【ローコスト住宅はやばい?最悪?】よくあるトラブルの口コミや評判
以前に比べると建築資材の質のUPや施工技術の向上、施工の効率化、極限まで無駄を省いた経費削減などにより、
ローコストでも品質を保ったまま家が建てられるようになり、ローコスト住宅が今注目を集めています。
ローコスト住宅専門に取り扱うハウスメーカーや、商品ラインナップにローコスト住宅を取り入れるハウスメーカーも増えてきて今後ますます需要は伸びてくると思います。
そんなローコスト住宅ですが"安く建てられる"という最大のメリットが魅力的な反面、建てる前に知っておかないとやばいデメリットも存在しています。
建てた後になり後悔をする事がないように、ローコスト住宅でよくあるトラブル事例や失敗談などの口コミ・評判をチェックし
対策を練って家づくりを進めていきましょう。
ローコスト住宅でよくあるトラブルがやばい?
ローコスト住宅を実際に建てられた施主さんの口コミを参考に、ローコスト住宅にはどのようなトラブルや失敗談が多いのかご紹介したいと思います。
営業や職人、現場監督に対する不満
担当者が非常に雑です。対応に誠意が感じられません。センスもありません。
内装のデザインなどは最近流行りのモノの提案などは一切なくごく普通のもの。
打ち合わせでも常に急かされているような感じを受けました。
私が無知で言われるがままに進めてしまった事も悪いのですが、出来上がった家は一昔、二昔前のようなデザインに。外観も内装もダサいです。
工事の最中も頼んでいたものと違うものが取り付けられていたり、言った言わないのトラブルが多発しました。
連絡をしても返事がくるのが1週間後なんて事もザラです。
施主にとっては一緒に一度の大きな買い物です。もっと親切丁寧に対応して貰いたかったです。
関わった人ほとんどが適当な仕事をする人でした。
まず営業はレスポンシブが遅いしこちらの話を聞いていない。すぐに忘れる。打ち合わせには遅刻する。
現場で作業をする職人さんも酷かったです。
作業が終わった後に見に行ったらタバコの吸い殻がポイ捨てされていました。タバコの他にも作業で使った残骸?みたいなのを片づけずに帰っていました。
工事自体も確認ミスや発注ミスといったイージーミスがちょこちょこ起き、引き渡し時には未完成の部分もあり現場監督も適当です。
大手HMであればそんな事はないのでしょうか?ローコストな会社だから?仕事が適当すぎます。
平気で嘘をついてきます。土地を見つけます。→見つからず。確認して折り返し連絡します。→連絡こず。この金額でできます→出来ず。
出来ないなら初めから出来ないと言ってくれた方がこちらもやりやすい。
それよりもなぜ出来ないのか?代わりにこれだった出来る。等言ってくれた方が建設的な話ができるはず。
口八丁、嘘ばっかりでなんとか契約までこじつけようとしてくる。施主側の気持ちに立って対応して欲しいと思うものです。
金額に関する不満
総額の金額を出してもらい「これ以上はかかりません」「これでも少し多めに見積もっているので大丈夫です」など言われていたが、結局はその額より多く払うはめに。
ローコストだから契約したのに建築途中で追加料金が出てきて最終的には当初の見積もりよりも300万円ほどオーバー。
最初の見積額と違う事を指摘してもあーだ、こーだ言い訳ばかりで謝る事はせず。
安く安く見せよう詐欺をしてきます。
ローコストに惹かれて話を伺ったが標準仕様がショボすぎ。なのでオプションを付けていったらオプション料金が高すぎ。
何も追加しないドノーマルで建てたらそりゃ安いけど住みにくいでしょコレ。という家しか建たない。
大したことない仕様変更でも規格外のものにしようとすると値段が無駄に上がる。
施工に対する不満
基礎の立ち上がり部分の清掃状態が悪くコンクリートに木片や錆びの付いたコンクリート屑が混じっている。
換気装置の取付位置を間違える。天井裏の断熱材は隙間まみれ。ユニットバスの床下は水漏れ。
こちらが見つけて指摘をしたので渋々なおしていましたが、こちらが気づかなければそのままだったのかと思うと恐ろしいです。
他にも私が気づいていないだけで不具合があるかもしれません。施工レベルが低すぎて後悔しています。
引き渡し時にすでに小さい傷が家のあちらこちらについていました。今は住んで3年目になります。
クローゼットの中のクロスが剥がれてきたり、引き戸が曲がってきたり、廊下は床鳴りがします。
他にも小さな施工ミスは多くあります。住み続ければ住み続けるほど安っぽさとボロが目立ちます。
この先何十年も住む予定です。もう少しお金をかけておけば良かったです。
工事ががさつ。引き戸のレール部分や階段の端が隙間だらけ。
壁紙も剥がれる。剥がれた壁紙は直してくれたけど、直した部分と元々の壁紙の色が違う、すごく気になる。
サッシから隙間風がすごい。外壁のコーキングも雑。
キッチンの蛇口、希望したものが付けられるという事なのでそれを指定。実際は標準のものが付いていた。指摘すると付けるには6万円かかると言われた。最初に言って欲しい。
引き渡しの時、履いていた靴下が真っ黒に。引き渡しの前に掃除もしてないの?がさつ過ぎて疲れました。
住み心地に関する不満
寒冷地住まいではないのでオプションで断熱のグレードを上げなくても大丈夫かな?と思ったのが失敗。
夏は暑く冬は寒い。気密性能も低いので冷暖房のききも悪い。結局電気代がかかるのでお金がかかる。
最初に数十万円のお金をケチらなければ良かったと今になって後悔。
何十年も住むんだから光熱費の差額で多少はペイ出来るし、それに何よりもっと快適な住環境になっていたはず。失敗したー。
住んでから気づいた事は収納が全く足りなかった事です。+BOXで1部屋追加すれば良かったと後悔しています。
あと玄関の横にも収納スペースを設けるべきでした。扉付きの収納土間を確保すれば良かったです。
玄関が散らかりがちになり急な来客時など恥ずかしい思いをします。
部屋も収納スペースが足りず散らかりがちなので友達を家にあげるのにも躊躇します。
2階の足音や声がすごく聞こえてきます。
おそらく2階の床、1階からみると天井にあたる部分が薄いんだと思います。部屋間の壁も薄いので隣の部屋のテレビの音が聞こえます。
こんな薄い壁の家で大きな地震がきたら耐えられるのか不安です。
アフターフォローに関する不満
アフターフォローが最悪です。
ドアの調子が悪かったので連絡したところ「今日は行けない!」とだけ回答。○日でしたら行けます。等もなし。唖然としました。
定期点検の時期になってもむこうからの連絡は一切なし。
こちらから連絡をしないとおそらく来ないつもりでしょう。売ってしまえばこっちの物という姿勢がひしひしと感じられ気分が悪いです。
アフターサービスの悪さはローコスト住宅の宿命でしょうか。私のところも対応がとても遅いです。
引き渡し直後に不具合を見つけ連絡をしたのですが、待てど暮らせど修理の人は来ないまま。
結局半年後の定期点検の時にその不具合の事を伝えて直してもらう事に。
点検に来た方に不具合の事を聞いていたか確認したところ、私にその時に言われたのが初耳だった模様。
引き渡し直後にその件で2回ほど連絡をしているんですが、電話担当者は誰にも伝えていなかったのでしょうか…。その件で先方から折り返し連絡が来ることもありませんでした。
保証は瑕疵保証のみ。アフターフォローは無いに等しい。
私がもしもう1度家を建てるとするならば保証とアフターサービスに力を入れている会社にしますね。
ローコスト会社の中でも比較的手厚いサービスを行っている会社は信頼できる。
本当に施主の事を第一に考えている会社は売った後も繋がりを大切にする。その会社が良い会社なのかは建てた後の対応で分かりますね。
以上がローコスト住宅を建てられた施主さんによくあるトラブルや不満を抱えやすいポイントです。
これだけ見ると「やっぱりローコスト住宅はやばいのか」と思うかもしれませんが、そうではありません。
こういったトラブルや不満は何もローコスト住宅に限った話ではありません。
高級住宅を多く手掛ける大手HMでも同じような不満の声は沢山あります。
そして当然、皆が皆後悔をしている訳ではなく大満足されている方も沢山います。それはローコスト住宅でも同じ事です。
なので"ローコスト住宅だからやばい"という訳はでありません。
担当営業や現場監督など人に対して、金額面に関して、施工に関して、住み心地に関して、アフターフォローに関して
これらに対してのトラブルや不満点は、言うなれば注文住宅でよくあるトラブルや不満点とも言えます。
ローコスト住宅でも満足する家づくりが行えるように、よくあるトラブルに巻き込まれない対策なども記載していきます。
家づくりで後悔する人の共通点は"比較・検討が不十分"という点です。
比較・検討に十分な時間をかけなかった、かけられなかった事で後悔される方がとても多いです。
一般的に、家づくりを検討し始めてから引き渡しまで1年位の期間が必要だと言われています。
(検討開始~土地・住宅会社決定まで3~4ヵ月、契約~着工まで3~4ヵ月、着工~竣工・引き渡しまで4~6ヵ月)
しかし、希望をする土地がなかなか見つからなかったり、
デザインや間取り、仕様決めに時間がかかったり、他にも予期せぬトラブルなど様々な要因で期間は伸びる事があります。
その為、「時間が足りなかった・・・」と後悔する事がないように家づくりは早め、早めで時間的な余裕を持って取り組む事が大切です。
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ローコスト住宅のデメリットがやばい?
一般的な住宅と比較をした時に、ローコスト住宅にはどのようなデメリットがあるのか見ていきたいと思います。
◦家の形状やデザインはシンプルである事が多い
◦設計自由度が低い
◦標準仕様の設備のグレードが低い
◦住宅性能が低い事が多い
◦メンテナンスコストが高くなる可能性
◦保証・アフターサービスが見劣りする
家の形状やデザインはシンプルである事が多い
家の形状は凹凸が多く複雑であればあるほど費用が高くなります。その為ローコスト住宅の外観は凹凸がないシンプルな箱型の家である事が多いです。
軒のない箱型の家はデザイン性も高くおしゃれな見た目なので人気は高いですが、軒のないデメリットもありますので箱型の家に興味のある方は下記の記事も併せてチェックしておきましょう。
設計自由度が低い
仕様を統一する事でローコストを実現させていますのでローコスト住宅の多くは規格住宅である事が多いです。
予め用意された幾つかの間取りやデザイン、設備の中から気に入ったパターンを選んで家を組み立てていくイメージです。
その為、設計自由度は低くなります。こだわりの間取りのある方や設計に手を入れたい方は完全自由設計が可能な住宅の方が満足できます。
標準仕様の設備のグレードが低い
ローコスト住宅の標準仕様は設備メーカーの中でもグレードの低いアイテムが採用されている事が多いです。
ただし使用上は何も問題ありません。ただ最新の機器に比べると機能面や利便性で劣る事が多いです。
内装のイメージを決める壁紙や床材も安い価格帯のアイテムが用意されています。
オプションでグレードを上げる事は可能ですが費用が高くなりローコストの魅力は薄れていきますので注意が必要です。
住宅性能が低い事が多い
ローコスト住宅の場合、耐震性・耐火性・耐震性・耐久性・遮音性・断熱性などの住宅性能が低い可能性が高いです。
ただし、当然ですが建築基準法に則って設計・建築は行われますので適正基準は満たしています。
ローコスト住宅だからといって危険な家という訳ではありません。あくまで一般住宅と比べると見劣りする可能性が高いです。
メンテナンスコストが高くなる可能性
ローコスト住宅は耐久性が低い場合が多いので、住んでからの維持費が高くなる傾向があります。
外壁や屋根もそうですが採用している住宅設備なども劣化が早い場合が多いです。
住む前にかかるお金と住んでからかかるお金のトータルバランスを考える必要があります。
保証・アフターサービスが見劣りする
大手HMでは50年や60年の長期保証が一般的ですが、ローコスト住宅の場合はそこまで長期の保証がついているメーカーは少ないです。
アフターサービスに関しても対応力で見劣りします。
ローコスト住宅のデメリットを軽減する方法
ローコスト住宅のデメリットを軽減する方法をご紹介していきたいと思います。
家の形状やデザインがシンプルな問題
シンプルなデザインが好きな方は特に問題ないと思います。
ローコストでももう少し凝った形状やデザインにしたいと思っている方は、ローコスト住宅メーカー各社の建築実例を沢山見比べましょう。
以下の5軒はいずれもローコスト住宅(本体価格:1,000万円台)ですがハイセンスなデザインで建てられています。
最近はローコストでも少し凝ったデザインで建てられる会社も増えてきています。
設計自由度が低い問題
ローコスト住宅は規格住宅である事が多いですが、ある程度設計に自由度がある自由設計で建てられるローコスト住宅もあります。
用意されているプランでは満足できない方や、こだわりの間取りがある方に向いています。
自由設計の注意点として、担当営業のセンスを確認しておきましょう。
ローコスト住宅メーカーは、基本の設計を営業が行う事も多いです。その為、担当営業のセンスと合わなければ自分好みの家を建てるのが難しくなります。
デザインや質感は営業の提案力によって大きく変わってきますので、センスが合う・合わないは担当の過去の事例などを見させて貰いましょう。
規格住宅で予め用意されている間取りや外観などのプランは、今までの実績やノウハウを集めて作成をしたプランです。
施主からの満足度の高かった間取りや、動線の優れた間取りなどが用意されています。
家づくりの知識があまりなくても簡単に良い間取をつくる事が可能で、イチから作り上げていく完全自由設計よりも失敗が少ないです。
また、用意されているプランをベースに進めるので決められずに困るという事もありません。
ちなみに規格住宅でも各社の用意しているプランは様々です。
デザインが10種類、間取りプランは100種類、その他仕様決めプラン10種類など
豊富なプラン数を用意している会社も多いので、規格住宅であっても自分好みのデザインや最適な間取りで建てる事も可能です。
標準仕様の設備のグレードが低い問題
ローコスト住宅では、標準仕様だと設備のグレードが低い事が多いですが、会社毎に仕様は異なります。
例えば、ローコスト住宅を得意としているアイフルホームは、住宅設備機器業界最大手の株式会社LIXIL(リクシル)のグループ会社です。
その為、質の良いリクシル製品を安く採用する事が出来ます。
ただし、そうは言ってもローコスト住宅で全ての住宅設備を最新機種で揃えるのは難しいです。
なのでキッチンのグレードを上げる場合には、浴室やトイレの設備のグレードは我慢するといった
お金をかける箇所とかけない箇所のメリハリを付ける事がローコスト住宅では大切です。
住宅性能が低い事が多い問題
設備と同様に、ローコスト住宅で全ての性能で最高等級を取得するのは難しいです。その為、優先順位をつけて外せない性能は高い等級を目指しましょう。
ローコストでも等級を落としたくない性能は安全性と耐久性、快適性に関わる耐震等級と劣化対策等級と断熱等性能等級です。
そのぞれの等級は下記の通りです。
耐震等級3 (耐震等級1の1.5倍の耐震性能) |
耐震等級2 (耐震等級1の1.25倍の耐震性能) |
耐震等級1 (建築基準法レベル) |
劣化対策等級3 (通常想定される自然条件および維持管理条件の下で3世代(75年~90年程度)まで長持ちする対策が講じられている住宅) |
劣化対策等級2 (通常想定される自然条件および維持管理条件の下で2世代(50年~60年程度)まで長持ちする対策が講じられている住宅) |
劣化対策等級1 (建築基準法レベル) |
断熱等性能等級5 (ZEH基準相当) |
断熱等性能等級4 (H25基準相当) |
断熱等性能等級3 (H4基準相当) |
断熱等性能等級2 (S55基準相当) |
断熱等性能等級1 |
この3つの性能に関してはローコスト住宅であっても最高等級を目指したいところです。
メンテナンスコストが高くなる可能性の問題
ローコスト住宅では耐久性の低い設備が採用される事で、建ててからのメンテンナンスコストが高くなる可能性があります。
初期費用とランニング費用を合わせた生涯コストで高くなっては意味がありません。
チェックしておきたい設備は外壁材や屋根材、水回りの設備、換気設備、バルコニー(屋上)や床材・クロス・シロアリ対策
他にも外壁やサッシ・窓ガラスなどに使用されるシーリング(コーキング)
それぞれの耐用年数やメンテナンスが必要になった時のおおよその金額を確認し、
耐久性の高い設備に変えた方が生涯コストで安くなるのでしたら初期費用が増えてもお金をかけた方が良いです。
保証・アフターサービスが見劣りする問題
保証内容やアフターサポートはメンテナンスコストにも家の寿命にも関わってくる大事な部分です。
ローコスト住宅の保証で1番多いのが自社オリジナルの保証がなく瑕疵保証だけのパターンです。
瑕疵保証とは法律で定められた保証の事で、どの住宅会社でも引き渡しから10年間は保証責任が義務付けられています。
構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分の欠陥は10年間保証されます。
瑕疵保証だけの場合は10年目以降の保証がないので、もし10年目以降に瑕疵があれば修繕費は自費となります。
また定期点検の内容や頻度も確認しておきましょう。
保証内容やアフターサービスの内容は会社毎に異なりますので、契約前に詳細まで確認をしましょう。
やばいローコスト住宅メーカーを選ばない方法
ローコスト住宅に限らず、大手HMでもトラブルや不満の口コミ・評判は多くあります。
結局のところ、家づくりは自分の条件と合う住宅メーカーを見つけられるかという点がとても大切になってきます。
その為、"ローコスト住宅=やばい"という訳ではなく、正しくは自分の条件と合わなかったり、
標準仕様の性能・設備があきらかに劣っているローコスト住宅メーカーで家づくりを行った場合はやばい。という事です。
では、そうしたやばいローコスト住宅メーカーを選ばない方法、自分に合う住宅メーカーの見つけ方などを説明していきます。
◦会社をチェック
◦担当者をチェック
◦性能・施工力のチェック
◦価格をチェック
◦保証内容をチェック
会社をチェック
安心して家づくりを任せられる会社かどうかを確認します。
営業理念や哲学をチェック
家づくりへの想いや経営哲学などHPに書かれている事が多いのでチェックしてみましょう。
最近はツイッターやフェイスブック、インスタグラムで情報を発信している会社も多いのでSNSをチェックしてみるのも良いです。
倒産リスクを考える
上場している企業であれば決算書が開示されているので見ておくと良いです。
非上場の企業であれば、過去の実績(着工棟数や販売戸数実績)や売上高の推移、従業員数の推移なども参考になります。
ただ地域密着型の工務店などは年間棟数を限定していたり、もともと手掛ける棟数が少なかったりもするので
現状だけの数値ではなく、出来れば"推移"をチェックした方が良いです。
社歴も見ておきましょう。
創業から年月の浅い会社は注意が必要です。出来れば15年以上あった方が安心感はあります。
最悪、建てている最中に倒産してしまった場合でも保証が受けられる住宅完成保証制度に加入しているかどうかも確認しておきましょう。
担当者をチェック
営業担当者との相性・仕事が出来るかどうかはとても大切な項目です。
経験豊富な営業であれば、引き出しの数が多いので施主の希望を汲み取って、希望を活かしつつ予算内に抑える施策を出したり、提案力で差がでます。
後は性格が合う・合わないの単純な相性も重要です。
相性の合わない担当だと、打ち合わせの度にストレスを感じ家づくりが楽しくなくなってしまいます。
身だしなみ、話し方、質問への返答の仕方、ヒアリングの姿勢などを確認
何気ない世間話でも良いので積極的にコミュニケーションを取りましょう。
そうする事で人柄が見えてきますし、自分と合う・合わないも見えてきます。
また身だしなみや時間にルーズでないか、約束した資料を仕上げているか、競合他社の悪口ばっかり言っていないか、打ち合わせの議事録を付けているか
こちらの質問に「大丈夫です」しか言わない営業も注意です。
質問に対する返答の仕方でも色々な事が見えてきますので、分かっている事でも敢えて質問をドンドンしてみましょう。
分かりやすい言葉で説明をしてくれるか、メリットだけでなくデメリットも説明するか、
こちらからの提案が難しい場合には、代わりとなる代替え案を提案してくれるか、等々を確認してみましょう。
おすすめな方法としては、一括資料請求をすれば複数の担当者と繋がれるので、そこで全員にまったく同じ質問をする事です。
同じ質問に対する返答で色々と見えてきます。
契約を急かす営業は辞めた方が良い
「今月中に契約してくだされば○○円引きします!」等、のセリフで契約を急かす営業がいますが、そういう営業は避けた方が良いです。
営業マンが契約を急かす理由は、営業マン自身のノルマ達成のためです。
このような営業マンは自分の事、自社の事が第一優先となっています。きちんと施主の都合を第一優先に考えてくれる営業を探しましょう。
ちなみに○○円引きだとお得と思いがちですが、値引き後の価格が本来の価格である可能性もあります。
始めから適正価格で販売している会社は、値引きが一切無かったりもしますので気を付けておきましょう。
担当営業マンの能力の差は家づくりで大きな影響を与えます。
同じハウスメーカーであっても担当者が違うと結果に"差"が出ます。
なので、優秀な営業マンが担当に付きやすくなるオンライン相談サービスなどを利用しましょう。
住宅業界勤続10年以上の家づくりのプロに直接相談が出来るサービスなのですが、
担当営業マンに臨むタイプとか要望等もいう事が出来ます。
もし条件に合う住宅会社があれば、その会社にアドバイザーが要望を伝えてくれます。
紹介してもらった住宅会社が合わなければ、断りの代行もしてくれます。
アドバイザーは中立の立場なので営業をかけられる事も無いですし、無料で利用可能です。
性能・施工力のチェック
住宅性能の確認に関しては"住宅性能が低い事が多い問題"で記述した通り+ちょっとだけ追記しておきます。
施工精度に関してはお客様からはわかりにくい部分なので慎重に確認を行いましょう。
気密性能(C値)の確認
住宅性能に関しては上記で記述した通り、耐震等級と劣化対策等級と断熱等性能等級あたりは最高等級を目指したいところです。
その3つの等級以外に気密性能(C値)も確認しておきましょう。
夏涼しく、冬暖かい年間を通じて快適な家にするには断熱性能だけが優れていても実はあまり意味がありません。
断熱性能が高い家であっても、すき間だらけの家(気密性能の低い家)だったら外気の影響を受けやすくなり、快適な家とはなりません。
その為、断熱性能は必ず気密性能(C値)とワンセットで考えるようにしましょう。
C値は、専用の機器を使って現場で測る実測値です。事前にC値がいくつになるかは分からないので、過去に建てた住宅の平均C値などを尋ねて判断をしましょう。
当サイトで、年間を通じて快適な住環境を保つために必要なUA値(断熱性能)とC値(気密性能)は、UA値はZEH基準を満たす値(断熱等性能等級5)、C値は0.7以下と定めています。
UA値、C値に関しての詳細は別記事にまとめてありますので、気になる方はご覧ください。
ちなみに気密性能は施工が雑だと良い数値を確保できません。
まぁ、正確には構造・工法の違いや断熱の仕方や形状の違いなどで気密性の確保のしやすさが変わるので、気密性が悪いのが全て施工が雑だからという理由ではありませんが
気密性を高めるには施工精度が高くないといけない事には変わりないので、平均C値の優れた会社は施工精度が高いと判断する事が出来ます。
耐震性能や断熱性能の性能等級、キッチンや浴室、トレイ等の設備のグレードや見た目、外観や内装のデザイン
ライフスタイル別におすすめする間取りプランなどは必ず各社の最新カタログで比較をしましょう。
各社のHPを見ても分かりづらかったり欲しい情報が書いていなかったりもします。
特にUA値、C値はHPに書いていない事が多いです。
その点、住宅カタログには住宅会社を選ぶために必要な情報がバッチリ載っています。
どういった外観・内装のデザインなのか。キッチンや浴室の見た目などは実際の画像を見ないとイメージしにくいと思いますが
カタログだと沢山の画像付きで載ってあるのでデザインの比較もしやすく、具体的にその家で生活を送るイメージもわいてきます。
その為、住宅会社を選ぶ時には必ず最新カタログに載ってある情報で比較・検討するようにしましょう。
play_circle 最新カタログはこちらから無料で貰えます。第三者検査の有無
施工が始まって施主が現場に確認をしに行っても素人目には正しい施工がされているのかどうかの判断は難しいものです。そんな時に役立つのが正しい施工が行われているのかを検査する専門機関です。
第三者検査のある住宅メーカーであれば施主も安心できます。社内検査だけで第三者による検査を実施していない場合は実費になってしまいますが第三者検査をお願いする事もできます。
住宅性能表示制度を活用する
消費者の利便性を考えて、住宅性能を等級や数値で簡単に確認が出来るようにした制度を住宅性能表示制度と言います。
この制度を活用すれば、国から認定を受けた第三者評価機関が施工現場に赴き、正しい施工が行われているかをチェックして住宅性能を評価してくれます。
住宅性能表示制度は10分野32項目に関して表示をする事が可能です。
10分野 | 主な評価内容 | 主な項目 |
---|---|---|
①.構造の安定 (★) | 地震・風・積雪に対しての建物の強さを評価 | ・耐震等級(3~1) ・耐風等級(2~1) ・耐積雪等級(2~1) |
②.火災時の安心 | 火災の早期発見のしやすさ、外部からの延焼に対する耐火性を評価 | ・感知警報装置設置等級(4~1) ・脱出対策(3階以上) ・耐火等級 開口部(3~1) 開口部以外(4~1) |
③.劣化の軽減 (★) | 柱や土台の劣化の進行を遅らせるための対策を評価 | ・劣化対策等級(3~1) |
④.維持管理・更新への配慮 (★) | 排水管・水道管・ガス管の点検・清掃・修繕のしやすさを評価 | ・維持管理対策等級(3~1) |
⑤.温熱環境・エネルギー消費量 (★) | 建物の冷暖房を効率的に行う為の断熱などの省エネ対策を評価 | ・省エネルギー対策等級 ┗断熱等性能等級(5~1) ┗一次エネルギー消費量等級(6~4,1) |
⑥.空気環境 | 室内への有害物質の発散量、換気対策を評価 | ・ホルムアルデヒド発散等級 内装(3~1) 天井裏等(3~2) ・換気対策 ・室内空気中の化学物質の濃度等 |
⑦.光・視環境 | 室内の明るさを、部屋の広さに対する窓の大きさの割合で表示 | ・単純開口率 ・方位別開口比 |
⑧.音環境 | 開口部の遮音性能や、共同住宅の上下又は隣接する住戸への音の伝わりにくさを評価 | ・透過損失等級(3~1) (遮音性) |
⑨.高齢者への配慮 | 高齢者や子供が暮らしやすいよう、バリアフリーの程度を評価 | ・高齢者等配慮対策等級(5~1) |
⑩.防犯 | 犯罪者が住宅に侵入しないよう、開口部に対策がとられているかを評価 | ・開口部の侵入防止対策 |
住宅性能評価は2回に分けて行われます。
1回目は設計図書の評価です。設計の段階で図面を元に住宅性能を評価します。これを「設計住宅性能評価」と呼びます。
2回目は施工段階・完成段階の検査です。現場チェックを行い住宅性能を評価します。これを「建設住宅性能評価」と呼びます。
建設住宅性能評価は合計4回(基礎の配筋工事完了時、構造躯体の工事完了時、内装下張り工事の直前、竣工時)行われます。
住宅性能表示制度を活用すれば、国から認定を受けた第三者評価機関がきちんと設計・施工がされているかを確認してくれるので安心です。
住宅性能表示制度のこの項目とこの項目は最高等級でお願いしたいと注文が出せる住宅会社もあります。
ただし、標準仕様で注文した性能に達していない場合には等級を満たす為に追加の費用が発生するので注意が必要です。
ちなみに、住宅性能表示制度を活用する場合の費用相場は10万円~20万円程度です。
価格をチェック
「A社の方が数百万円安かった…」「最初に話していた金額と全然違う!」
なんて事がないように契約の前に確認をしておきましょう。
相見積もりを行う
注文住宅には定価がありません。その為、複数社から見積もりを取る事で初めて適正価格が見えてきます。
また他社の見積書は、オプションのサービスだったり値段交渉だったりの時に役に立つので取っておいて損はありません。
総額を考える
注文住宅にかかる費用は大きく分けると「本体工事費用」「付帯工事費用」「諸費用」の3つです。
一般的には本体工事費用が7割。残りで3割程度だと言われています。
例えば、見積書の金額が1,500万円であっても、それが本体工事費用だけであれば、総額は約2,000万円位必要になります。
提示額や見積もり額がどこまでの範囲を含めた金額の事なのか確認しておきましょう。
オプション料金に気を付ける
ローコスト住宅はオプション費が割高です。
あれもこれもオプションで追加していくとローコストでない価格になってしまいます。
オプションを採用する場合には幾らかかるのかを確認しておきましょう。
保証・アフターサービスをチェック
ローコスト住宅メーカーは大手HMと比べた時に保証内容が劣っている事が多いので注意が必要です。
品確法で定められた10年保証の延長は可能か
「住宅品質確保促進法」(通称:品確法)という法律で、販売者は新築住宅の引き渡し後10年間は瑕疵担保責任を負う必要があります。
つまり10年間の保証はどこの会社でも最低限の義務として定められています。
確認しておきたい点はこの10年目以降の保証をメーカー独自の制度として用意しているかどうかです。
10年目以降の保証の延長が可能かどうか、延長の為の条件の確認を行いましょう。
品確法で定められた保証外の保証
法律で定められている保証はあくまで「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」です。
例えば、壁紙や建具の建付けなどは範囲外です。
またシロアリ被害も外来からの作用によるものなので瑕疵保証の対象外となります。
法律で定められた保証以外の部分もきちんと保証がされるプログラムがあるかどうかの確認も行いましょう。
定期点検の内容・回数
保証プログラムとは別にほとんどの住宅メーカーで無料定期点検を実施しています。
こちらも保証内容と同様に会社毎に定期点検の内容や回数・頻度は変わってきますので忘れずにチェックをしておきましょう。
住宅メーカーの中には点検やアフターメンテナンスを専門に扱う部署や子会社、もしくは外部の会社が実施をするところもあります。
専門的な部署があるところは技術的な面で安心感があります。中率的な立場にある第三者による点検も安心感があります。
【ローコスト住宅はやばい?】のまとめ
ローコスト住宅でよくあるトラブルや、ローコスト住宅のデメリット、デメリットを軽減する方法など
長文でご紹介させて頂きましたが、何が言いたかったかと言えば【ローコスト住宅≠やばい】という事です。
ローコスト住宅だから欠陥住宅になりやすい事も無いですし、ローコスト住宅だから施工が雑という事もありません。
やばい資材を使ってるからローコストで建てられる訳でもありません。
一括大量仕入れや一括加工で原価の抑制、規格化による作業の効率化で人件費を、
他にも広告費の削減や、維持費の削減など様々な企業努力でローコストを実現させています。
なので、ローコスト住宅を検討されている方は安心して家づくりを進めて大丈夫です。
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