生活が出来る一部共有型で建てたが、共有スペースへの動線が考えられていなかったので、
意図しないタイミングで顔を合わせる事が多くてきまづい。プライバシーが思ってた以上に確保できなかった等の失敗例があります。
生活動線上に共有スペースが来ないかどうかも意識する必要があります。
収納が少ない間取り
「想定していたより物が増えて困っている..」等、特に完全同居型でありがちな間取りの失敗例です。
自分達の分、そして親世帯の分、そして新しい家族が増えるかもしれない等、将来の事も想定して収納スペースを設けないと不足してしまう事になります。
また、適した位置に収納スペースがない事で使い勝手が悪くなるケースや大人数で暮らすので大型の収納スペースがあった方が便利だったと後悔されている方もいます。
収納スペースは、例えば各部屋にクローゼットを作るよりも大きめのウォークインクローゼットを1つ作った方がコストが抑えられます。
用途次第では使い勝手も良くなります。
動線が考慮されていない左右分離型
上下分離型に比べると、左右分離型はワンフロアの面積が限られてきます。ある程度の土地の広さがないと狭小二階建て住宅のようになるので
家事動線・生活動線がきちんと考えられた間取りで建てないと生活がし辛い二世帯住宅になってしまいます。
二世帯住宅で取り入れた方がいい間取り
間取りを工夫するだけでトラブルを軽減する事が出来ます。
二世帯住宅でよく起こりがちなトラブルを避けるための間取りを幾つかご紹介したいと思います。
生活音・排水音に気を使った間取り
生活音や排水音など"音"が原因でストレスを感じてしまいそうな方は左右分離型の完全分離型二世帯住宅をおすすめします。
同居タイプの間取りの場合は、親世帯の寝室近くに水回りを設置しない等でトラブルを軽減する事ができます。
一部共有や上下分離タイプの場合は、寝室の上には寝室を、水回りの上には水回りを、1階と2階で同じ用途の居室を重ねる事で生活音トラブルを軽減する事ができます。
親世帯が高齢でなければ2階を親世帯に、1階を子世帯が使用する事でも生活音問題を軽減する事ができます。
2階へ上がる階段がキツイという年齢になれば、1階を親世帯へ譲り今度は子世帯が2階へ移動するという使い方も出来ます。
その他にも、防音・遮音・吸音性能の高い床や壁を採用したり、防音マット・遮音シートなどを敷くのも有効です。
プライバシーを確保した間取り
完全分離型であれば、あまり問題はありません。
同居型の場合は、家族間であってもプライバシーが確保されていないとストレスを感じてしまいます。
広さはあまり必要ではありませんが、小さい書斎や趣味用の部屋など一人になれるプライベートルームを設けておくと良いです。
プライバシーが確保できる空間を作っておけば逃げ場もあり、ストレスも軽減する事が出来ます。
使用する人数に合わせた間取り
キッチンや洗面所を共有する場合、複数人でも使いやすい広さを確保する事が大切です。
脱衣洗面所でよくあるトラブルが「誰かの入浴中は洗面所が使えずに不便」という声が多くあります。
そんな時は、脱衣所と洗面所の間に扉を設ける事で誰かが入浴中でも気兼ねなく洗面所を使用できるので便利です。
同居型の場合は、冷蔵庫や洗濯機などの家電も共有する事になるので人数に合った容量の家電が必要になります。
収納力も十分に確保しておきましょう。
特に気を付けたいのが玄関です。
玄関は靴以外にも傘や掃除用具、ベビーカーや趣味の用品なども収納できるスペースがあれば凄く便利になります。
土間収納や大き目のウォークインシューズクロークなどを設け十分な収納力を確保しておきましょう。
将来も見据えた間取り
いずれは子世帯だけで住む時がやってきます。その時に備え、親世帯が使う部分をどのように使用するのか検討しておく必要があります。
同居型や共有型で多いのが、親世帯が使っていたスペースを広々とした空間にリフォームする事です。
親世帯が高齢になった時にも生活がしやすいようにバリアフリーを行う方も多くいます。
その為、始めからリフォームがしやすい間取りで建てる事も計画的です。
分離型の場合は、親世帯の住居を賃貸にしたり売却するといったパターンもあります。
兄弟や親戚がそのまま入居するといった事も多いです。
自分に合ったオンリーワンな間取りで家を建てるには、条件や希望に沿って作って貰った間取りプランをより多く見比べる事です。
1社2社だけの間取りプランでは、その間取りが本当にベストなプランなのか対象が少なすぎて比較が出来ません。同じ条件で作成してもらった出来るだけ多くの間取りプランを見比べる事で始めて自分に合った最適な間取りが見えてきます。
複数社から間取りプランを集めると、A社とB社とC社の良いとこ取りをしたハイブリッド間取りなんかも作る事が出来ます。
家づくりにおいて間取りはとても大切なポイントとなるので必ず複数社から間取りプランを貰い比較・検討をするようにしましょう。
play_circle オリジナルの間取りプランを作成する二世帯住宅で嫁が感じるストレス理由No1は
二世帯住宅では嫁姑問題でストレスを抱えている女性がとても多くいます。
二世帯住宅にした事で嫁さんが感じるストレスの主な理由は下記の通りです。
嫁のストレス理由No1は「子育てへの干渉」
二世帯住宅で嫁さんが感じるストレスNo1は、親世帯からの子育てへの干渉です。
続いて家事への干渉。嫌味や嫌がらせ。住居に関するトラブル。夫や自分の自慢。金銭トラブルと続いています。
嫁さんがイライラしたエピソードを幾つかご紹介したいと思います。
子育てへの干渉でストレス
◦昔はこうだったとか、自分の育児を否定される。もっとこうした方が良い。ああした方が良い。とアドバイスを求めていないのに一方的に言ってくる。
◦赤ちゃんにアトピーが出た時に「母乳が悪いんじゃないかしら」「子供が可哀そう」など、私の前で言ってきてとても辛かった。
家事への干渉でストレス
◦「掃除のやり方が良くない」とか「食器の汚れが落ちていない」だとか、家事に対して小言がいちいち多くてストレスが溜まります。
◦私の作った料理の味付けによく文句を言ってくる。そんなに嫌なら自分で作って下さい!と言いたい。
嫌味や嫌がらせでストレス
◦「どうしてすぐにお皿を洗わないの?」「孫はもういっぱいいるから、もういらなかったのに。」「(ぽっちゃり気味の息子を見て)体系はお母さん似ね」など、嫌味がウザイ!
◦少し用があり一人で実家に一週間帰省。戻ってきたら義母に、「一週間もほったらかしに良く出来るわね」「やっぱり実の親の方が大事なのね」等、グチグチ嫌味を言われた。
住居に関するトラブル
◦アポなし訪問は当たり前。勝手に冷蔵庫を開けたり、ストックしてあるお菓子などを持って帰ったりもします。自分勝手な性格で困っています。
◦生活音に対してチクチク文句を言ってくる。普段から気遣いながらの生活続きでストレスがとても溜まります。
金銭トラブル
◦夫婦共働きで日中家にいないのに光熱費が折半というのに納得がいかない。
◦食事や旅行に一緒に出掛けた時、支払いは私たち夫婦。そのくせ、どこのお店に行きましょう。とか、次の旅行は○○にしましょう。等は凄く言ってくる。
その他
◦そろそろ孫の顔が見たいわ。と子作りのプレッシャーをかけてくるのがストレス。
◦子供に甘すぎて、何でも言われたものを買ってあげてる。子供がワガママに育ちそうで心配。
◦姑の趣味(ジョギング)に誘われて、断り難くて付いて行っているが、正直行きたくない。
◦二世帯住宅をつくる時に、自分の意見を言いづらくて、結局あまり好みでないデザインになってしまいました。
◦出かける度に「何処へ行くの?」「何時に帰ってくるの?」等、いちいち干渉してきてストレスを感じる。
嫁さんのストレスを減らす二世帯住宅のルール決め
嫁姑問題で、旦那さんよりも嫁さんの方がストレスを感じやすい二世帯住宅ですが、事前に話し合いによりルールを決めておく事で多くのトラブルを回避する事が出来ます。
二世帯住宅を検討されている方は、事前に以下の事についてはルールを決めておきましょう。
干渉に関するルール
嫁のストレス理由No1となる"干渉"に関するルール決めは、嫁さんの方から言い難い事もあると思うので、旦那さんが決めたという定で代弁して貰った方がスムーズに運びます。
両世帯が快適な二世帯住宅を過ごす為に1番やってはいけない事が過干渉だと言う事をまずは理解して貰いましょう。
相手世帯への過度な干渉は控えるようにする。というルールを先ずは定め
育児・子育てや家事など、特に口を出して欲しくない事も事前に伝えておきましょう。
そうする事で干渉によるストレスは大きく軽減出来ます。
プライバシーに関するルール
例え親子であってもプライベートな空間にいきなり入って来られると不快に感じる方が大半です。その為、事前のルール決めを行っておきましょう。
「一つ屋根の下であってもいきなりの訪問はNG。屋内インターホーンなどで事前に連絡をする事。」
「書斎や寝室は絶対に立ち入り禁止」
「〇時以降の訪問は控えるようにする」
「宅配物は本人のでなければ、そのまま玄関に置いておく」
等、お互いにストレスのかからない気持ちの良い距離感を保ちながら生活が過ごせるようにプライバシーに関するルール決めは大切です。
共有部分の使い方に関するルール
両世帯が共有する場所が原因でトラブルが起こりやすいので事前に使い方のルール決めを行いましょう。
以外に嫁さんがストレスを感じるのが共有部のインテリアだったりします。
全く好みでない絵が飾られたり、好みでないスリッパ一式が揃えられていたり
共有部に置くインテアリアや雑貨の趣味が合わず嫌だなと思っていても中々口に出しては言い難いと思います。
その為、事前に使い方のルールを決めておきましょう。
また共有部にある収納スペースの使い方に関しても、一方の世帯のモノばかりで占領してしまうと不満が出やすくなるので、収納の使い方も話し合っておきましょう。
お金に関するルール
お金が絡む問題は大きなトラブルに発展しやすいので事前に話し合って一定のルールを設けておきましょう。
お金関係で主に確認しておきたいのが、建築費用、外構費、住宅ローン、固定資産税などの税金、火災保険料、修繕・メンテナンス費
食費、生活雑貨費、光熱費、通信費、NHK受信料などです。
完全分離型の二世帯住宅であれば、電気・水道メーターを別々に設置する事も可能なので、自分達の分は自分達で払う。という分け方も比較的簡単に出来ます。
同居型、一部共有型だとそうもいかないので事前の話し合うによるルール決めが大切です。
家事分担に関するルール
同居型や一部共有型の場合、家事分担のルールを決めておく事も大切です。
「お風呂・トイレなどの掃除は誰がいつ行うのか?頻度は?」
「下着類があるので洗濯は世帯を分けて行う」
「男性陣は必ず座ってトイレをする事。しない時はトイレ掃除担当」
「料理は誰が担当する?お皿洗いは?」等
細かいルールになりますが、トラブル防止の為には決めておきましょう。
相続時に関するルール
二世帯住宅は親世帯が亡くなった後、親世帯が住んでいた住居や土地の分配を巡って同居していなかった親族とトラブルになるケースが多いです。
センシティブな内容なのでルールを決めたりするのが中々難しい案件ですが、亡くなる前には話し合っておいた方が良い事柄です。
二世帯住宅の場合、亡くなった方が住んでいた土地を相続する時に330㎡までは相続税を80%減額できるという小規模宅地等の特例を受ける事が出来ます。
正し、完全分離型二世帯住宅で区分所有登記をしている場合は対象外となりますので注意が必要です。
ルールを定期的に見直すというルール
一定のルールを設ける事はストレスを軽減させる為にも必要な事ですが、ルールに縛られすぎるとそれはそれでしんどい生活となります。
時には柔軟に対応した方が良い場合もありますし、ライフスタイルや時代の変化でルールを変更した方が良い場合いもあります。
「初年度に毎回ルール決めの話し合いを行い、実際に生活を始めたらやっぱりおかしいな、と違和感を感じた時」
「家族の体調変化や勤務状況が変わった時」
等、こういう場合はルールを見直しましょう。という事を決めておいた方が良いです。
二世帯住宅には二世帯住宅ならではの気を付けておきたい点が色々とあります。
両世帯が快適に暮らす為には間取りにも工夫が必要です。
その為、満足度の高い二世帯住宅を建てるには、二世帯住宅の実績が豊富でノウハウも蓄積されている住宅メーカーに依頼を出しましょう。
餅は餅屋という諺もあるように、二世帯住宅は二世帯住宅を得意としている会社の中から候補を挙げて選んだ方が失敗は少ないです。
まとめ
「二世帯住宅 やめた方がいい」や「二世帯住宅 嫁 ストレス」等で検索をされている方の判断材料になるように
二世帯住宅のタイプ別でのメリット&デメリットや、やめた方がいい間取りや、嫁さんがストレスを感じる原因の上位の紹介をしてきましたが如何だったでしょうか。
義父母と仲が良く、ワイワイ過ごすのが好きな方は同居型の二世帯住宅が向いています。
完全に世帯を別けなくても、ある程度の距離感が保たれ、コミュニケーションも比較的とりたいを思っている方は一部共有型
義父母と仲良く出来る自信がない方や、干渉される事を嫌う方は完全分離型が向いています。
完全分離型でも難しそうだなと感じた方は二世帯住宅はやめて、別々に暮らす方が向いています。
二世帯住宅を建てる時には、どのタイプの間取りであっても事前にルール決めは行いましょう。
話し合って両世帯が納得するやり方を探すのが、二世帯住宅が上手にいくコツです。
前向きな気持ちで話し合い、楽しみながら家づくりを進めていきましょう。素敵なマイホームづくりを応援しています。
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